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由伸巨人「大型補強でも優勝は危うい?」ドタバタ裏事情

[週刊大衆2017年01月23日号]

由伸巨人「大型補強でも優勝は危うい?」ドタバタ裏事情

 主力選手と監督の対立、原監督時代のコーチ陣との溝、“読売グループのドン”渡邉恒雄氏の動向まで、すべて暴露!!

 このオフ、山口俊(DeNA=29)、森福允彦(ソフトバンク=30)、陽岱鋼(日本ハム=29)と、FA選手3人獲りというなりふり構わぬ補強に走った巨人。仕上げとして年末に、ドミニカ出身のアルキメデス・カミネロ投手(マリナーズ=29)と年俸115万ドル(約1億4000万円)の1年契約を結んだことを発表。少なく見積もっても“総計30億円”という豪華な補強が完成することとなった。

「昨年の高橋由伸監督はチームの戦力が整わない状態で、いきなり監督に就任させられたわけですから、気の毒な面もあった。あるOBは、シーズン前に“誰が監督をやっても今年(16年シーズン)は勝てないよ。原は、いいときに辞めたな”と言ってましたからね」(スポーツ紙巨人担当記者)

 由伸監督は監督を引き受ける際に、球団に2つ要求を出していたという。「1つが同世代の井端弘和を一軍コーチに昇格させる案と、4番を打てる外国人助っ人の獲得でした。それでフロントが獲ったのがギャレット(35)でしたが、イマイチでしたね」(前同)

 そこで、今オフにはフロントが大補強を敢行し、由伸監督が心おきなく采配を振るうことができる陣容を整えたわけだ。「球団は、“今年は採算度外視してでも、取れる奴は取れ。他球団と競合しても金銭面では引くな”の方針でしたからね。高くつくといわれるFA補強で3人を獲得したのは、金満と呼ばれる巨人でも球団史上初のことです」(スポーツ紙デスク)

 昨季の巨人の弱点は、ローテーション投手の不足、抑えの投手の能力不足、“チームの背骨”と呼ばれるセンターラインに配置する野手の実力不足だった。「今回の補強で、巨人は山口のほか、日ハムから吉川光夫(28)というローテーション投手、森福、カミネロという抑え投手、そして打では、楽天から主軸が期待されるマギー(34)に加え、シュアな打撃が持ち味の陽岱鋼を獲得したため、穴がなくなりました。陽は守備も堅実な外野手ですので、センターラインの強化にもつながります」(前出の巨人担当記者)

 一部の評論家や熱心なファンからは「これで、来年は安心だ」という声が出てきているようだが、それは取らぬ狸の皮算用だという。「新戦力頼みは丁半博打に近い。大型補強後にチームが低迷することも、球界では珍しくないんです。ハマればいいですが、外れたらガタガタになりますからね」(球界関係者)

 たとえば新守護神候補のカミネロは、メジャー通算149試合で7勝5敗1S、防御率3.83の成績を残しており、確かにリリーフ経験は豊富なのだが、中継ぎが主で抑えの経験がない。もっと気になるのは制球力。57試合を投げた今季は、60回3分の2を投げて、33四球を与えている。つまりは“ノーコン”なのだ。「澤村が頼りにならないからといって、澤村以上に制球が不安定な投手を獲ってくるとは」(巨人軍OB)と、一部では早くも“ダメ助っ人”認定の声もある。

 他の新加入選手にしても、日本一の人気球団である巨人の中で、前チームで見せた力を発揮できるのかは、まったくの未知数だろう。

「マギーを獲ったことで、ポジションのかぶる村田修一(36)か阿部慎之助(37)のどちらかは、億の年俸をもらう“代打要員”になってしまう可能性が高いし、陽岱鋼の獲得で、亀井義行(34)、橋本到(26)、重信慎之助(23)といった“一軍半の選手”の出場機会は激減するはず。これが、チーム内に不協和音を生み出す元になりかねません」(前出のスポーツ紙デスク)

 マギーの補強は、負の連鎖を招くと指摘する球界関係者は少なくない。「彼は楽天時代がピーク。その後、メジャーに行ったけど、1年間は活躍したものの、以降は鳴かず飛ばずだった。巨人は“日本野球の経験がある即戦力”と評価しているみたいだけど、全盛期はとっくに過ぎているね」(前出のOB)

 補強の成否はシーズンが始まれば分かるとして、選手を動かす監督、コーチ陣が正しく機能しなければ勝利はおぼつかないだろう。「実は、昨シーズンの由伸監督は、監督に決まるまでは選手だったためか、遠慮して選手たちに指示を出せなかったんです。前半戦は特にそうでした。それで、選手から“うちの監督は何もしない”とナメられた部分もあったようです。たとえば坂本勇人(28)は“原監督時代は一球一球待てとか、打てとサインが出ることもあったけど、去年は自由に打てた”と言っています。結果、坂本は首位打者に輝きますが、“どの選手に対しても、こういうやり方でいいのかな”と疑問の声も上げているんです」(巨人担当記者)

