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『カンナさーん!』出演、マツコ・デラックスも絶賛する“再現女優”芳野友美とは?

『カンナさーん!』出演、マツコ・デラックスも絶賛する“再現女優”芳野友美とは?

 6月6日に放送されたバラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)で、「再現女優の世界」を紹介するために登場し、大きな話題を集めた女優の芳野友美(37)。

 芳野はこれまで『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)といったバラエティ番組で、芸能人などのエピソードを再現するVTRに300本以上出演。柴咲コウ(36)、水野美紀(43)といった女優たちを演じてきた“再現界の女王”は、意外な苦労人だった。

――『マツコの知らない世界』への出演後、お仕事での良い反響はありましたか?

芳野 番組内でマツコ・デラックスさんに「協力できることはなんでもする!」とありがたいお言葉をもらったんですけど、その後本当に『行列』の総合演出さんにお電話していただいたみたいで……、おかげさまでいろんな方面のお仕事が増えてるんですよ。13日放送の『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)に出演させていただきますし、今クールで放送されている、渡辺直美さん主演の『カンナさーん!』(TBS系)にもレギュラー出演させていただいてます。再現ドラマ以外のお仕事が増え始めてますね。

――芳野さんが再現女優としての活動を始めたのは、いつぐらいの時期だったのでしょう?

芳野 最初に芸能界に入ったのが17歳の頃。19歳のときにアイドルとしてデビューしまして、実は篠原ともえさんの妹分として、数年間アイドル活動をしてるんですよ。アニメ『ハムスター倶楽部』(テレビ東京系)のテーマ曲を歌わせていただいたり。でも学業専念のためいったん活動をやめて、その後、数年間のブランクがあったりで、本当にやりたかった女優としての仕事をもらいだしたのは10年前。そこから再現VTRのオーディションを受けるようになったんです。

――再現モノでは一般人の投稿をVTR化するパターンと、ゲスト出演する有名人の過去のエピソードを再現するパターンがあると思いますが、芳野さんは「有名人再現の女王」として注目されてますよね。

芳野 柴咲コウさん、水野美紀さん、西川文子先生、橋本マナミさん。あとは柔道の松本薫選手も演じました。どうでしょうか、似ていらっしゃいますかね?

――共通点はあるように思います。

芳野 それこそ再現をやりだした頃は、とまどいばかりで……。『金スマ』で久本雅美さんを演じたときに、お相手の柴田理恵さん役の方がものすごく似ていて、めちゃくちゃプレッシャーを感じてしまって(笑)。“とにかくはっちゃけてやろう”って振り切ったら、ロケ2日目でスタッフさんに「似てきた」って褒めてもらえたんです。放送後にもブログですごく反響があったので、やっぱり振り切ることが大事なんだなって勉強になりました。

――視聴者の再現VTRの場合では似せる必要はないので、そのあたりの振り切る感覚も生きてくるように思うのですが。

芳野 そうですね。2007年に放送されていた『わかってちょーだい!』(フジテレビ系)という番組ではひたすら強烈な女性の役をやっていました。ペットボトルをあたり構わず投げまくったり、車のボンネットに乗っかって「待てこらー!」って叫んだり、旦那の肋骨を折ったり。スタッフさんに指示されるままにドスの利いた声で巻き舌でどなっていたんですが、思ったよりスッとできまして。

――得意分野に目覚めてしまったわけですね。

芳野 その頃から“鬼嫁”の依頼が増えだして、そのときに来たのが『行列』で演じたノッチさんの奥さん。ノッチさんの奥さんはダントツに強烈で、ノッチさん相手に基本ダメ出しで、往復ビンタはふつう。手にハリを刺したり、カカト落としをやったりと、ものすごいんです。実は有名人の再現VTRの場合は、その方のイメージというのもあるので、抑えなければならない部分もあるんですよ。でもノッチさんの奥さんの場合は100パーセントの力でどなれる。他の現場ではできないほど、フルパワーで怒り散らしてました。

――その後、ノッチさんご本人にお会いする機会があったと伺いましたが。

芳野 二人で顔会わせてペコペコしちゃいましたね。その場で、ののしったりとかはしなかったです(笑)。

――ご自身の中でもそういった鬼嫁的な、ドSな部分ってあるんでしょうか?

芳野 まったくないんです。ヤンキー時代がなくて仕事をいただいてから反省したぐらいなんです。鬼嫁をやるまでプライデートで、どなったこともなくて。人とケンカしてもシュンとして黙っちゃう。だから、ふだんの私とはまったくイメージが違うんですけど、“めちゃくちゃ怖い人”っていう印象のせいか、Mな男性のファンが増えてます。優しい奥さんの役をやるとブログのリアクションが寂しいんですよね。

――再現VTRのギャラは、一本あたりいくらほどもらえるんでしょうか?

