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安倍首相も青ざめる? 菅義偉官房長官VS二階俊博幹事長「影の総理バトル」

[週刊大衆2016年11月28日号]

安倍首相も青ざめる? 菅義偉官房長官VS二階俊博幹事長「影の総理バトル」

 まさか、まさかの急転直下。11月2日、かつて郵政民営化に反対して自民党を除名されていた綿貫民輔元衆院議長が復党した。だが、この世の栄華を謳歌する自民党の勢いを表すものかと思うのは早計で、「これは、菅義偉官房長官と二階俊博幹事長が、党内の覇権を争っていることの現れですよ」(全国紙記者)

 菅氏は、安倍晋三首相の女房役であり、政権の要。一方の二階氏は、谷垣禎一前幹事長の後任として8月から現職に就く党の要。両者とも、安倍自民の“影の総理”ともいわれる実力者だ。「二階さんは党内で4番目に大きい二階派の領袖。本来は反安倍派ですが、その豪腕を見込まれて、首相から党内の調整を任されています。ところが就任から4か月、その手腕が“強引すぎる”との批判も飛び出しています」(前同)

 10月25日、二階氏は、かつてみんなの党代表で、現在は無所属の浅尾慶一郎衆議院議員を、「自民党・無所属の会」に入会させたが「対する菅さんの“浅尾嫌い”は知らぬ者がいないほど有名。喧嘩を売っているも同然です」(同)

 菅氏と浅尾氏には、浅からぬ因縁がある。かつて神奈川県連の会長を務めていた菅氏は、2003年、自民から神奈川県知事選に出馬を希望していた浅尾氏のために奔走したのだが、「土壇場で一方的に出馬をやめ、菅氏の調整をすべて無にしてしまった。その後もろくに謝罪がなく、今も絶縁状態」(県連関係者)

 しかもその浅尾氏、自民を捨てみんなの党に走りながらも、安倍政権の今の勢いを見て、今夏の参院選では自民党復帰を目論んでいたという。しかし、「恨み骨髄の菅さんは復党を認めなかった。その浅尾さんが、二階さんの手引きで自民会派に入るわけですからね……」(前同)

 そもそも二階氏は、幹事長就任直後から、菅氏との対立構図を鮮明にしていた。9月14日、二階幹事長は翁長雄志沖縄県知事と面談すべく沖縄県庁を訪問。菅氏主導で進められてきた、政府の沖縄対応にケチをつけた格好になったのだ。「それまで、国と県で訴訟合戦を行うなど険悪な雰囲気だった中、二階氏の姿勢を翁長知事は歓迎したうえで、“(政府は)信頼の構築で配慮がない”“首相官邸とはなかった自由闊達な意見交換ができそう”と発言。菅さんを痛烈に批判した形となり、顔に泥を塗りました」(自民党関係者)

 そんな武闘派幹事長の戦意をかきたてるのが、来年初頭と噂される解散総選挙。冒頭の綿貫氏のみならず、鈴木宗男氏の長女・貴子衆院議員や、松本剛明元外相と渡辺美知太郎参院議員を続々と二階体制下で自民会派入りさせているが、「この面々は後々、二階派の“構成員”になるとされています。次回総選挙で自民の基盤を維持したうえで、自派閥の拡大を狙っていますから。事実、自民党外にも二階派の議員を2人抱え、彼らの自民入りも目論んでいる。二階氏はタフです。一方の菅さんは現在、派閥に属していません。二階氏は勢力を背景にして、安倍首相に二者択一を迫る日が来るかもしれません」(前同)

 水面下の攻防に、安倍首相は青ざめるのみ?

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