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スマホ疲れ&老眼改善に!「眼の1分トレーニング」

[週刊大衆2017年04月10日号]

スマホ疲れ&老眼改善に!「眼の1分トレーニング」

 かすんで、ボヤけて、はっきりしない。万人に共通する“眼の悩み”を解消する「いつでも」「どこでも」できる方法!

 読者の皆さんに、ひとつお尋ねします。今、この記事を、どれぐらい眼から離して読んでいますか? ちなみに、50代後半の記者は、30センチでは活字がダブって見えるので、50センチほど離す。電車に座って読む際は膝に置くか、老眼鏡(2度)が必須となる。一般的に老眼鏡が必要とされるのは、焦点を合わせるのに必要な距離が30センチ以上なので、50センチは必要な記者はかなり老眼が進んでいる、ということになる。

 老眼が始まるのは40代半ばといわれるが、最近はスマホやパソコンなどで眼を酷使するので、老眼の若年化が進んでいる。それにしても、人はなぜ老眼になるのだろうか? 目の最先端医療に詳しい松原正裕・松原クリニック院長(東京・池袋)によると、老眼の原因は大きく2つある。

「一つは、カメラのレンズにあたる水晶体が硬くなるためです」 若い頃、眼球内の凸レンズ状の水晶体は柔らかく、その厚さは、調節する毛様体筋で簡単に変えられる。ところが、加齢でレンズが硬くなると厚くならず、近くに焦点を合わせられなくなるのだ。

「そして、老眼のもう一つの原因は、毛様体筋の筋力が弱くなることです」(前出の松原院長) 近くを見るときは、毛様体筋が収縮し、レンズを厚くするのだが、この働きがうまくいかなくなる。

 老眼は、誰もがなる老化現象だ。すでに老眼鏡を使用している方もいるだろうが、ここで注意しておくべき点がある。必要以上に度が強い老眼鏡は、逆に老眼を加速させる恐れがあるのだ。「度の強い老眼鏡を使うと毛様体筋をあまり動かさなくなり、筋力が弱まってしまいます。また、水晶体が厚みを変えなくなるため、硬化も早まります。老眼鏡を作るときは眼科医に相談し、自分に合った度数にすることが大切です」(前同)

 ことほどさように悩ましい老眼だが、実はトレーニングによって改善が可能だという。アメリカの研究機関が71歳の高齢者を対象に7日間、眼のトレーニングをさせたところ、視力が回復したばかりか、老眼(遠視)が改善したという報告もある。

 いったい、どんなトレーニングで老眼の予防と改善が可能になるのだろうか。松原院長に「いつでも」「どこでも」「簡単に」行える、眼の“1分トレーニング”を3つ教えてもらった。

 1つ目が眼への血液の循環をよくする『パチパチトレーニング』だ。眼への血流が悪くなると、毛様体筋に酸素や栄養が行き渡らなくなり、筋力も落ちる。また、老廃物がたまり、眼のフィルムに当たる網膜などの視覚機能が落ちてくる。その対策として、眼をパチパチと見開きし、血流を良くするのだ。やり方は簡単。まず眼を3秒ぐらいギュッと強く閉じる。そしてパッと眼を大きく見開く。これを何度か繰り返せばOKだ。

 2つ目の『目玉ぐるぐるトレーニング』は、眼球を動かすことで眼の筋肉を鍛えるものだ。「目玉を上下、左右に動かし、グルグルッと回すようにします」(松原院長) この際、ただ目玉を動かすのではなく、視界に映ったモノをしっかり見るようにすれば、さらに効果的なのだという。

 3つ目は近くと遠くを交互に見る『遠近焦点合わせトレーニング』だ。これも道具いらず。まず、眼の前15センチぐらいに人さし指を立てて、指先をじっと見る。老眼が進行している方は多少ぼやけて見えるだろうが、頑張って、なるべく指先に焦点を合わせるようにする。3~5秒ぐらい指先をじっと見つめたら、パッと視線を移して、5~10メートル先にあるモノを見る。このときも漫然とではなく、5~10メートル先のモノに、しっかり焦点を合わせる。これを何度か繰り返す。

「近くのモノと遠くのモノに焦点を合わせることで、自然と毛様体筋を使うことになります。また、硬くなりつつある水晶体の柔らかさを取り戻す効果もあります」(松原院長)

 老眼の改善や予防に効果がある眼のツボもある。武井鍼灸院(埼玉県さいたま市)の武井重樹院長に、老眼はむろん、眼の疲れや視力アップにも効果的な3つのツボを教えてもらった。

 まず、目元の少し窪んだ場所にあるのが睛明(せいめい)というツボ。「車の運転やパソコンなどで眼を酷使したとき、目元を押すと楽になりますが、実は、ここが眼に効果があるツボなのです。眼を閉じて人さし指で円を描くようにして、軽く押すようにします」(武井院長)

 攅竹(さんちく)というツボは、眉頭の内側の部分。眉のそのあたりを押していると感じられる、ややくぼんでいる部分にある。「眼球を圧迫しないように優しく、ソフトに押すのがコツです」(前同)

 3つ目は太陽というツボで、目尻から1センチほど外側、指で触ると少しくぼんだ場所にある。押すと視界がパッと明るくなり、別名「眼医者いらず」と呼ばれるツボだ。

「目のツボは非常に敏感なので、3つともあまり強く押さず、人さし指で軽く押して離す。これを何回か繰り返してください。早ければ、その日のうちに目の状態がよくなります」(武井院長)

 スマホやパソコンの画面を見つめ、車を運転するなど、眼を酷使することが多い現代社会。いつでも、どこでもできる眼の1分トレーニング、ぜひお試しあれ!

スマホ疲れ&老眼改善に!「眼の1分トレーニング」

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