 主力選手と監督の不協和音はチームに致命的なダメージを与えるが、坂本だけではなく、阿部も監督に不信感を抱いているという。 「テレビ番組で阿部は由伸監督を監督とは呼ばずに、“由伸さん”と呼んでいると告白していましたが、2人の関係は微妙ですね。ギクシャクし始めたのは、昨シーズン中、肩の痛みで阿部がファーム落ちしてからです。阿部不在でチームは5位に低迷。監督にすれば、“主力のお前がしっかりしなければ”という思いだったはずです。怪我が治り交流戦の初戦で復帰した阿部ですが、打順は5番。その試合で結果を出しましたが、由伸監督は以後39試合も阿部を4番から外し続けたんです。これで、阿部との亀裂は決定的になったのでは」(前同)

 監督を支えるコーチ陣とも一枚岩ではないという。「原監督時代の残党ともいうべき村田真一や斎藤雅樹、ベテランの尾花高夫コーチなどが居座っているので、由伸監督はやりにくくてしょうがないはずです。監督就任時に“同年代の井端コーチの一軍昇格”を条件にしたのも、その理由ですよ。今季はさらに取り巻きを作るために、二岡智宏二軍打撃コーチを一軍コーチに昇格させました」(前同)

 コーチ陣内で、原残党と由伸派のせめぎ合いは、激化しそうだ。「それでも村田ヘッドは、無難に職務をこなしていると思います。問題は尾花投手コーチですよ。かつての名参謀も錆びついたともっぱらです。由伸監督の投手起用や投手交代などのタイミングがずれるのは、尾花コーチのせい。一時、澤村を熱心に指導していましたが、結果として、“登場するとファンからため息が上がる(笑)”澤村ができあがったわけですからね」(同)

 尾花コーチは一人前になった投手をやりくりするのは得意だが、新人の育成や新戦力の起用は下手だという。そこで巨人が緊急招聘したのが、ロッテで二軍投手コーチを務めていた小谷正勝氏だ。

「小谷コーチは、かつての巨人コーチ時代に、内海哲也(34)や宮國椋丞(24)、山口鉄也(33)を育てた名伯楽です。当時の清武GMとソリが合わず、チームを追われましたが、今回、尾花コーチの穴を埋めるべく復帰したんです。肩書は投手巡回コーチ。小谷さんの復帰は好材料ですね」(スポーツ紙デスク)

 村田善則バッテリーコーチの評価もイマイチだ。「監督の1つ年上と同年代のため、気さくに話せる間柄ですが、巨人最大のアキレス腱ともいわれる捕手の小林誠司(27)に成長が見られない。褒められたのは強肩くらいで、リードは稚拙、捕球も下手ですからね。小林は先輩の話を聞かない“天然”なところがあるんですが、これを放任しているのは村田コーチの責任ですよ。小林が唯一、気にしているのは髪型くらいですから(笑)」(前同)

 大型補強を断行したが、17年シーズンも不安を抱える由伸巨人。ただ、球団幹部の一番の懸念は「後任監督」が定まらないことだ。

「巨人、読売の首脳は松井秀喜氏が本命です。ただ、松井氏にはその気なし。年に一度、松井にお伺いを立てるのが慣例になっていますが、いったい、いつ実現することやら。由伸の契約は18年シーズンまでですから、次期監督は喫緊の課題なんです」(同)

 最悪の場合、ポスト由伸は意外な人物になるという。「一部報道で中畑清さんの名前が出ていますが、これは違います。巨人は最悪の場合、斎藤雅樹二軍監督に2年くらいやらせる腹づもりなんですよ。ただ、斎藤は八方美人でネアカなんですが、あまり中身がない(笑)。名将に育つかは望み薄ではないでしょうか」(同)

 問題だらけにも見えるチーム状況に、読売グループのドンである渡邉恒雄氏はどう思っているのか? 「数年前から、野球にはほとんどノータッチの状況です。悲願だった読売新聞の新社屋の建設も一段落。次は東京ドームに代わる新球場の建設と意気込んでいましたが、昨今の新聞の売り上げ激減で、それどころではなくなってしまったようです」(全国紙社会部記者)

 明るい材料といえば、専務取締役終身名誉監督の長嶋茂雄氏の様子だろう。「脳梗塞の影響で、右手が不自由になってしまったのは周知ですが、しゃべったり歩いたりするのは問題ないし、左手がとても器用になっています。大好きな麺類を、サウスポーかと見まがうように上手にすすっていますよ」(球団関係者)

 今年のペナントの行方や、いかに……!?

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