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お金が貯まらない人の行動から学ぶ「貧乏人の法則」

[週刊大衆2017年05月01日号]

お金が貯まらない人の行動から学ぶ「貧乏人の法則」

 頑張って働いてきたのに、貯金がないどころか借金を作っていた! その原因はあなたの生活習慣に!?

 日々の生活に困るわけではないが、なぜかお金が貯まらない。そのままの暮らしを続けていたら、いつしか破産状態に――。現在、そんな高齢者が急増しているという。

「そういう人たちが陥っていたのは“隠れ貧乏”。これは、日々の生活の積み重ねによって、徐々に症状が悪化していく“生活習慣病”のようなもので、染みついた考え方や行動のクセが、その最大の原因なんです。自覚がない、あるいは、気づいてはいるけれど認めたくないために、なかなか改善もされないという点においても、生活習慣病と重なります」

 こう話すのは、3月に出版した『貧乏は必ず治る。』(CCCメディアハウス)が話題の桜川真一氏。サラリーマンだった桜川氏は、家族の作った3億円の借金をすべて返済したうえに、不動産と株で3億円もの資産を作ることに成功。彼の著書には、そこに至る中で分かった“隠れ貧乏”に陥る法則と、その治療法がまとめられており、大きな気づきを与えてくれる。

 人生を台なしにする“隠れ貧乏”に陥らないために、どうすればいいか。貧乏な人の危険な法則を、金持ちの幸せな法則と比較をしながら、いくつか紹介していただこう。

 まず第一に、貧乏人にはこんな法則があるという。「貧乏な人は、買い物をするときに“割り算”をしてしまうクセがついています」(桜川氏=以下同)

 たとえば、携帯電話の契約によくある、必要かどうかよく分からないのに、勧められる月額300円の付帯サービス。「貧乏人は、300円を30で割って“1日たった10円ならいいか”と思って、契約してしまいます。金持ちは、逆に12をかけて、“年間3600円か。ムダだな”と、すぐに判断ができるんです」

 クレジット払いや住宅ローンも同様で、貧乏人は、割られた月々の支払い額で、「これなら少し無理をすれば払えるか」と判断して購入を決めるクセがついているため、いつまでもムダな出費が多いのだという。「割るのではなく、かけた総額で判断するクセをつけることが、金持ちへの近道なのです」

 次に、桜川氏が挙げるのは、「貧乏な人は、お金に困っている人に、すぐにお金を貸してあげようとします」という法則だ。

「困った人を助ける優しい人が金持ちになりそうなものですが、お金に困っている人にお金を貸しても、お互いが不幸になるだけ。そうして共倒れになった例がいくつもあります。返す実力があるかどうかも精査しないまま、お金を貸したり、借金の保証人になったりする、そそっかしい人は、絶対に金持ちにはなれないのです」

 簡単に人にお金を貸さないし、保証人など、親子・兄弟であっても、まず断るのが金持ちだという。「お金を貸す場合も、その人の成長の手助けになるか、お金が生きる使い方か、お金が喜ぶ使い方かどうかを考えて判断していますね」

 さらに、お金の使い方の特徴でいうと「貧乏人は豪快。金持ちは繊細」という特徴もある。

「貧乏人は、ローン残高がどんなに増えても、貯金残高がなくても、細かいことはまったく気にせず豪快に使うし、お金がなければ大胆に借りまくります。お金の怖さを知らず、想像力が乏しいため、一見、豪快に見える思い切った行動が取れるのです。一方、金持ちは、お金は繊細に優しく扱えば、何倍にもなって返ってくることを知っているので、今、財布にいくら入っているのか、口座の残高、今月の出費などをしっかり把握し、丁寧に優しく扱うのです」

 では、とにかくマジメであればいいのかというと、それも違うようだ。「貧乏人は、マジメで先生の言葉を信じる人が多い」という。「特にお金の世界の専門家は海千山千。その言葉をすべて真に受けると“カモ”にされてしまいます」

