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「大谷翔平世代」がプロ野球界を席巻する! “最強94年組”の逸材たち

[週刊大衆2016年12月12日号]

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「大谷翔平世代」がプロ野球界を席巻する! “最強94年組”の逸材たち

 圧倒的な力で先陣を切る二刀流に遅れじと続く同世代の猛者たち。新顔も交えた“球界天下獲り”は第2幕へ、いざ各々抜かりなく!

 2016年のプロ野球で最も話題を集めたのが、日本ハムを日本一に導いた二刀流エース・大谷翔平であることは、多くのプロ野球ファンが認めることだろう。「プロ4年目の今年は、まさに大谷の年でした。“二刀流”を貫いて自身3度目の二ケタ勝利となる10勝、22本塁打、104安打と、投打の中心として活躍。日本シリーズでは日本記録を更新する時速165キロの球を投げ、国際試合では東京ドームの天井に突き刺さる大飛球を打ち、常に話題の中心にいましたからね」(スポーツ紙デスク)

 この大谷と同じ1994年度生まれ、現在21~22歳の世代が現在、球界を席巻しつつある。「球界には数年に一度、優秀な選手が大量に現れる、いわゆる“当たり年”があります。大谷の世代もそう見ていいでしょう」(前同)

「◯◯世代」という名称が生まれたきっかけは、80年生まれの「松坂世代」。松坂大輔(現・ソフトバンク)、藤川球児(阪神)、杉内俊哉(巨人)、和田毅(ソフトバンク)と綺羅星のごとき面々が揃い、球界の一大勢力として君臨した。これに続くのが、88年生まれの「マー君世代」。田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)、坂本勇人(巨人)、石川歩、大嶺祐太(ロッテ)、福井優也(広島)など、メジャーから日本球界の中心選手がズラリ。

 ちなみに、この世代はもともと、田中のライバルであった甲子園の優勝投手・斎藤佑樹(日本ハム)の名前を取って、「佑ちゃん世代」とか「ハンカチ世代」といわれていたのだが、斎藤の失速、田中の台頭とともに、いつの間にか、その呼称は消えてしまった。「確かに、何年か周期で優秀な選手が集まる年はありますね。特に近年、この間隔が徐々に短くなっているような気がします。決して偶然ではなく、トレーニング方法の進化などによって、アマチュア野球の指導が向上した結果でしょう」(野球評論家の黒江透修氏)

 また、松坂や田中など飛び抜けた選手の存在が同世代のライバル心に火をつけ、全体のレベルが向上する効果もあるようだ。そんな「大谷世代」を、大谷本人とともに牽引するのは、阪神のエース・藤浪晋太郎だろう。

 高校時代から、大谷とは自他ともに認めるライバル関係だった藤浪。今年は7勝11敗と勝ち星に恵まれなかったが、26試合169.0回を投げ、防御率3.25、176奪三振と、決して悪い数字ではない。「ある意味、藤浪は、リーグ最低のチーム打率(.245)を記録した阪神の“貧打”の犠牲者。彼ばかりを責めるのは間違いです」(前出のスポーツ紙デスク)

 コンスタントに150キロ以上の速球を投げ、多彩な変化球にも定評のある藤浪。来季、巻き返しを図るチームのエースとして、ぜひ意地を見せてほしいものだ。

 大谷、藤浪のように高卒1年目から活躍したわけではなく、4年目の2016年に大ブレイクしたのが、広島カープの鈴木誠也。彼を一躍有名にしたのが6月の対オリックス3連戦だ。サヨナラ、サヨナラ、決勝ホームランと3試合連続で試合を決める本塁打を放ち、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。緒方孝市監督が彼を評して言った「神ってる」は、今年の流行語大賞にノミネートされた。

