日刊大衆TOP 娯楽

【武豊】一年の最後は「東京大賞典」最初は「金杯」です

[週刊大衆2017年01月09・16日号]

 このレースも勝ちたい。あのレースにも勝ちたいとあれこれ夢を膨らませていた2016年も、気がつくと残り1週間を切ってしまいました。皆さんにとって、どんな一年でしたか。
 まぁまぁかな。
 いつもと変わらないね。
 最高の一年だった!

 思いは人それぞれでしょうが、独身の方も、家庭を持っていらっしゃる方にとっても、あとやらなければいけないのは、年賀状の宛名書きと大掃除……というところでしょうか。

 自慢できることではありませんが、結婚して以来、家のことは何ひとつできない(?)、いや、してこなかった僕にできるのは、残された最後の大一番――29日、大井競馬場で行われるJpnⅠ「東京大賞典」で勝利を挙げることだけです。

 僕が初めて、このレースを勝ったのは02年。パートナーは、サンデーサイレンス産駒で唯一ダートG1を勝っている、ゴールドアリュールでした。

 なかなか大井では勝つことができず、この年の7月に行われた「ジャパンダートダービー」が初めての勝利。このときのパートナーもゴールドアリュールで、しかも、エスポワールシチー、スマートファルコン、コパノリッキーといった彼の仔どもたちともコンビを組むなど、深い縁を感じる馬の一頭です。

 一度出ると、ケチャップのようにドバドバ出ると言ったのはサッカーの本田圭佑選手ですが、2度目は、その翌年で、パートナーはスターキングマン。ちょっと一休みして4年後に、ヴァーミリアン。10年、11年は、スマートファルコンで連覇。これまでに5度、このレースを勝っています

 スタート地点から最初のコーナーまで約500メートルもある大井の2000メートルは、内外の有利、不利は、それほど感じません。ただ、ポジションを取りやすいというのは、どの馬、どの騎手にとっても同じ条件です。その中で、思い描く最高のポジションを確保するために、騎手は激しい駆け引きをしています。

 この16年最後の大一番で僕のパートナーを務めてくれるのは……そうです、アウォーディーです。前走、G1「チャンピオンズカップ」では、最後の最後に後方から飛んできたサウンドトゥルーに脚元をすくわれ、無念の2着。デビューから無傷の7連勝で一気にトップの座に駆け上がりたい……という思いは打ち砕かれましたが、一年を最高の結果で締めくくり、そのままの勢いで、2017年に繋げたいと思います。

 1月5日に始まるG3「京都金杯」のパートナーは、今年のクラシックをともに戦ったエアスピネル。皐月賞4着。日本ダービー4着。菊花賞3着……同世代の強烈なライバルとの差を詰めることができませんでしたが、年が明けて4歳。ここからがまた新しいスタートです。

 やれるはずではなく、やってもらわないと困る――エアスピネルでスタートダッシュを決めて、一気に突っ走りたいと思います。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】一年の最後は「東京大賞典」最初は「金杯」です

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.