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『男はつらいよ』の世界が蘇る!「寅さん記念館」のすべて

[週刊大衆2017年10月02日号]

『男はつらいよ』の世界が蘇る!「寅さん記念館」のすべて

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 あの“フーテンの寅さん”にもう一度会える場所――。それが、葛飾区・柴又にある『寅さん記念館』だ。ここは、山田洋次監督の映画『男はつらいよ』シリーズの世界観に触れることができるミュージアム。映画で実際に使用されたセットや舞台のジオラマが並んでいて、今年で開館20周年を迎える。実はこの寅さん記念館、一時は落ち込んだ来館者数がここ数年で急増しているという。その理由を、広報担当の横山秀一郎さんに伺った。

■渥美清ふんする寅さんの「昭和の人情味」

「元々当館は1997年に開館しました。当時は渥美清さん(主人公・車寅次郎役)が亡くなり、最終作が発表されて間もない頃で大変な盛況ぶりでした。それから20年が経ち、お客さんの層がだいぶ変わってきています。そして2年前くらいから年を追うごとに来場者数が増加しています。ここ数年20~30代の若いお客さんが物凄く増えたんです。寅さんの昭和の人情味がある雰囲気が“古い”から逆に“新しい”という感覚に代わっている印象がありますね。柴又という街のレトロな雰囲気も相まって好評のようです」

■鉄道とフーテンの寅さんは縁が深い

 最近は映画をほとんど見たことがないというお客さんも増えたという。さらに客層を広げ、また来たいとリピートしてもらうために館内は頻繁にリニューアルされている。「3年に一度大きなリニューアルを行っているんです。前回は、鈍行列車の客車を再現した、鉄道コーナーを作りました。実は鉄道と寅さんは縁が深く、劇中では寅さんが様々な列車に乗り旅をします。すると、これが鉄道ファンの方に好評で、新規に寅さんファンになる方が増えたんです」(前同)

 また、館内の展示物はどれも緻密に作られており、ファンもそうでない来場者も思わず興味をそそられるものばかりだ。「寅さんの若い頃をジオラマにしたコーナーがファンの方には人気です。映画では一切語られていない部分なので。また、映画のセットや人車鉄道の再現客車などはアトラクションのような感覚でどなたにでも楽しんで頂けているかと思います。実は、館内にある模型からポスターまで、すべて名誉館長である山田監督と松竹の監修のもとで制作されています。なので、どれも精巧で一貫した世界観を持っています」(同)

 そういった細やかなこだわりが記念館が愛されている理由の一つかもしれない。シリーズが終わっても、新しく生まれ変わり続ける「寅さん記念館」にぜひ一度足を運んでほしい。

葛飾柴又寅さん記念館(C)松竹(株)

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