日刊大衆TOP トレンド

知って得する! トクホ&サプリ、目からウロコの「健康ウラ技」

[週刊大衆2016年11月28日号]

知って得する! トクホ&サプリ、目からウロコの「健康ウラ技」

 コンビニやスーパーで様々な商品を目にするが、飲むだけ、食べるだけで身体の気になる部分を改善できるお役立ち法!

 現在の日本で、数多くの商品が発売されているトクホ(正式名称は「特定保健用食品」)。これは、医薬品ではないものの、個々の商品ごとに消費者庁長官から許可を受けて、健康を保つための効果を表示することができる食品のことだ。ビタミンやミネラルを基準量の範囲内で含む「栄養機能食品」、企業の責任で効果を表示した「機能性表示食品」の2つを併せた3つを、「保健機能食品」という。これに対してサプリメントは、効果や機能性を謳えないものの、栄養補給を補助するためのもので、一般食品の中に含まれる。

 現在、これらの商品は数が多く、トクホだけでも1200にも達する。市場は3兆円にも膨れ上がり、コーヒーやノンアルコールビールなど多種多彩。飲むだけ、食べるだけの手軽さからも、中高年世代には身近な“体の味方”と言える。

 しかも、トクホやサプリに精通する『タムラ薬局』(千葉県市川市)の代表薬剤師で、医学博士でもある田村哲彦氏は、「お客様の中には、当店で扱う医薬品よりトクホやサプリのほうがよく効くという方もいらっしゃいます」と言うのだ。たとえばフランスでは、前立腺肥大で尿の出が悪い人向けにノコギリヤシの成分が含まれた医薬品が処方されるというのだが、「日本でノコギリヤシは医薬品として扱われていないので、サプリとして使用することになります」(前同)

 そのため、病院に行かずとも、このサプリを使うことで、同程度の効果が期待できるというわけ。また、「コレステロールを下げる医薬品としてスタチンがありますが、これは、老化を防ぐコエンザイムQ10を体内で大きく減少させる副作用があります。一方、コレステロールを下げるサプリとしてベニコウジカビから抽出した成分もありますが、これはコエンザイム成分を阻害しないのです」(同)

 医薬品よりも、トクホやサプリのほうが健康リスクを低減する例もあるのだ。「ただし、サプリは国のチェックを受けていないので、どうしても品質差が生まれ、安全性が保証されていません。さらに、特定の成分を多量に摂ることで、副作用のリスクもある。一方、トクホは効能がハッキリしていて一日の摂取量も明記されている。安全性も高いと言えます」(同)

 商品が多彩なトクホだが、実は「お腹の調子を整える」などの効果に、「骨の健康が気になる」「歯を丈夫で健康にする」の2つを加えた7つの分類しか存在しない。「眼精疲労」「精力減退対策」「前向きに生活する」など、サプリがあらゆる健康不安に対応するのとは対照的だ。

 逆に言えば、対象が限定されているからこそ、効果が期待できるトクホ商品。中でも、お腹の調子を整える商品に関して、前出の田村氏はこうアドバイスする。「基本的に、オリゴ糖、乳酸菌、食物繊維のそれぞれを含む3種類に分けられます。乳酸菌を多く含む商品が腸内に善玉菌をただ送り込むものなのに対し、オリゴ糖を含む商品は善玉菌のエサを与えます。つまり、腸内環境を根本的に整えるという意味を持っています。なので、私はオリゴ糖を含むトクホがお勧めです」

 また、コレステロールを低下させる商品は大きく6種類に分かれるというが、田村氏は「大豆たんぱく質」「ブロッコリーやキャベツ由来の天然アミノ酸」「茶カテキン」の3種類が含まれる食品を推奨する。「あくまで比較の問題ですが、他の成分が体に蓄えられるコレステロールをカットするのに対し、この3種類は代謝に働きかけ、やはり根本的な部分に働きかけるのです」(前同)

 さらに田村氏は、こうもアドバイスする。「個人個人の体調や事情によって、最適な商品は変わります。ですから、迷った場合は店の薬剤師や食品保健指導士に聞いてください。そのとき、きちんとした返事がない店では購入しないほうがいいですね」

 では、トクホとは違って、あらゆる健康の悩みに対応してくれる一方で、安全性に国や専門機関の担保がないサプリをうまく利用するには、どうしたらいいのか。田村氏は日本のメーカーが製造するサプリのほうが、外国製より無難だという。

「たとえば血流を促進するビタミンEのサプリの場合、日本では1錠100ミリグラムの含有量が相場ですが、米国製では1000ミリグラム含んでいたりします。そうした製品の利用時に出血し、血が止まらなくなってしまったケースもありますからね」

 さらにサプリの飲み方については、個々のサプリを選ぶ前に、まずは「ベースメントサプリメント」を飲むことを勧めるのは、『サプリメントバイブル』(枻出版社)の著書もある、サプリメント会社『つくばアソティック・フーズ』の神崎良太郎代表だ。「演劇に脇役が必要であるように、成分が効果を発揮するためには、それを生かすべース、つまりビタミンやミネラルなどの栄養素が必要です。具体的には、マルチビタミンやマルチミネラルを飲んでほしいです」

 神崎氏に、加齢とともに誰もが感じる慢性疲労に効果的なサプリを尋ねると、「現代社会の疲労は、老廃物の排泄不全が大きな原因である場合が考えられます。特に、現代社会においては体内での酸素消費量のうち20%を占める“脳”が重要なので、脳全体を正常にするコンセプトを謳ったサプリが好ましいですね」

 疲労時にエナジードリンクを飲む人も多いだろうが、「カフェイン成分などで一時的に覚醒させるに過ぎないものも多く、その結果、さらに疲労が蓄積されることもあるので、注意が必要です」(前同)

 また、タバコが生活に欠かせない人には、「タバコを1本吸うと50ミリグラムのビタミンCが消費されるのですが、ビタミンCには強い抗酸化作用があります。なので、多くの種類の抗酸化物質を含むサプリメントを摂ることで、喫煙によるダメージを少しでも低減してほしいです」(同)

 さらに、神崎氏は「サプリとトクホは、まったくの別物」として、こう話す。「トクホは体の不調に合わせて、一時的な回復を狙って使用し、サプリは慢性的な日常の不調を整えるために使用してほしいですね」 ちなみに、機能性表示食品は今年4月に導入され、今後、最も商品が増える分野と考えられるという。

「サプリと同様に、あらゆる効果を謳うことができますが、企業は消費者庁に届け出をするだけで、個別の許可を受けるものではありません。なので、キャッチコピーに踊らされず、提供企業の実績や信頼性を見極めながら使用する必要があります」(医療ライター)

 年齢とともに増える体の悩み。身近で手軽なトクホ&サプリを利用して、改善に役立てていただきたい!

知って得する! トクホ&サプリ、目からウロコの「健康ウラ技」

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.