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奥菜恵「恥ずかしいんで、娘に出演したドラマは見せません(笑)」ズバリ本音で美女トーク

[週刊大衆2017年03月13日号]

奥菜恵「恥ずかしいんで、娘に出演したドラマは見せません(笑)」ズバリ本音で美女トーク

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 稀代の美少女としてデビューしてから早25年。二児の母となった現在も、ドラマや映画、舞台などで活躍する女優・奥菜恵さん。最新作の裏話からプライベートまで、ぜ~んぶ聞いてきちゃいました!

――最新の出演映画『コスメティックウォーズ』は、化粧品会社を舞台にした産業スパイの物語ですね。

奥菜 スパイといっても、ベースは大政絢さん扮する女産業スパイの葛藤を描いた映画なんです。化粧品会社が舞台だから、女性向け映画と思われがちですが、メインはあくまでも人間ドラマ。男性にも楽しんでもらえると思いますよ。

――その中で奥菜さんが演じるのは、化粧品会社の人事部のスタッフ・峰岸。

奥菜 仕事ができるバリバリのキャリアウーマンって感じで、登場シーンでは一度も笑顔を見せないクールなキャラなんです(笑)。

――峰岸のセリフで“目標を達成するなら、どんな汚い手も使うわ”というのが印象的でした。

奥菜 凄いセリフですよね(笑)。このひと言で彼女がどうやってのし上がってきたかが分かりますよね。

――クールな感じで、まさにハマり役といった印象ですが、ご自身と重なる部分はありますか?

奥菜 全然クールじゃないですよ(笑)。私、実は天然というか、けっこう抜けているところがあって。

――そうなんですか?  たとえば、どんなところが?

奥菜 よく人違いをするんです。道でばったり知人に会うと、ちょっと興奮気味に「元気~っ!」って、声をかけちゃうんですけど、違う人だってことが、しょっちゅうあって……ホント恥ずかしいんですよ。そこはちょっと直したいなって思うんですけどね。

――それは確かに、クールとは正反対ですね。そういえば、映画と同時期に出演される舞台『親愛ならざる人へ』では、映画と真逆のキャラを演じられるとか。

奥菜 そうなんです。私が演じている33歳、厄年の女性・本宮華の結婚式前夜を描いたお話なんですけど、華は心の中で思っていることが、言葉としてつい表に出ちゃうんですよ。

――確かに、感情を表に出さないキャリアウーマンとは真逆ですね。オファーの話を聞いたときの感想は?

奥菜 この舞台って、以前放送されたラジオドラマが元になっているんです。出演が決まって、そのラジオドラマの台本を読ませていただいたんですけど、それがホントに声に出して笑っちゃうくらい面白くて。でも、コメディ作品というだけではなく、家族の在り方を真面目に描いた作品なんです。こういう作品ってなかなかないから、やりがいがあるなと思いました。

――心の声と、実際に言おうと思って話す言葉の演じ分けって、難しそうですね。

奥菜 そうですね。技術的なことはよく分からないんですけど、結局は自分が演じる役の、そのときの心や体の状態がどうなっているかを深く掘り下げていく作業でしかないと思うんです。そこさえちゃんと押さえておけば、自然と声は使い分けられると思うんですよね。

――台本を読んで共感されたところはありますか?

奥菜 新郎になる男性が、すごく心配性なんですね。“披露宴の席でこの人とこの人が一緒の席になるけど大丈夫かな”とか、細かいことをいちいち気にしているんです。それを見た華が、“なんて器の小さな男なんだ”って、あきれるシーンがあるんですが、そこは共感できる気がしますね(笑)。私がというより、女性なら誰でも、男性に対して同じように感じたことあるんじゃないかな。

――奥菜さんご自身にも、そういう経験が?

奥菜 いえいえ。共感はしますけど、なかなかそこまで心配性の人に出会ったことないですよ~(笑)。

――では、奥菜さんのプライベートでの結婚生活は、どんな感じなんですか?

奥菜 主人は、何も言わなくても、なんでもやってくれて、すごく協力的ですね。彼が仕事のときは私が主婦になり、私が仕事のときは彼が主夫になって、って感じです。

――それは理想的ですね。普通は男ってなかなか動かないですから(笑)。奥菜さんも家事はお得意ですか?

