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【武豊】新設G1大阪杯、第1回目の勝利を狙います

[週刊大衆2017年04月10日]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

 ナイターで行われた船橋競馬の交流G2「ダイオライト記念」。ジョッキーになって3度目となる年男の誕生日に、今年はパートナーのクリソライトから大きなプレゼントをもらいました。自ら祝って、馬からプレゼントを貰う――これも騎手になったからこそ味わえる幸せの瞬間です。

 それにしても、船橋で走るときのクリソライトの強さは、乗っている僕が驚くほどで、相手がどうこうではなく、相性の良いコースというのは確かにあるという証左ですね。この勝利でクリソライトは「ダイオライト記念」を3連覇。来年は8歳になりますが、音無秀孝先生も、「4連覇を目指します」と宣言していたので、僕もそのつもりでいます。

 地方競馬で話をすると、もう一つあります。大きなニュースにはなっていませんが、昨年、僕が地方競馬で挙げた勝利数は17。地方全国リーディングの収得賞金5位となり、「NARグランプリ2016」で、特別賞をいただきました。

 騎乗依頼があればどこへでも行きますし、どこででも乗るのが騎手の仕事です。中央だから、地方だからという意識の差はありません。勝てばうれしいし、負ければ悔しい。あるのは、それだけです。今年も中央、地方、海外の区別なく、依頼をいただければ乗りに行き、結果を残したいと思っているので、皆さんもぜひ、武豊が乗りに来るという情報をつかんだら、近くの競馬場に足を運んでください。

 さあ、そして、今週の騎乗馬です。桜満開の阪神で行われるメインレースは、JRA23番目のG1(ジャンプを除く)として、今年から新たな歴史を刻むことになった「大阪杯」です。

 世界の潮流が距離2000メートルから2400メートルになっていることから、距離3200メートルの「天皇賞(春)」を2000メートルにしたらどうかという声が、ここ数年、競馬サークルのあちこちで囁かれていました。春の古馬戦線は、中距離馬が目指すレースがないというのが、その理由です。海外へと、その道を求める陣営が多かったのも事実です。

 でも、正直、僕はその意見に賛同することはできませんでした。さかのぼると、1905年に行われた「エンペラーズカップ」がその前身で、1937年の「帝室御賞典」から数えて春と秋、併せて154回の歴史と伝統を誇るレースです。加えて、騎手にとって3200メートルという距離は腕の見せどころでもあります。それを安易に変えることには反対でした。

 そこへ浮上したのが、距離2000メートルの「大阪杯」をG1に昇格させるというニュースです。大きな目標が増えるのは大賛成だし、関係者にとっても、騎手にとっても、やる気をアップさせる決定でした。舞台は阪神。パートナーは現役最強馬と信じるキタサンブラック……新たな歴史に名前を刻むのに、これ以上の条件はありません。

 負けられないではなく、勝ちたい……勝たなきゃいけないレースです。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】新設G1大阪杯、第1回目の勝利を狙います

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