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【武豊】小学校の教壇に上がり“先生”になりました

[週刊大衆2017年10月09日号]

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 先日、滋賀県の草津市立草津第二小学校で、200人を超える5、6年生を前に、特別授業の講師を務めてきました。

――小学生に向かって、何を話せばいいんだろう? お話をいただいたときは、あれこれ悩みましたが、いまさらカッコつけてもしょうがないし、人としてきちんと向き合い、これまで経験してきたこと――良かったことも、悪かったことも含め素直に語り、夢を持つことの大切さを話しました。

■ディープインパクトと挑んだ凱旋門賞

 今も心に残るディープインパクトと一緒に挑んだ凱旋門賞。ケガで馬に乗れなかったときの悔しさと焦燥。そして、人を思いやる心。30年騎手を続けて来られたことへの感謝も込めて、教壇に立ちました。振り返って、自分が小学生のときはどうだったんだろうと思うと、ちょっと恥ずかしくなるのですが。なにせ、勉強はほどほどで、騎手になること以外、何も考えていませんでしたから、それも仕方ありません。

 でも、目をキラキラと輝かせ、僕の前に立った子どもたちは、あの当時の僕より、はるかにしっかりとしていました。「ここにいる全員が自分の夢を叶えるわけじゃありません。でも、大きな夢を持つことはいいことだし、それに向かって頑張ったり、努力することは誰もができることです」

 僕の言葉にうなずいた子どもたちが、これから、どうやって自分の夢を叶えていこうとするのか。いつかまた、この子たちと話をしてみたいなぁと思いながら、学校を後にしました。

 もちろん、僕だって子どもたちに負けているわけにはいきません。男が一度口にしたからには、どんなことがあっても有言実行――さらに大きな夢を叶えるために、一鞍、一鞍を大事に競馬に臨みたいと思います。

■土曜の阪神競馬場では、G3シリウスステークス

 まずは、土曜、阪神のメインレースG3「シリウスS」(ダート2000メートル) から。このレースでコンビを組む予定になっているのは、小倉開幕週に行われた「薩摩S」に勝ち、オープン入りを果たした4歳牡馬のマインシャッツです。初の重賞挑戦でも、同じように最後まで諦めない走りをしてくれれば、チャンスはあると思っています。

■秋のG1開幕! 電撃戦スプリンターズSで勝利を!!

 さあ、そして、日曜のメインは、秋のG1開幕を告げる電撃の6ハロン戦「スプリンターズS」(芝1200メートル)が待っています。僕が、このレースを初めて勝ったのは1990年。亡き父、武邦彦厩舎の所属馬、バンブーメモリーでの勝利でした。そして2度目は、02年のビリーヴです。どちらも思い出深いレースですが、間隔が空きすぎていて――、もう、そろそろ3度目があってもいい頃だよね。と、心中ひそかに戴冠を狙っての出陣です。

 パートナーは、6月3日に行われた500万下から4連勝中。絶好調の上がり馬、ダイアナヘイローです。相手は強敵ぞろいですが、現在の勢いを持ってすれば勝ち負けになるはずです。来年2月で定年を迎える福島信晴先生に最高のはなむけを贈りたいと思います。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外G1制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】小学校の教壇に上がり“先生”になりました

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