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金正恩も憂慮「白頭山噴火」で北朝鮮が崩壊する!?

[週刊大衆2017年10月23日号]

金正恩も憂慮「白頭山噴火」で北朝鮮が崩壊する!?

 米トランプ大統領の恫喝や、国際社会からの制裁にも屈せず、6回目の核実験を断行。その狂気を内外に見せつけた金正恩委員長。だが、そんなロケットマン・正恩氏でも防げない脅威が、北朝鮮に迫っている。「中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(ペクトゥサン)が噴火するのでは、と言われているんです。この火山の爆発規模は、核爆弾100個分以上ともいわれ、東日本大震災を遥かに超える被害が想定されます」(ソウル特派員)

■金正日が誕生した地で群発地震が頻発

 白頭山は、正恩の父・金正日総書記(故人)が誕生した地として知られ、北朝鮮では信仰の対象となっている“聖なる山”。外交評論家の井野誠一氏が言う。「白頭山は、2744メートルの活火山。温泉も湧き、美しいカルデラ湖(天池)もあるため、毎年、多くの観光客が訪れる観光地です。有史以来、少なくとも6回以上は噴火しており、中でも、946年の大噴火は、世界最大規模のものだと伝えられています」

 当時の記録によれば、噴火は数週間に及び、多数の村落が消滅。火山灰は、朝鮮半島全土はもとより、中国東北部一帯、そして、1000キロ離れた日本の東北地方や北海道に達し、約5センチも積もったという。「さらに、推定4500万トン以上の有害な硫黄が放出され、近隣諸国の農作物の収穫、ひいては生態系にまで、甚大なる被害を及ぼしたんです」(前同)

 この“眠れる獅子”が、ここにきて異常な動きを示しているという。「2000年代に入って、白頭山の直下から周辺一帯で、群発地震が頻発し始めた。続いて、山頂付近が隆起していることが、衛星写真で明らかに。さらに一帯の温泉、地下水の温度が上昇し、ガスの噴出量が増加しているんです」(前同)

■ロシアや中国、韓国も噴火に備えて…

 各国の専門家の多くは、「白頭山再噴火の可能性が高まる」とし、東北大学の谷口宏充名誉教授は「噴火する確率は2019年までに68%、2032年までに99%」とまで言うのだ。また、周辺国の動きも、その信憑性を裏づける。「ロシアの非常事態省は公式に“噴火に備えるべき”との声明を発表。プーチン大統領も“悲惨な状況が生まれるだろう”とのコメントを出した。中国政府は、地震研究所に観測強化を指示。噴火に備えて軍部隊を増強した。また、韓国政府も、再噴火時のハザードマップ(被害予測地図)の作成と公表を行っています」(前出の井野氏)

■核実験後、白頭山一帯に変化の兆候

 周辺国の見解は「再噴火すれば、死者はその後の飢饉、疫病の発生も含め、約10万人」(同)という。しかも、噴火の時期が早まっているとの指摘も。「主な要因は北の核実験。ブンゲリ実験場から白頭山までは、直線で100キロ。中露の学者は“核実験が地殻やマグマに作用して噴火を誘因する可能性は高く、実験後、白頭山一帯に変化の兆候が見える”と指摘。9月3日の実験後に起きたM6.1の地震が、いい例でしょう」(前出の特派員)

 その兆候には、正恩氏も気づいているようで、「大噴火が国内の混乱や麻痺につながり、体制の崩壊になりかねないと憂慮しているようです」(井野氏)

 それでも、核保有国として認められるまで核実験を続けるであろう正恩氏。聖なる山はいつ沈黙を破る?

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