芳野 毎月3本ほど仕事が入れば、月収としては3万円ほど。それでも収入としては“いいほう”なんです。まったくゼロの月もありますし。『マツコ』の放送後の7月は4本出演できたんですよ!

――女優としての収入だけでは、生活が大変ですね。

芳野 今は請求書をひたすら起こしていろんな取引先に送るというアルバイトと、コールセンターのかけ持ちです。そこのバイトは融通のきくところなんですけど、成績がよくて“エース”だなんて呼ばれていて、上からのプレッシャーが強くて、女優業との比重に悩んでますもん。

――再現の現場では、衣装をご自分で用意しないといけないと聞いたのですが。

芳野 基本はそうですね。時代モノだったり、よほどのことがない限りは自分で持っていくようにしています。しかもどれを使うかは現場の雰囲気を見てみないと分からないところもあるので、毎回スーツケースに何十着も詰め込んで。

――その衣装も、モチロンご自分で購入されるわけですよね?

芳野 そこも大変なんですよ。しかもいつ、どんな芸能人の再現がきても大丈夫なように、自分の趣味じゃないような洋服を買うんです。今日着てきた赤い服も、実は全然趣味ではなくて、本当は黒色の洋服が好きなんですけど、少しでも絵面がいいように赤を買おうかな、とか。ふだん買い物するときに「これ再現で使えるな」って考えるのは習慣になってますね。

――涙ぐましい努力ですね。

芳野 街でかわいいって思うものを見つけても、テレビ的に面白くないな、見栄えが悪いなって思ったら諦めちゃう(笑)。

――『マツコの知らない世界』では、そうして集めた衣装が部屋中にあふれている、大変衝撃的なご自宅が公開されてましたが。

芳野 いつ使うか分からないから捨てられないんですよ。ビニール袋にたまった大量の服が部屋中にあるんですけど、ふだん着られないようなものばかりなんですよ。けっして“汚部屋”ってわけではないんです!

――あのお部屋は、お家賃どれぐらいなんですか?

芳野 5万1000円です。もう5年ほど住んでますね。呼び鈴が壊れていて、洗濯機も外置きの、最近は珍しいタイプで。外に蛇口がないので、洗うたびに台所の蛇口からホースを伸ばして洗濯機までつないでいます。いろいろと面倒なんですよ。なので女優としてお仕事を増やして、家の中に洗濯機が置けるような部屋に引っ越しすることが目下の目標ですね。

――37歳の美人女優が公開するご自宅としては、イメージとだいぶかけ離れていました。

芳野 女性からは共感を持てたっていう感想をたくさんもらいましたね。でも男性はみんな引いちゃったみたいで……。私、自分では知らなかったんですけど、すごくキレイな部屋に住んでるっていうイメージを持たれるみたいで。

――たしかに、ブランドもののティーカップで紅茶でも飲んでいそうなイメージがあります。

芳野 全然なんですよね。2リットルのペットボトルのお茶をガブ飲みですから。主食はバナナですし(笑)。

――映画やドラマで活躍している俳優が視聴者からの投稿を再現する、『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)のような番組が人気を集めていますが、「再現女優」としてはどのようにご覧になってますか?

芳野 正直やらないでほしいです(笑)。有名な方が演じたら、それはかなわないじゃないですか! だからショックではあったんですけど、同時に“私も出たい”って野望も生まれましたね。

――“再現女優界”からは、少し飛び出たイメージがありますが。

芳野 まだまだですね。いつか自分の再現VTRを自分で演じるのが夢なんです。現在活躍されている俳優さんでも過去に再現出身だという人はいるんですが、公言されている方はいらっしゃらないので。みなさんに再現女優としての芳野友美を知ってもらって、“再現出身の、再現から売れた”という女優になりたいです。

ーー8月7日発売の雑誌『週刊大衆』(双葉社)で、グラビアにも登場されてます。

芳野 久しぶりのグラビア撮影で不安もあったんですけど、いい感じの大人っぽい写真を撮っていただいてうれしかったですね。ぜひ見ていただきたいです。実は写真集の話もいただいていまして、少しずつ企画が進んでるんですよ。海外の、南の島あたりに行きたいっていう提案をしているんですが、カメラマンさんからは私の自宅で撮りたいって……。あの部屋のまま、掃除もせずに撮ろうかという話になりそうに……。

ーー活動の幅が、確実に増えていきそうですね。

芳野 鬼嫁だけでなく、いろいろな役もできるように活躍していきたいですね。とりあえず、目の前の目標としてはアルバイトをやめることです(笑)!

芳野友美 よしの・ゆみ
1980年7月2日、福岡県生まれ。T157。2007年『わかってちょーだい!』より再現VTRに出演するようになり“恐妻”役として注目を集め、数多くのバラエティ番組で再現女優として熱演。現在放送中のドラマ『カンナさーん!』(TBS系)では、渡辺直美演じる主人公の河東カンナの同僚役として出演中。

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