 オイシイ投資話に乗ってしまい、コツコツと働いて貯めた老後の資金を根こそぎ持っていかれる――被害者が詐欺師を告発するそんなシーンを、夕方のニュースなどで見かけるが、あれこそが典型だ。

「当たり前ですが、社会は学校ではありません。何事にも、最後に決断するのは自分です。先生の言葉にただ従うのではなく、参考程度にしておく冷静さ、専門家の話も疑う“もう一つの目”を、金持ちは持っています」

 さらに意外なのは、「貧乏になる人、貧乏予備軍の人は、頑張る人が多い」ということ。

「“私ほどダイエットを頑張っている人はいない”という友人がいましたが、要は、それだけリバウンドしているということ。これと同じで、“お金を貯めなきゃ”と急に食費を節約して、月に2万円貯金しようと頑張り始めるんですが、すぐに息切れして挫折してしまう。あるいは、“こんなに努力した自分にご褒美”なんて、逆に浪費してしまう場合もあります」

 では、金持ちはどうしているのか? 「給料天引きの定期預金、積立投資信託など、いつもの生活の中に、頑張らなくてもお金が貯まる習慣を忍ばせています」

 ダイエットの例のついでに言うと、「貧乏人は恰幅がいい」という特徴もある。金持ちのほうがおいしいものをたくさん食べられるので、太りやすいような気がするが、実は逆。

「心の状態は、自然と外見に表れます。このまま太っていったら健康的にもまずいことが分かっていながら、大食いをやめられず、運動を避けてしまう。まさしく、生活習慣が貧乏を招く典型です。一方、自己管理がしっかりできる金持ちは、健康面の管理もできているので、スリムな人が多いのです」 適度な運動は、ストレス解消にも大いに役立つので、浪費やムダ遣いを減らしてくれる。

 一方、運動不足の貧乏人は、「ストレスにつぶされる」ため、浪費が減らないという。「週3回30分以上の有酸素運動が、ストレスを減少させるという研究結果があります。金持ちは日々の散歩やジョギングで体を動かし、週末はゴルフや釣りで、うまくストレスを解消しており、ムダ遣いが少ないのです」

 また、ネットでなんでも情報が手に入る時代、情報は多ければ多いほど、成功に近づくと思われがちなのだが、「確かに情報は大切ですが、重要なのは、お金に結びつく必要な情報が系統立てて頭に入っているかどうか。貧乏人は、ネットやSNSをやるたびに、噂話や芸能情報など、無力な情報が積み重なって、収拾がつかなくなっています」

「情報いっぱいの貧乏人」になっていないか、自身を振り返ってみる必要がありそうだ。

 夢を金持ちへの力にする――いかにも金持ちがやっていそうなことだが、「ダメなサラリーマンの飲み会は、“もしも、俺が社長だったら”など、“もしも”の話でいっぱい。“もしも”の夢の話に引きずり込まれ、その心地良さの部分だけに満足し、夢の世界の住人になってしまいます。そうやって夢を生きている貧乏人はとても多いです。金持ちの人も夢を見ますが、彼らは、その夢に至る階段も合わせて想像し、実行します」

 この実行なくしては、何も生まれないのだから大きな違いである。「このネット時代、株や経済について、いろいろ話せるが、本人は何も実行しないから、徐々に貧乏になっていく。そんなインテリ貧乏さんが増えています。金持ちになるには、情報を見てインプットするだけではダメ。少額でもいいから株を買うなど、必ずアウトプットして形にして、“絵を見る貧乏人”ではなく“絵を描く金持ち”にならないといけません」

 どうだろう、桜川氏の指摘する貧乏人の法則の中に、“これは、まさに自分のことではないか”と、思わずドキッとした人もいたのではないだろうか? 「私の場合、3億円の借金を背負って、現実と向き合わざるをえなかったので、逆にラッキーでした。かつての私もそうであったように、日々の生活がなんとなく送れていると、これに気づくのは本当に難しい。私の著書が、その一助になれば幸いです」

 これを機に、生活習慣を変えて、体質改善ならぬ“貧質改善”に取り組んでみてはいかがだろう。

お金が貯まらない人の行動から学ぶ「貧乏人の法則」

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