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WBC侍JAPAN戦士、メジャースカウトがつけた「本当の評価」

[週刊大衆2017年03月27日号]

WBC侍JAPAN戦士、メジャースカウトがつけた「本当の評価」

「アメリカン・ドリーム」を実現する猛者はいるのか!? 第二のイチローや松井秀喜が今の日本にもいるはず!!

 連日熱戦が続く、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)。白熱した試合から目が離せないが、勝負とは別の視点から各試合を見ているのが、メジャー球団のスカウトたちだ。

「WBCは、選手の実力を見極める“世界のプレーヤーの見本市”でもあります。松坂大輔、ダルビッシュ有、前田健太など、WBCをきっかけに注目を浴びて、アメリカに渡った日本人選手は数多くいますからね」(ベテラン野球記者)

 メジャーのスカウトがWBCでの“侍JAPAN戦士”たちにつけた「本当の評価」とは? 激闘のウラでの意外な査定に迫った!

 最も高評価なのが、大谷翔平投手(22=日本ハム)。大会直前、右足首の不調を理由に出場を辞退したが、メジャーの動向に詳しい大リーグ研究家の福島良一氏は、「WBCに出場せずとも、大谷への高評価は変わりません。むしろ、“無理に出るより良かった”と、スカウトたちは胸を撫で下ろしているのが実情です」

 今オフ、メジャーへ移籍するとみられる大谷。こんな大事なタイミングで、傷モノになったらたまらんということか、日ハムは“ケガが治るまで、今季の前半は打者に専念させる”との方針だが、それもメジャー球団に好都合だという。「イニング数や球数を増やして“無理に投げる”のは、肘に負担を強いるだけ。“来年メジャーに来るなら、日本でフルシーズンは投げてほしくない”というのが、メジャー関係者の本音です」(前同)

 大谷といえば、気になるのは二刀流についてだが、「ピッチャーだけで十二分。打者としては代えがいる」(前出の野球記者)とのこと。彼の右腕に、いったい、いくらの“値段”がつくのだろうか?

 さて、今回のWBCは大谷不在だが、メジャーから高評価を受けているのは、彼だけではない。大谷と同期の藤浪晋太郎(22=阪神)だ。「MLBの公式サイトは、WBCにおける“5つの大胆な予想”を掲載しているんですが、その中で、すでに現実化した“イスラエルの躍進”とともに、“藤浪の活躍”も挙げられているんです。“大谷が不在の日本は、昨年の平均球速が92.9マイルだった藤浪が注目される”というスカウトの声が紹介されています」(スポーツ紙記者)

 197センチという高身長に、22歳という若さが、大きなアドバンテージになっているのだという。「不安定な面もありますが、将来性が見込まれています」(前出の福島氏)

 また、MLBの公式サイトが、藤浪とともに高評価をつけたのが、菅野智之(27=巨人)と則本昴大(25=楽天)。特に菅野は、「ピッチングの安定感、コントロール、球種の多さ、バッターの目先を変える投球術などが評価されています」(前同)

 伯父にあたる原辰徳氏が一昨年、巨人の監督を退任したことで、“動きやすくなった”との噂もあり、さらに注目が集まるが、「アメリカのスカウトたちは、阪神、巨人、ソフトバンクの3球団は、なかなかポスティング移籍を認めないことを知っています。移籍はFA権の取得以降になると考えているはず」(スポーツ紙デスク)

 一方、そういった事情を鑑みたうえで、真に注目されるのが則本だろう。「身長176センチと小柄ですが、球は速いし、多彩な変化球を持っている。特に、カウントの取れるフォークやシンカーは大きな武器です」(福島氏)

 野茂英雄をはじめ、日本人メジャー投手のほとんどが、コントロールが良く、縦に変化する決め球を持っているが、則本もその系譜に連なるという。同様の理由で、名前が挙がっているのが、千賀滉大(24=ソフトバンク)。

「千賀のフォークは日本一。155キロのストレートと組み合わせれば、なお強力。ソフトバンクがポスティングを認めるかどうかがネックですが、若い今のうちに移籍すれば、活躍できるんじゃないか」(前出のデスク)

 初戦先発の重責を担った石川歩(28=ロッテ)は「ほどほどの注目度」という。「コントロールがいい。昨年の1イニング平均球数15.2球は、パ・リーグで2位の成績。シンカーという武器も持っていますし、クオリティ・スタートのできる先発投手として注目されています」(福島氏)

 リリーフ陣にも逸材はいる。特に太鼓判を押されているのが、松井裕樹(21=楽天)だ。「則本と同様、174センチと身長は高くありませんが、左腕であることが魅力。ストレート、スライダー、カットボール、チェンジアップと多種多様な変化球で、空振りが取れる。メジャーは、常に左投手を求めています。松井タイプの選手は、今すぐに欲しいはずですよ」(福島氏)

 日本人投手の多数がメジャーで大活躍する一方、野手勢は一部の例外を除いて、なかなか高く評価されていない現状はあるが、別格の選手がいる。それが、筒香嘉智(25=DeNA)だ。「とにかく、体のサイズがいい。スイングのスピードも速く、軸がブレない。動くボールにも対応できるし、逆方向にも打てる。“第二の松井秀喜”と期待されるほどです」(前同)

 2015年、ドミニカのウインターリーグに参加した際は、カタコトのスペイン語も話していたという。「適応力」はバツグンだ。

 それなら、巨人の“ヤンチャ主将”坂本勇人(28)はどうか。「以前からメジャーでも注目の選手ですが、大きな話題にならない。彼のポジションも、ネックになっているようです」(同) 坂本の本職はショートだが、メジャーで日本人のショートが成功した例はない。このままでは無理か!?

 2年連続で“トリプルスリー”の快挙を成し遂げた山田哲人(24=ヤクルト)も、ポジションが問題だ。セカンドを守るが、「少し守備に難がある。いくら打てても、守備が良くなければ、メジャーは欲しがりません。“動くボール”への対応に問題があるのもネック。メジャーのスカウトに評価されるには、外野へのコンバート、そして“動くボール”への対応が必要になるはずです」(同)

 そんな中、WBC開幕以降、急激に評判を高めているのが菊池涼介(27=広島)。「キューバ戦のピンチを救った初回のファインプレーで、守備力の高さを証明。2番打者として2安打で勝利に貢献。菊池株はストップ高です」(前出のデスク)

 すでに、メジャーの強豪球団が菊池を「獲得したい選手」の上位にリストアップしているらしい。一部の報道では、「5年30億円」という数字まで……。「大谷、筒香、菊池が近い将来、海を渡るのは確実。投手ではメンバー入りしたすべてが、メジャー行きの候補です」(前同)

 決勝ラウンドに向けて盛り上がるWBC。その中で、スカウトたちは虎視眈眈と目を光らせている。

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