 15年シーズンからロッテの正捕手となった田村龍弘も、大谷世代の一人。もともとリードには定評があったものの、15年の打率は.170と、打力のほうは芳しくなかった。

「ところが、今年は大変身。6月にパ・リーグ打者部門の月間MVPを受賞するなど“打てる捕手”へと脱皮を図り、最終的には.256の打率を記録。侍ジャパンの正捕手としても実力を期待されるほどに成長しました」(専門誌記者)

 もう一人、藤浪と同じ阪神の北條史也も見逃せない。「これまで一軍での出場機会はほとんどなく、目立ちませんでしたが、今年は“超変革”を打ち出した金本知憲監督の期待に応えて開幕から活躍。打率.273、安打数105本を記録しました。これらは高卒4年目以内の選手のものとしては決して悪くない数字です」(前同)

 出塁率はリーグ20位の.341と選球眼の良さも垣間見せ、今年大きく飛躍した北條。藤浪同様、来季の巻き返しの原動力として期待大と言える。さて、注目すべきは彼らだけではない。実は、今年10月のドラフトにかかった大学4年生の選手のほとんどは、94年生まれの「大谷世代」なのだ。

 まずは、広島、日本ハム、巨人、ソフトバンク、ロッテの5球団が1位指名、ソフトバンクが指名権を獲得した大学ナンバーワン投手の田中正義(創価大)。「3年生だった15年7月のNPB選抜戦では、圧巻の7者連続奪三振。その時点で、プロでも通用する逸材との評価を得ていました。一時、肩を故障するまでは、12球団すべてが1位指名するともいわれていました」(スポーツ紙デスク)

 間違いなく、現時点では新人王の有力候補ナンバーワンだろう。「ただ、大学球界レベルならストレートとフォークだけで三振を稼げたものの、プロでやっていくには、スライダーかカーブをマスターする必要があるでしょうね」(ある球団のスカウト)

 その次の注目株は、1位指名に敗れた5球団が「外れ1位」に指名する前代未聞の事態を生み、最終的にロッテが指名権を獲得した佐々木千隼(桜美林大学)。首都大学リーグで菅野智之(現・巨人)に並ぶ53イニングの連続無失点を記録した、簡単に得点を許さない粘りの投球が身上だ。

 次に、ゲームメイクという点で「田中、佐々木以上」との評価を得ているのが、中日とDeNAの競合となり、中日が指名権を獲得した柳裕也(明治大)。「実は、横浜高校時代に阪神がマークしていたんですが、甲子園の出場を逃したことで阪神が興味を失い、大学に進学。その後、大学で心技体を磨き、チームを5度の優勝に導く大活躍を見せたんです」(前同)

 12歳にして父の葬儀の喪主を務めたという苦労人の柳。プロの世界に入って、かつて指名しなかった阪神を見返すことができるか?

 その阪神が1位指名したのは、大山悠輔(白鷗大)。大学では1年春からスタメン入りした強肩強打の大型三塁手で、4年生の春には連盟新記録となる1シーズン8本塁打を放ち、日米大学野球では日本代表の4番打者を任された逸材だ。北條とともに貧打の阪神を変え、藤浪の勝ち星にも貢献してくれるかもしれない。

 最後に、巨人が指名した吉川尚輝(中京学院大)。今年夏の全日本大学野球選手権で三塁打を放ち、その際にプロでもまれな三塁到達タイム11.20秒の“超速”走塁で話題になった。ちなみに、今年ドラ1で野手を指名したのは巨人と阪神だけ。この両チームにとって、打力の充実がいかに重要かがうかがえる。

 「さらに、守備も一級品。大学の先輩で広島カープの“忍者”と呼ばれる菊池涼介を連想させる、華麗かつ正確なショートの守りは、プロのスカウトも口を揃えて“うちにもあんな奴はいない”と絶賛するほどです。“球界盟主”復権を目指す高橋由伸監督の救世主となるかもしれません」(同)

 この“十勇士”以外にも同世代の選手はいるし、そこから誰が飛び出してくるかは、来季のお楽しみ。こうした新世代の選手たちが、2017年のプロ野球を面白くしてくれることだけは間違いない!

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