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『ちびまる子ちゃん』、切ない話に涙する「神回」

『ちびまる子ちゃん』、切ない話に涙する「神回」

 小学3年生の女の子、“まる子”ことさくらももこを中心に、ほのぼのとした日常を描いた国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)。基本的にはギャグコメディタッチの作品だが、ときどきお茶の間をジーンとさせる感動的なエピソードも登場する。今回は、放送後にネット上などで「神回」と話題になった“感動回”を紹介しよう。

 まずは昨年放送されて、大反響を呼んだ「父と娘の日曜日」の巻から。とある日曜日に、風邪をひいてしまったまる子。この日はまる子の母と祖父母は留守で、家にいるのはお姉ちゃんと、父のひろしのみ。そのため、お姉ちゃんは友人との予定をキャンセルし、父と二人でまる子の看病をすることに。お姉ちゃんはまる子が希望するハンバーグを作ったり、お金がないひろしに代わって町内会のお金を立て替えたりと奮闘。一方、父ひろしは、いつも通りグータラした様子で、お姉ちゃんはすっかりあきれてしまうのだった。

 しかし物語の終盤に母親が帰宅。ひろしと母の会話で、今日はひろしがずっと楽しみにしていた草野球の試合があり、前から張り切っていたことを知る。そのことをお姉ちゃんの前でバラされ、「さあ、どうだったかなー」としらばっくれるひろし。父はまる子の看病のために家に残り、グータラしているように見せて、実は娘たちのことを気にかけていたのだった。そして最後は「面倒を見ているつもりが、やっぱり面倒を見られていたお姉ちゃん。たまにはひろしと二人もいいかも、と思うのであった」というナレーションで締めくくられていた。

 放送終了後には「お姉ちゃんとひろしの関係が良い感じで、胸が温かくなった」「今週のまるちゃんは“神回”」「たまにこういう感動回あるから『ちびまる子ちゃん』はやめられない」と称賛する声が相次いだ。

 続いて1999年に放送され、いまだに傑作と語り継がれている「夏休みの思い出」の巻。夏の間だけ東京から静岡にやってきた少女、安藤りえちゃんとまる子たちの出会い、そして別れを描いたエピソードだ。仲良くなったりえちゃんとまる子たちは遊ぶようになるが、まる子のクラスメイトの杉山くんだけがてれ隠しなのか、りえちゃんにそっけない態度をとってしまう。しかし、杉山くんはりえちゃんが、実は体が弱いことにいち早く気づき、さりげなく気遣う行動をとったりもしていた。

 こうして楽しい夏休みを過ごしたりえちゃんとまる子たちだったが、やがて別れのときが訪れる。そこでまる子たちは、東京に帰るりえちゃんに記念の寄せ書きを贈ることに。しかし、杉山くんだけは「そういうの苦手なんだよ」と、一人だけ寄せ書きを書かなかった。それに気づいたりえちゃんは、杉山くんの家を訪れ、「ちゃんと書きなさいよ」と色紙を手渡す。そしてりえちゃんの出発日当日、色紙に「夢ぜったいかなえろよ!」と誰よりも大きな字で書いて渡した杉山くん。ピアニストを目指しているりえちゃんに、不器用ながらも力強いエールをおくったのだった。そんな杉山くんの淡い恋心がうかがえる、切ない物語に「大好きなエピソード」と語るファンは多い。

 その他にも、父ひろしと母すみれの出会いのエピソードを描いた「口笛が聞こえる」の巻や、花輪クンの執事であるヒデじいが“戦争”の体験を語る「ヒデじいの人生」の巻など、感動的なストーリーはたくさんある。ふだんの爆笑エピソードとは一味違う物語も『ちびまる子ちゃん』の魅力の一つだろう。

『ちびまる子ちゃん』、切ない話に涙する「神回」

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