奥菜 さすがにするようになりましたね。20歳ぐらいから一人暮らしを始めているんですけど、ホントに料理とかをする余裕がないまま来ちゃったんですね。でも、子育てのうえでは、やっぱり料理も日課になってくるので、覚えるようになってきました。

――そうですよね。2人の娘さんのお母さんでもあるんですよね。

奥菜 はい。上が小学生で、下が幼稚園です。もう大変ですよ。基本的に私、忘れっぽいんです(苦笑)。日々やることでもそうですけど、子どもたちのやることや持ち物も、ちゃんとチェックしなきゃいけないから、家中いろんな場所に付箋を張って忘れないようにしています。玄関のドアに今日は〇〇があるから××を絶対忘れちゃダメ、とか(笑)。

――ちゃんと“お母さん”してるって感じですね~。

奥菜 全然ちゃんとしてないですよ~。でも、ちょっと演じている部分もあるんです。私が“忘れちゃうからお願いね”って言うと、娘たちが学校や幼稚園でしっかり聞いてきますから。

――とっても頼りになるお子さんですね(笑)。

奥菜 そうですね~。先日も、今回の舞台のセリフを自宅で練習していたら、怒られちゃいました。

――また、どうして?

奥菜「そんな言葉使っちゃいけないんでしょ。私たちにはいつもそう言っているのに、お母さんは使っていいの?」って(笑)。

――やっぱり、しっかりしているんですね。そんなお子さんたちは、お母さんのお仕事について、どう思われているんでしょうか。

奥菜 あんまり分かっていないんじゃないかな。子どもたちには私が出演したドラマは見せませんので。

――え、どうして?

奥菜 私が犯人役で毒とか盛ってたりするから(笑)。

――ハハハ。そりゃ見せられませんよね。では逆に、良いお母さん役だったら積極的に見せますか?

奥菜 いや~。やっぱり気恥ずかしいんで(笑)。でも、友達から聞いて、見たいと言ってくるときもあるんですよ。だから、たまに録画したドラマとかを見せると、何回も何回も繰り返して見ていますね(笑)。どう思ってるのかな~。

――それにしても、これだけお仕事をされていると、家事と子育てに手が回らないこともありますよね。

奥菜 ずっと仕事に入っちゃうと、その期間は家事とかに手が回らないことは正直ありますけど、なるべく他人任せにしない、というのが私の中のポリシーにあるので、自分でやるようにはしていますね。

――素晴らしい! でも、妻、母親、女優の三足の草鞋は、やはり大変でしょ?

奥菜 今は公私のバランスが、ちょうどいいのかなって感じますね。

――バランスですか。

奥菜 たとえば仕事では、ちゃんと積み上げていく感覚が日々手応えとしてありますし、一つの作品のために皆が力を合わせていく楽しさがありますよね。それで自宅に帰ると、ホッとする温かい気持ちになれる。そういう場所があることも充実感を得られるものです。たぶん、これが仕事ばかりになってしまうと崩れてしまうんじゃないかなって。そうできる状況に導いてくれる周りのフォローには、いつも感謝しています。

――公私ともにとても充実した日々を送っていらっしゃる奥菜さんですが、デビューして今年で25年経つんですね。

奥菜 ね、もうビックリです。そういう感覚は全然ないんですけど(笑)。

――この25年間で、何か仕事に対して、考えが変わったことはありますか?

奥菜 出産とかあって、お仕事を休む時期があったんですけど、そのときに自分を一歩引いて見ることができたんです。それによって、今まで見えていなかった自分のしたいことを、より明確に見ることができるようになった気がします。

――お子さんが生まれたことが大きかったんですね。

奥菜 そうですね。時間が限られたことで、その限られた時間の中で、いかに自分の考えてきたものを演技で出し切るかを考えるようになりました。仕事って、その積み重ねじゃないですか。惰性でやろうと思えばいくらでもできますが、それでは何も残らないし、成長できないと思うんです。そう感じるようになった今、向き合える仕事があることが、とてもありがたいです。

――最後に、今後について聞かせてください。

奥菜 今は目の前にあることを精いっぱいやって、その積み重ねを形に残すことで女優の道がもっと切り開ければいいなって思っています。これからも見守り続けていただけたらうれしいですね。

 奥菜さんの穏やかなトークの端々からは、女優としての信念と、母親としての責任感が、ひしひしと伝わってきました。三足の草鞋を上手に履きこなして、これからも頑張ってください。応援してます!

奥菜恵 おきな・めぐみ
1979年8月6日、広島県生まれ。O型。T155。1992年、13歳のときに、テレビドラマ『パ★テ★オ』(フジテレビ)で女優デビュー。翌年に放送されたドラマ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(フジテレビ・監督=岩井俊二)でヒロインを演じる。この作品は、後に再編集版が映画として劇場公開される話題作となり、一躍、人気女優に。以降、ドラマ、映画、舞台で活躍中。
奥菜恵さんの出演する映画『コスメティックウォーズ』は、3月11日(土)より東京・丸の内TOEI2ほかにて全国ロードショー
奥菜恵さんの主演舞台『親愛ならざる人へ』は、3月2日(木)~12日(日)まで東京「座・高円寺1」にて、3月17日(金)~20日(月)まで大阪「ABC HALL」にて上演予定!

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