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ビートたけし&松本人志、2016年「神コメント」を振り返る!

[週刊大衆2017年01月09・16日号]

ビートたけし&松本人志、2016年「神コメント」を振り返る!

 一刀両断、痛快無比――。ネットで“炎上”しようともお構いなし。これが正しい“ニッポンの暴論”である!!

 年頭から12月まで、事件やスキャンダルに事欠かなかった2016年。ワイドショーやネットニュースは連日、大騒ぎとなったが、そんな中、いつも注目されていたのが、ビートたけし、松本人志の、2人の“天才”の的を射たコメントだった。

「たけしは『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)や『TVタックル』(テレビ朝日系)、松本は『ワイドナショー』(フジテレビ系)などで時事問題を扱い、毒と笑い成分を絶妙にまぶしつつ、意外な視点から物事の本質に迫り、世間が抱くモヤモヤをスカッとさせてくれますからね。スキャンダルの顛末と同時に、2人が、どうコメントするかというのも、視聴者の楽しみの一つとなりました」(芸能ジャーナリストの渡邊孝浩氏)

 ということで、2人の“毒舌金言”とともに、16年を振り返ってみるとしよう。まず1月、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との“ゲス不倫”で大炎上し、休業を発表。批判の声がなかなか止まないベッキーについて、たけしはこう語っていた。「嵐はいつか収まるから、芸人だったら、毎日ニュースになるのは自分が売れている証拠だと思って、どんな話でもエンターテイナーとして一般の人を楽しませなきゃ」

 実は、松本も「エンターテイメントにしないと」と、同じことを言っている。「謝罪よりも、“プロの覚悟”が足りないと、2人の目には映っていたのでしょう。やらかしてしまったのならそれを芸の肥やしにしろというのが、両者の流儀なんです」(芸能プロ関係者)

 たけしがすごいのは不祥事を起こしてしまったタレントに対しての愛情も持ち合わせている点。著書では、<一度『笑い』にして晒し者になったほうが楽なんじゃないか。それが『禊ぎ』になるんだよ。そのまま知らんぷりしていたら、そいつは昔のスキャンダルでずっと悩まなきゃいけなくなる>(『ヒンシュクの達人』)と語っている。

 2月には、元プロ野球選手の清原和博(48)が薬物違反(所持)の現行犯で逮捕されたことを受け、野球ファンで知られるたけしは、しみじみと清原の悲運の野球人生を総括した。「すごく変な言い方だけど、ドラフトがすべてだったような気がする。(希望していた)ジャイアンツに入っていたらなぁ。(西武ライオンズに入団して)新人で大物扱いされて、結構、持ち上げられて。あれが運命の分かれ道だったような気がしてね……」

 その清原が憧れた巨人は、3月に4選手による野球賭博問題が大きく報じられた。これには、松本が“最高のツッコミ”を入れている。「巨人に入るって、スゴいことでしょ。スター選手になれば、何億って稼げるわけでしょ。(賭博なんてやっていないで)自分の将来、“才能に賭けろよ”っていう話ですよね」

 4月に最大でM7.3を記録した熊本地震が発生した際は、たけしの過激過ぎる発言が物議をかもした。「(被災地で)空き巣入っている奴、また出ているじゃん。あいつら、射殺しろよ」

 この発言について、前出の渡邊氏はこう分析する。「こうした場合のたけしの発言は、常に弱者の側に立っています。権威や常識を疑い、その矛盾や違和感を笑いに変えてきた、たけしの芸風に通じるところがありますね」

 5月に、米国のオバマ大統領が被爆地・広島を訪問し、謝罪の有無が話題になっていたときに、たけしが語ったこの言葉も、まさに最も弱い立場に立っての言葉だった。「一番たまらないのは一般市民ですよね。小さな子どもが、いきなりドンっとされたのが、それが一番の現実だろ……。だから、戦争に国民を向かわせるということまでの権限を持つということを、政治家の皆さんには考えてもらわなければね」

 6月には、公用車不正使用や政治資金での家族旅行問題が次々に発覚。苦しい言い訳で延命を試みるも、辞任に追い込まれた舛添要一前都知事に、たけしは、「精査なんかしなくたって、単なる万引きの子どもを捕まえるみたいなもんだよ。ちょろまかしただけなんだから」

