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小池百合子都知事VS森喜朗会長「東京オリンピック抗争」第2ラウンド勃発!!

[週刊大衆2016年11月14日号]

小池百合子都知事VS森喜朗会長「東京オリンピック抗争」第2ラウンド勃発!!

「お・も・て・な・し」と美人キャスターがアピール。4年に一度の祭典はかくも「ど・ろ・じ・あ・い」!!

「小池は、殺されるかもしれませんよ」 与党関係者が、こう声を潜めて語るのも無理はない。バトルは激化するばかりなのだ。「10月18日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来日し、小池百合子東京都知事(64)と会談。小池氏が進める、コスト削減を主とした東京五輪の“再点検”をやり過ぎだとイチャモンをつけたんです」(全国紙政治部記者)

 確かに、小池氏の本気は激ヤバだ。「都知事就任直後の8月9日、小池知事は速攻で“調査チーム”を結成。9月29日、同チームは、“現状では五輪開催費は最大3兆円超となる”という報告を上げたんです。中でも、ボート会場の『海の森水上競技場』(整備費491億円)、水泳の『オリンピック・アクアティクスセンター』(同683億円)、バレーボールの『有明アリーナ』(同404億円)の3施設は、建設中止も含め、抜本的に見直すべきとブチ上げました」(前同)

 だが、そうは問屋が卸さない。東京オリンピック・パラリンビック競技大会組織委員会会長言うなれば“東京五輪のドン”森喜朗氏が、「本当に都が見直しをするなら大変なことになる」と全面対決の姿勢を見せて立ち塞がったのだ。これにて抗争は勃発――。

「バッハ会長の来日は以前から決まっていたが、それは、スポーツに関する国際会議出席のため。小池知事との会談は直前に決定したもので、会談の目的が“小池VS森”の調整にあったことは間違いない」(民放局報道ディレクター)

 結果、彼の介入が、小池氏VS森氏の「東京五輪抗争」を、さらなる泥沼へと導き、第2ラウンドの幕開けを告げることになろうとは、知る由もなかった。「森さんとバッハは、ツーカーですからね」と衝撃の発言を繰り出すのは、都庁関係者。永田町が騒然となった記事のコピーを片手に、こう続ける。

「小池氏とバッハ会長が会談した18日、朝日新聞が報じたのが、IOCがボート競技の“韓国開催案”を考えているということ。小池氏が、ボート会場(『海の森水上競技場』)整備の見直しを声高に叫ぶ中、それに横槍を入れる形となったんですが、実は、この記事、森さんがIOC側と一計を案じて、朝日新聞にリークしたという話なんです」

 油を注げば、火は燃え盛る。対する小池氏は、「なぜ、日本が勝ち取った東京五輪の会場が韓国!? 国益を犠牲にしても、森さんは私を潰したいのか!?」「なぜ、よりによってリーク先が慰安婦問題大誤報の朝日なの!?」と怒り心頭だという。

 森氏の“火炎瓶”投下はさらに続く。10月20日、東日本大震災、熊本地震の被災地を回る“聖火リレープラン”をブチ撒けた。「小池さんは、競技会場を東京から東北へ変更することなどで“復興五輪”として盛り上げようとしていますが、それに対抗してのことでしょう。森氏は、会場を変更する意思はないので、聖火リレーで収めたい。となると、IOCの内規での“聖火リレーは上限100日、ルートは一筆書き”に収まらない可能性もあるが、森氏は緩和をIOCに要請済みだというんです」(前出の政治部記者)

 バッチリの根回しに対し、バッハ会長は検討の姿勢を見せ、「森氏から圧力をかけられた」とジョークで応酬。「ミスターヨシロウ(森会長)は、私の弟と呼んだほうがいいかもしれない」と、蜜月ぶりをアピールしたのだった。

「さらに、バッハ会長は、安倍晋三首相との会談の中で、“被災地(福島)でイベントをやりたい。日本で非常に人気の高い野球も選択肢の1つ”と、森氏の“小池劇場封じ込め”に、露骨に加担するプランまで口にしています」(前同)

 結局、バッハ会長の来日の目的は、「“調整”というより森会長へ“肩入れ”」(同)だったのだ。五輪組織委関係者が言う。「バッハ会長の裏で動く“軍師”は、IOC副会長のジョン・コーツ氏。かつてはボートの選手で、国際ボート連盟の評議委員も務めた“ボート界のドン”です。バッハ会長はお飾りで、コーツ氏が操る“傀儡政権”という話もある。小池都知事は、それほどの実力者を相手にしなければならないんです」

 援軍を得た森氏は勢いづき、攻勢を強めるばかりだが、元をたどれば、小池氏は森氏の派閥「清和政策研究会」に所属していた“直属の部下”だった。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「小池さんは、政治家としてのキャリアを日本新党からスタート。その後、新進党、自由党、自民党と渡り歩いてきたため、“政界渡り鳥”と揶揄する向きもあります。森さんにすれば、そんな小池さんを“うちの派閥で拾ってやった”との思いがある。ところが、2008年の自民党総裁選で、森氏が麻生太郎氏を推していた折、調整を気にすることなく、小池氏は自ら出馬。森氏は激怒し、以降、小池さんを冷遇し続けました」

 2人のバトルは約10年前から始まっており、そもそもは私的な怨念によるところが大きいという。だからだろうか、この「東京五輪抗争」は止む気配もない。

「小池さんは、知事になる前から“復興五輪”、そして五輪のコスト削減をやろうとしていて、遠藤利明五輪担当大臣(当時)にも会っていたんです。こうした万全の準備に加えて、現在は80%以上の支持率がありますから、一歩も引かないと私は見ています」(前出の鈴木氏)

 確かに、舌鋒の鋭さは衰えることはない。その裏で、「小池氏は森氏の恥部を探っていると、もっぱらです」と言うのは、前出の都庁関係者。「10月8日、東京都は、東京五輪時、国内外の報道陣の拠点となる東京国際展示場(東京都江東区)の増改築工事の入札を行ったところ、清水建設のJV(ジョイントベンチャー=共同企業体)が、330億4800万円で落札したんです」(前同)

 これだけなら、まったく何も問題はないが、「4つのJVが手を上げ、入札額が最も高かったのが清水。最低のところとは、約34億円もの差があった。ところが、他の3つのJVより、技術点が非常に高かったことから逆転となった。だが、他の3JVの1つは、今の東京国際展示場を建てた間組(安藤ハザマ)。技術力に差はないはず。そこで、小池氏サイドは、森氏と清水建設の蜜月を疑っているようです」(同)

 元労働大臣で、先の都知事選に立候補し、森会長を徹底追及した山口敏夫氏はこう語る。「アンフェアもある政治の世界にいた森さんが、その対極のフェアプレーが求められる東京五輪委員会トップに就けば、いろんな疑惑や問題も出てきて当然です。ですから、森さんやバッハがいくら文句を言おうが、新しい大会組織委員会を作り、森さんが会長に就任して以降の包括的検証をすべき。国民は、それを求めているんです。小池さんが、2000億~3000億円のコスト削減をしても、画龍点睛を欠く。それだけでは、小池さんの支持率は年内に50%以下に落ちるでしょう」

 小池氏の次なる一手は、何か――。

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