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【G2神戸新聞杯】今夏最大級の上がり馬キセキ「薮中泰人 栗東トレセン便り」

[週刊大衆2017年10月02日号]

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 先週のG2セントライト記念は、薮中の本命馬アルアインが2着、有力視したサトノクロニクルが3着だった(3連単の配当は7230円)。今週は、阪神競馬場で芝2400メートルのG2神戸新聞杯。薮中泰人が狙うのは――!?

■レイデオロはG1菊花賞でなく、JCへ

 ダービー馬レイデオロが出走する神戸新聞杯に今週は注目が集まる。舞台は阪神2400メートル。24日の日曜日にゲートオープンだ。菊花賞のトライアル戦だが、レイデオロは菊花賞には向かわず、このあとジャパンCという日程。好発進を切るべく中間の乗り込みも順調だ。初時計が8月27日の美浦坂路。以後、坂路、コース併用で攻められ、いい仕上がりで臨めそうだ。データもダービー馬をあと推しする。前10年を振り返ると、1番人気はすべてダービー出走馬で結果も[6・2・0・2]の好成績。このうちダービー連対馬なら[4・1・0・0]と勝率が跳ね上がる。柔軟に動けるタイプでもあり、今年のレイデオロも期待できそうだ。

■ダービー馬に強敵が立ちはだかる!

 ただし、今年は強敵がいる。上がり馬、キセキだ。春はデビュー勝ちのあと5、3、3着と物足りないレースが続いたが、素晴らしい変貌を遂げたのが今夏だ。7月中京で500万条件を快勝すると、続く8月の新潟戦が圧巻の競馬。後方12番手から直線は持ったままで進出すると、余裕を残して差し切った。この時の上がり3Fが32秒9。レース上がりを実に1秒5も上回る豪脚だった。

 勝ち時計も速い。1分56秒9は今夏の新潟2000メートルで最速時計。G3新潟記念より1秒も速かった。デビュー時は素質馬揃いの角居厩舎の中でもナンバーワン3歳の評価があったキセキ。春シーズンの“甘さ”が消え、今秋は楽しみな存在だ。

■父ルーラーシップ、母父ディープインパクトで成長が見込める

 上がり馬の活躍が目立つのも近年の神戸新聞杯の特徴だ。ここ4年は必ず馬券圏内に食い込んでいる。一昨年はリアファルが勝ち、昨年もミッキーロケットが勝ち馬サトノダイヤモンドにクビ差と迫った。レイデオロが過剰人気になるなら、馬券は今夏、最大級の上がり馬、キセキから入る手は十分にある。

 もちろん、仕上がりもいい。夏場に2度使ったが、そのダメージはなく9月3日に54秒1の坂路初時計。6日には芝コースで68秒5-11秒7の時計も出た。全身を使った大きなフットワークは迫力満点。バネの良さが春からの変化だ。父ルーラーシップ、母父ディープインパクトの配合から今後の成長がまだまだ見込めそうだ。

■展開的に不気味なのはマイスタイル

 展開的に不気味なのがマイスタイル。単騎逃げでダービーは0秒3差4着に粘った。8月30日の坂路53秒2が初時計で、1週間後の9月6日にはCWコースで6F80秒2の速い時計が出た。春よりも脚さばきが軽快で、柔らか味もあるフットワーク。粘り込みに警戒が必要だ。(日刊ゲンダイ大阪記者)

【G2神戸新聞杯】今夏最大級の上がり馬キセキ「薮中泰人 栗東トレセン便り」

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