 と、その小悪党ぶりを分かりやすく説明して都民の溜飲を下げ、松本も、「(周囲の誰もが本人に)“ハゲ”と言えないんでしょうね。裸の王様になっている」と、見苦しいばかりの釈明を続けながら延命を図る舛添氏を斬って捨てた。

 7月には、そんな舛添氏に代わり、小池百合子新都知事が誕生。築地市場の豊洲移転問題や、東京五輪開催費用の削減を威勢よくブチ上げ、都議会との対決姿勢や改革知事としての存在感をアピールしようとしたが、東京五輪の開催案は結局、当初案の通りに決着。

 豊洲移転問題も、現時点では、都民が納得する着地点は見いだせていないことに、たけしも黙ってはいられなかった。先日、ついに小池都政をこう、ぶった斬っている。「“1つでも(問題が)解決したら大したもんだよ”って言った通り、ただ(解決が)延びただけで、じゃんじゃん元に戻って前の通りじゃねぇか!」

 8月に女優・高畑淳子の息子で俳優の高畑裕太(23)の報道が飛び出すと、たけしは、「オイラの倅だったら、半殺しにしてるね」と、同情論も多く見られた母・淳子の親バカぶりを真っ向批判した。たけしにとって、相手の同意を得ずに行為に及ぶなど考えられないのだ。さらに、たけし流の行きずりの恋の顛末も披露している。

 SMAPの解散が正式発表されたのも8月だった。中居正広と個人的に仲のいい松本はこれを受けて、ヒット曲『世界に一つだけの花』になぞらえ、「押し花になったり、ドライフラワーになったりするような残り方をするぐらいなら、キレイに散ってしまったほうがいいという考え方は、僕は正直、個人的には分かる」とメンバーの決断に理解を示しつつ、「一枚一枚の花びらになって、どれだけ輝けるのか、そっちのほうが魅力がある」と総括。メンバーやファンの心情に配慮した、“神コメント”と絶賛された。

 9月には広島カープが、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。お約束のビールかけのシーンが放送された後、たけしは、こんな強烈な皮肉を口にした。「ビールかけで、下にテロップは出ないのかね?“この後スタッフが楽しく飲みました”って」

 テレビ界が直面している規制強化の波は深刻で、わずかなことでもクレームが殺到したり、番組のワンシーンを受けてネットが炎上する昨今。“唯一のBPO(放送倫理・番組向上機構)適応除外タレント”とも言われるたけしだけに、ウップンが相当溜まっているのだろう。

 10月には、スローライフを提唱していた元女優の高樹沙耶こと益戸育江被告(53)が、薬物所持で逮捕されたが、これには松本が、「スローライフって考え方、腹立てへん? 結局、車乗ったり、家電使ったりしとるやんけ! みんながそうなったら誰が車作ったり、家電作ったりするねん! 人の力を借りとるくせに、自分たちだけで生きとるみたいな」と、スローライフの矛盾に噛みつき、多くの視聴者が彼女に抱いていた名状し難い違和感を見事に代弁してくれた。

 師走に入り、12月15日には、安倍晋三首相の地元・山口県で、プーチン大統領を招いて日露首脳会談が行われた。ただ、期待された領土問題については進展はなし。これを見越していたのか、松本は10月に、すでにこんな話をしていた。

「安倍さん一人が正統派レスラーみたいな。(外国の首脳は)みんな場外乱闘で、しかも素顔を見せない覆面レスラーばっかり。覆面レスラー相手に、こっちもいろいろと技を考えないと。アイツら、何枚覆面かぶってるか分からない」

 この発言には、プーチン大統領だけでなく、中国の習近平国家主席、次期米大統領のドナルド・トランプ氏らも含んでいたはずだ。外交交渉の難しさについての松本節だったが、「たけしさんは言わずもがなですが、松本さんの“政治勘”も素晴らしいものがありますね。政治の本質的な特徴を理解できている証拠です」(政治部デスク)

 たけしは、11月の『TVタックル』で、激動の世界情勢で、日本がいかに進むべきか、さらに踏み込んだ、こんな発言をしている。「(日本の政治家には)地球規模で格差社会ができてきて、紛争が起きているときに、大ナタをドンとやるところを見せてほしいよね。(大ナタとは)本当の意味での“日本独立”。それしかないと思うよ……」

 激動の2017年は、この2人に日本を任せたくなってきた!?

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