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タイ、フィリピン、ミャンマー…“40代からはじめる”東南アジア転職ガイド

[ヴィーナス2016年11月04日号]

タイ、フィリピン、ミャンマー…“40代からはじめる”東南アジア転職ガイド

 東南アジアで人生が変わる! 事情通が語る各国の事情!!

 現在、日本は慢性的な不況。誰しもリストラや倒産で、いつ路頭に迷ってしまうかもしれない。そんな中、最近、東南アジアに移住して新たな人生を切り拓こうという人が増えてきた。

 今回は、東南アジアに関わって20年、自らもタイで6年間ほど生活した経験を持つライターの高橋修史氏に、“東南アジア転職”のトレンドを聞いた。「台湾はともかく、韓国、中国では反日感情が高まるようになってきましたよね。そこへいくと、東南アジアはすべてが親日国といっていいほどなんです」

 高橋氏は移住&転職にオススメの国を、いくつか挙げてくれた。「今一番熱いのは、なんといってもミャンマーです。今まで国が閉じてたんで、前のめりに受け入れてますね。最近、初めて証券取引所が開設されたことで話題になりましたし、日本の大手銀行も多数進出しています。人口も6000万人を超えて、これから経済成長の余地がかなりあります」

 今、起業を考えるのなら、リオオリンピックにマラソンで出場した芸人が帰化した国もチャンスだという。「意外な狙い目としてはカンボジアです。“とにかく雇用を作ってほしい”という国策なので、タイなんかと違って、今は100%外国資本で企業を立ち上げられる状態なんです」

 そして、やはり、“飯が美味い”“女の子が可愛い”“生活費が安い”と三拍子揃ったのは、あの国。「安定して一番オススメできるのは、やはりタイですね。タイ人は敬虔な仏教徒だということもあって、“遠慮”の概念がある。日本人に近いので、接しやすいです。別の言い方をするなら、民度が高い。また、日本企業が進出してることでも分かる通り、インフラが整っているので普段通りの“日本クオリティ”で起業できることも利点です」

 ただし、高橋氏いわく、「3年ぐらいで南国ボケしてくる」ので、将来の日本復帰を考えるなら「5年までにしたほうがいい」という。それほどまでに、魅力的な国ということだろう。

 そして、日本でもおなじみのフィリピンは魅力的だが、落とし穴も多い国として要注意な場所だという。「フィリピンも人気の国ですが、マニラの治安はアジアでも飛び抜けて悪いですから要注意です。現地の日本人に騙されたという例はいくらでもあるので、フィリピンに行くなら現地の信頼できるパートナーが必須です」

 治安という観点からは、他にもインドネシア、マレーシアなどのイスラム教圏は近年のIS問題が影を落としているので、要注意とのこと。「これはどこでも共通なんですが、起業に当たっては信頼できる現地人のパートナーを見つけることが不可欠です。そういう意味で、奥さんも現地人であるに越したことはないんです。成功した日本人は、ほぼ例外なく現地人のパートナーを持っています。悪い輩が寄ってきても、奥さんが現地人なら向こうもすぐ引き上げますから、その点、心強いですよね」

 ただし、タイ、フィリピンの両国に共通して、女性パートナーには注意点が。「とにかく嫉妬深くて直情型なので、浮気なんかのトラブルが起きた場合は覚悟したほうがいい。向こうでは“アベサダ事件”なんて日常茶飯事(笑)。現地では家も車も名義が奥さんになるので、離婚と同時に身ぐるみ剥がされて、現地でホームレスなんて例も多いですよ」

 高橋氏は最後に、人生の新天地としての東南アジアに臨むうえでの注意点を。「失敗するのは、“上から目線”の人ですよね。外国に来ているのに、日本を持ち込む人は、やはりうまくいきません。同じ人間ですから、見下すような態度は、すぐ伝わりますよ」

 東京で広告代理店を経営する竹下氏は、フィリピン人女性と交際するなど、大のフィリピン好き。それが高じて、今年の7月からフィリピンのイムス市でレストランを経営することになった。46歳での挑戦である。“フィリピンで日本人が飲食店を開業”と聞くと和食レストランを想像してしまうが、彼が始めたのは「フィリピンレストラン」。現地スタッフを使って、現地人のためのレストラン「ミックス・シズラーズ」をオープンしたのだ。

「日本食は、もうすでに大手企業が進出してきていますから、なかなか太刀打ちできませんよ」 現在、フィリピンは空前の“トンカツブーム”。「さぼてん」「まい泉」など、有名店がこぞって進出している状況なのだ。「ウチは日本食のメニューもあまりないから、日本人がオーナーだって気づかないと思います」

 調理と店の経営は、竹下氏が日本で見つけた信頼のできるフィリピン人スタッフ。「本当は彼らと日本でフィリピンレストランを始める予定だったんですが、いざ見積もりを取っても簡単に1000万円はかかってしまう。そんなとき、フィリピンのカビテ州イムス市でショッピングモールができるという情報をつかんだんです。そこで宙に浮いていた企画とスタッフを連れて参入しました。それでも経費は日本の半分以下でした」

 現地向けだけに1食500円程度と客単価は安いものの、開店2か月で、すでに利益が出るほどの好調なスタートだという。「フィリピンって今年、人口が1億人超えたんですよ。平均年齢も24歳くらい。そう考えると経済の状況はよくなっていくばかりですからね。たとえば500円のものを5000万人に売れれば、もう“人生上がり”ですよ(笑)」

 現在の仕事は日本とフィリピンで3対1くらいの比率だが、見込みから考えると、フィリピンの比率が上がってきそうとのこと。「簡単にいうと、これからの人口が減っていく日本で商売をしていくには、手もみしたり、頭下げたり、辛いことをしていかないといけない。でも、もう20~30代じゃないですから、そういうのはしたくないじゃないですか?」

 将来を見越しての、フィリピン進出。今後は、同店のノウハウをフランチャイズ化していく予定だという。「今なら、450万円くらいで一つの店舗ができます。こっちで始めたいっていう出店希望者がいたら、ぜひ連絡ください」

 東南アジアで人生を変えてみたい方は、挑戦してみてはいかがだろうか?

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