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ダイエットなんて意味ない!?「不摂生でも健康で病気にならない」究極の生活習慣はこれだ!

[ヴィーナス2016年12月04日号]

ダイエットなんて意味ない!?「不摂生でも健康で病気にならない」究極の生活習慣はこれだ!

 高まる健康意識とともに、食事に気を遣い、運動をする人が増えている。低温ですり潰した野菜・果物ジュース、糖質制限ダイエット、進化系ピラティスなど、どれもこれも金や時間、労力がかかるものばかり。

「規則正しい生活に完全な食事内容、そして運動なんてできるわけがない。ラクして食べたいものを食べて、ダラけて長生きしたい!」 そんな根本を忘れられては困るのだ。というわけで、ムリしなくても病気になりにくい生活習慣を識者に聞いてみた!

 生活習慣といえば、真っ先にその槍玉に挙げられる肥満だが、それが、そもそもの間違いだという! 「我が国ではBMI(体重指数)22が理想といわれますが、実は医学的にはあまり根拠はないんです。実は欧米では、22~26ぐらいが最も長生きとの追跡調査が出ています」

 こう語るのは、新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)。BMI26といえば、<身長160センチで体重67キロ>や<身長170センチで体重75キロ>など。巷でいう痩せ体型とは決していえないが、この数字で無理にダイエットすると、逆に健康を害する恐れもあるというのだ。

 医療記者は、「この裏には、医学業界の金儲け主義が大きく影響している」と話すが、これは、“定期健康診断を受けるべし”と同じ構図だという。「受けた人のほうが、受けない人より一定期間内の死亡率が9%ほど高い。そのため、米国、カナダでは専門委員会が定期健診は止めるべきと勧告しています」

 こうも話す岡田氏は最近、『医者の私が、がん検診を受けない9つの理由』(三五館)という著書を上梓。検診時のX線被曝による発がんリスクなどが考えられるそうだ。健康診断をマジメに受けることが、必ずしも長寿につながるわけではなさそう。

 食事においても同様だ。一般的には、外食や弁当は健康の大敵とされるが、仕事に追われる毎日の中で、外食や弁当は体力的にも経済的にも強い味方。それを悪者扱いされても……と思いきや、やはり事実は異なるようだ。

「何をどう食べるかの留意点は、外食も手作りも変わりません。それなのに、外食や弁当ばかり目の敵にするのは完全な間違い。むしろ、食事にこだわるがゆえに無理して買い物や料理をして体力を消費するほうが、よっぽど不健全。プロボクサーの中には、コンビニ弁当など栄養価が明記されているものを食べて、体重調整や体調管理に利用している人もいるぐらいですから」(前出の医療記者)

 医療ジャーナリストの牧潤二氏は、簡単な健康外食術を、こうアドバイスする。「牛丼店なら、牛丼ではなく、牛皿と別に少なめご飯を頼むんです。こうすることで、炭水化物過多を防ぐことができる。また、ファミレスなら、ハンバーグではなくステーキを注文すべきです。ハンバーグは脂肪分の多い挽肉をまとめて焼いたものなので、ステーキのほうが体のためになると言えます」

 そんな牧氏がオススメするのが、回転寿司。魚介類を手軽に美味しく食べられるからだ。中でもアジ、カツオ、マグロは、血液をサラサラにするEPAとDHAが豊富だという。

 また、コンビニで買い物をすると視覚と聴覚を刺激してくるおでんは、実は健康にはピッタリ。というのも、大根やこんにゃくには食物繊維がタップリで、栄養価が非常に高い卵、骨や血液に有効な成分が多いイワシやサンマのつみれ、大豆イソフラボンが豊富な豆腐や厚揚げと、優良食品が多いからだ。

 また、食事をする際に、よく噛むことが大事だと話すのは、内科医師。「よく噛むことで満腹感を容易に得られるようになり、食べ過ぎなくて済みます。少ない量で我慢するよりも、精神的にずっと健全。また、消化がしやすくなって胃腸への負担も小さくなるというWメリットがあります」

 他にも、<とうがらしをかけて食べる>ことと、<夕食に納豆を取り入れる>ことを推奨するという。「とうがらしは、脂肪燃焼効果が。納豆も脂肪を燃やしやすい体にしてくれる成分が含まれているんですが、それだけでなく、血液をサラサラにして、血栓ができにくくなる効果も抜群。また、高血圧や悪玉コレステロール対策にも、非常に有益なんです」(前同)

 その血液サラサラ効果のスゴいのは、病院で出血を伴う治療を行う際、出血過多にならないよう、事前事後に納豆を食べることを禁止する場合も多々あるほどなのだという。ちなみに夕食に取り入れるべき理由とは、「その成分が活発に働き出すのが数時間後なので、睡眠時間に重ねて、その効果を十分に得るため」(同)

 納豆が健康フードなら、コーヒーは健康ドリンクとも呼ぶべきもの。別の医師が解説する。「まだ解明できてない部分も多いんですが、コーヒーを良く飲む人は、飲まない人に比べて肝がんや糖尿病の発症リスクを下げるとの研究結果があるんです。特に糖尿病に関しては、1日に7杯飲む人は、2杯以下しか飲まない人の半分のリスクともいわれています」

 納豆とコーヒーを愛用することで、病気知らずの健康体を手に入れたも同然!?

 また、健康を手に入れるうえで、多くの人が真っ先に挙げる要素が運動だが、「結論から言えば、ダイエット効果などはあくまで食事が主で、運動は補助的なもの。必ずしも病気予防のためにやらなくてもいいんです」(前同)

 特に、毎日3~4時間の立ち仕事を強いられる人は、1年間では、10回のマラソンをするのと同等の健康作用があるとの研究結果が、英チェスター大学から出ているという。

 また、意外にも、貧乏ゆすりも健康には効果的だという。ストレス解消、手足の冷えの改善などの効果があるとされており、みっともないからと止める必要はないのだ。

 さらにこれからの季節、寒い屋外で10分ほど我慢するだけで、意外な効果が得られるという。「アメリカの国立保健研究所の発表では、1時間運動をした群と、室温を27度から12度に下げて10分、寒さを我慢してもらった群を比較したところ、同じ量のカロリー消費だったというんです」(前出の内科医)

 寒い場所にいると、それだけで筋肉からアイリスインというホルモンが出て、これが脂肪燃焼を促すことが分かったという。運動などせずとも、貧乏ゆすりと寒さ我慢と取り入れることで、健康に近づけるのだ。

 さらにオススメしたい生活習慣が、丁寧な歯磨き。「実は、歯周病菌が血栓を作り、心臓病リスクを高め、寿命の長短に直結しているというのが、最近の医学の考え。古代人類の寿命は非常に短かったんですが、それは歯周病による心臓病と考えられていますから。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシも使った歯磨きを習慣にしてほしいですね」(歯科医師)

 そして最後に知っていただきたいのが、メンタル面(ストレス)が何よりも大事だということ。「カナダの大学で、5000人の糖尿病患者を、生活習慣を改めるグループと、自由に行動させるグループに大別して13年半追跡したところ、確かに見た目のスリムさや“検査上の数字”は前者のほうが良かったんですが、死亡率や心筋梗塞には、相違がなかったんです」(前出の医師)

 つまり、病気予防や健康のために無理して行う食事制限や運動は、結局は体の大きな負担になっているということだ。健康は、最低限のポイントだけを押さえた不摂生生活にこそあり!

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