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『ドラゴンボール』、“やられ役”ヤムチャの「意外な戦績」

『ドラゴンボール』、“やられ役”ヤムチャの「意外な戦績」

 世界的な人気を誇る鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』(集英社)。この作品に登場するヤムチャといえば、「無残に敗れる」シーンばかりが印象に残るキャラクターとしておなじみだ。連載初期は、孫悟空のライバルとして活躍していたはずなのに、いつのまにか“やられ役”として定着したヤムチャ。しかし、本当に彼は「負けキャラ」なのだろうか。ここで、漫画に登場するヤムチャの戦いをすべて振り返ってみよう。

 注目すべき1戦目は、主人公・孫悟空とのバトル。「悟空が腹ペコだった」というラッキーもあり、互角の戦いを繰り広げて引き分けに。しかしドラゴンボールをめぐって2戦目の戦いを挑んだ際には、万全の状態だった悟空にコテンパンにやられてしまう。

 3戦目は牛魔王の娘・チチとのバトル。不意打ちでチチにビームを撃たれ、激怒したヤムチャは、相手が幼い少女なのに、容赦なく殴り、失神させて勝利。

 4戦目、5戦目は、悟空のピンチを救うために戦ったヤムチャ。ならず者として知られるウサギ団の団員二人に不意打ちを仕掛け、あっさりと勝利を収めている。

 6戦目は「第21回天下一武道会」の1回戦。謎の老人ジャッキー・チュンと対戦したヤムチャだったが、相手に触れることもできずに完敗。ちなみにジャッキー・チュンとは、亀仙人が変装した姿だった。

 7戦目の相手は占いババの手先、透明人間のスケさん。姿が見えない相手にとまどいながらも、“亀仙人の鼻血”のアシストもあって勝利。さらに8戦目は、同じく占いババの手先のミイラくんと対戦。しかし、必殺技の狼牙風風拳でも歯が立たず、降参。このとき「これいじょうおまえと戦ってもつまらんな」と屈辱的なセリフまで吐かれている。

 9戦目、10戦目は、「第22回天下一武道会」の予選でのバトル。モヒカン頭の男、さらに名前のない武道家相手に連勝を収め、本戦出場を決めた。そして11戦目で当たったのが大会初出場の天津飯。戦闘前は「きえろ ぶっとばされんうちにな」と大口を叩いていたヤムチャだったが、戦いが始まると天津飯が圧倒。ヤムチャは足をへし折られたあげく、白目をむいて完敗している。

 12戦目、13戦目は、「第23回天下一武道会」の予選。狼姿の武道家、ハゲ頭の武道家と立て続けに撃破し、またもや本戦出場を決めたヤムチャ。そして14戦目となる本戦1回戦。「地球の神」が乗り移った中年男性・シェンと対戦。しかし、ヤムチャが「神」に勝てるはずもない。下腹部を痛打されたり、技を出そうとした隙を突かれ「足元がおるすになってますよ」と指導されたりと、屈辱的な敗北を喫している。

 15戦目となる「サイバイマン」とのバトルは伝説に残る一戦に。いつものように「根拠のない自信」でサイバイマンの相手を買って出たヤムチャ。意外にもバトルは一方的な展開になり、ヤムチャが圧倒。勝負は決まったかに見えたが、サイバイマンがまさかの自爆攻撃を決行。この攻撃でヤムチャは即死、サイバイマンも木っ端みじんに吹き飛び、勝負は引き分け。このときのヤムチャが倒れ伏しているシーンは、読者に強烈なインパクトを与え、後にこのシーンを再現したフィギュアまで発売。「やられ役・ヤムチャ」を象徴するシーンとして語り継がれている。

 16戦目は、人造人間20号が相手。逃亡した人造人間を捜索中、当の人造人間たちに「あんたらは見なかったか?」と話しかけてしまったヤムチャ。まんまとエネルギーを吸い取られたうえ、腹を貫かれて敗北。

 17戦目は、セル主催の格闘試合「セルゲーム」の見学中に勃発。セルの分身体であるセルジュニアと強制的に戦闘することになったが、ヤムチャがかなうはずもなく、あっさり腕を折られて完敗。

 そして最後の戦いの相手は、魔人ブウ。もはや戦いと呼べるレベルではなく、「チョコにされて食べられる」という屈辱的な敗北を喫した。

 以上、全18戦の結果は、8勝8敗2引き分け。これがヤムチャが残した全戦績となる。数字だけ見ると「勝率5割」となかなかの成績だが、勝った相手の大半は「名前のないザコキャラ」ばかり。見せ場の天下一武道会では、予選を除けばオール1回戦負けと、さんざんな結果に終わっている。

 ヤムチャは「大口を叩いてからの惨敗」がお約束。ただ、バトルで負ける“格闘家としての弱さ”よりも、どれだけ負けても大口を叩き続けてしまう“人間としての弱さ”に、ヤムチャが愛されている理由があるのかもしれない。

『ドラゴンボール』、“やられ役”ヤムチャの「意外な戦績」

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