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『NHK紅白歌合戦』、出場者決定までの舞台裏

[週刊大衆2017年12月04日号]

『NHK紅白歌合戦』、出場者決定までの舞台裏

 大晦日の風物詩、『第68回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が、例年より1週間ほど早い11月16日、ついに発表された。「ただ、そこに期待の大物たちの名前はなく、至上命題の視聴率40%超えに早くも暗雲が垂れ込めています」(夕刊紙デスク)

 そして出場者リストが、例年より早く、しかも午前中に発表されたのも気になる。NHK関係者が内情を明かす。「NHKでも電通社員の過労による自殺が問題となっているため、準備期間をなるべく長く取って、局員の残業を減らそうという意図によるものなんです。出演者の会見が、例年通りの夕方ではなく午前中に行われたのも、撤収やその後の対応で残業が長引かないようにするためでした」

■安室奈美恵の名前はなし

 ともあれ、毎年注目を集める紅白。今回、本誌では「紅白に出場してほしい人」を事前に読者約1500人にアンケートで聞いていた(文末参照)。その結果、ぶっちぎりの1位だったのが来年9月に芸能界を引退する安室奈美恵だ。しかし、14年ぶりの出場が噂されていた彼女の名前は、今回リストに掲載されなかった。「番組を手がける矢島良制作統括は今も安室と交渉中であることを明かしたうえで、“最後まで粘り強くお願いしていく”と明言。まだ完全に望みが断たれたわけではなさそうですが、可能性としてはかなり薄そうです」(前出の夕刊紙デスク)

●独占インタビュー番組など“安室シフト”も…

 なんとか出場を取りつけようと、11月23日には、デビューからの25年を振り返る独占インタビュー番組『安室奈美恵 告白』を放送するなど、NHKは早い段階から“安室シフト”を敷いていた。「この番組収録には紅白のスタッフも立ち会って直接説得に当たったそうです。しかし、安室サイドは“それはそれ”のスタンスで、けんもほろろだったとか。昨年も安室出演で話がまとまりかけたが、交渉内容が事前に週刊誌に流出したため安室サイドが不信感を抱き、話が流れた経緯があります。それが今年も尾を引いている様子」(前同)

●極秘内容が週刊誌に流出

 それでもNHKは必死の説得に当たり、なんとか安室側の要望を引き出すことに成功したが、その極秘内容が、今年も週刊誌に流出してしまった。広告代理店関係者が本誌に明かす。「彼女の第一の条件は“他の人と絡みたくない”ということ。イメージ戦略から、自身のライブでも一切、MCやトークを挟まないのは有名な話ですからね。また、紅白に出ると、すでに特別賞受賞が決まっている『輝く!レコード大賞』(TBS系)にも出演しなくてはいけなくなるという“業界ルール”もネック。NHKは事前収録でのVTR出演も視野に交渉をさらに続けるようですが……」(広告代理店関係者)

■桑田佳祐は朝ドラの主題歌を中継で歌う?

 また、本誌アンケートで4位だった桑田佳祐も出場リストには名前がない。「桑田と同じアミューズに所属する俳優の小出恵介が5月に事件を起こし、放送を控えていたNHKドラマが放送中止になったため、“穴埋めで桑田が出場か!?”と期待されていましたが、10月に補償協議が終了したことで決着済みに。2年連続で紅組司会の有村架純がヒロインを務めたNHK朝ドラ『ひよっこ』の主題歌『若い広場』を、中継で歌うプランが有力視されています」(前同)

■司会は紅組が有村架純、白組が二宮和也が務め…

 今回の発表に先立って、紅組司会を有村、白組司会を嵐の二宮和也が務めることが発表されており、総合司会には内村光良が「サプライズ選出」(芸能ジャーナリストの渡邊孝浩氏)されていた。さらに16日には、同局の桑子真帆アナも内村と一緒に総合司会を務めることが発表された。「紅組司会には同じく女優で、現在、NHKドラマ『精霊の守り人』にも出ている綾瀬はるかの名前も挙がっていました。しかし、ネックになったのが彼女の所属事務所。その大先輩、和田アキ子は去年から紅白を外されており、綾瀬と交渉すれば、それが蒸し返される可能性があると、関係者は神経を使っていましたからね」(スポーツ紙記者)

●総合司会にベテラン・内村光良

 今年の司会陣は例年に比べて1人多い4人。昨年は、総合司会がNHKの武田真一アナの一人で、白組司会に嵐の相葉雅紀、紅組司会が有村の計3人だったが、「武田アナのバラエティ番組の不慣れ感と相葉のあまりのつたなさが反省材料になった。そこで、今年はNHKのバラエティ番組『LIFE』に出演中のベテラン・内村を出すことで、司会陣の“補強”に加え、目玉なき今年の紅白を『LIFE』流の笑って楽しめる演出でごまかしてしまおうというわけです」(前同)

●ポスト有働由美子として、桑子真帆アナ

 また、内村の相方となる桑子アナの抜擢は、「NHKがポスト有働由美子として認めた証」(芸能評論家の三杉武氏)だという。「紅組司会、総合司会を何度も経験している有働アナは、毎回の紅白を前に、肌の露出度の高いドレスを着るためにシェイプアップ。勝負下着をつけて挑んでいたことも明かしていました。当然、桑子アナも、セクシーなドレス姿が期待されます。目玉のほぼない今年は、彼女のボディで少しでも視聴率を稼ぎたいところでしょう」(前同)

■小林幸子や小沢健二も出場せず

 本誌アンケート3位で、かつてはド派手な衣装が紅白の呼び物となっていた小林幸子は、「実は早い段階で出演打診の接触があった」(芸能記者) しかし、「小林本人が辞退したそうです。かつては〈紅白出演→地方公演&ディナーショー〉が彼女の仕事の“ルーティン”だったのですが、2012年の紅白落選後に、ニコニコ動画などネット出演してみたところ、そっちのほうが実入りがよかった。それに“今さら紅白にしがみついていると思われたくない”との思いがあったとか」 15年に特別出演を果たしているが、今回は、それもなさそうだ。

 今年2月に19年ぶりのシングルをリリースして、音楽シーンに復帰した小沢健二も出場内定が報じられたが、出場はならなかった。「白組で出場するSEKAI NO OWARIとのコラボ曲『フクロウの声が聞こえる』での電撃出演の可能性は、まだ残されています。早い段階で内定が出ていたオザケンですが、一部の週刊誌やスポーツ紙にスッパ抜かれたことで、交渉が難航してしまった」(前同)

■丘みどり、三浦大知、エレファント・カシマシらが初出場

 また、今年の初出場組に目を向けると、本誌アンケートで10位に入った丘みどりがリスト入り。若手の美人演歌歌手として、美声を響かせることとなった。また、若者に人気の三浦大知も初出演となったが、その裏にあるのが、11月16日発売の『週刊文春』の“スクープ記事”だという。「女優でモデルの西内まりやが、所属事務所の社長をビンタして開店休業状態になっている件です。事務所の稼ぎ頭だった彼女が休んだ穴は、かなり大きい。その代わりとして事務所は三浦を猛プッシュしており、来春の打ち切りが決まっている『めちゃイケ』(フジテレビ系)のスペシャルにも数週間にわたって出演していました。紅白出演も、その勢いを受けたものです」(芸能プロ関係者)

 丘や三浦を加え、今回初出場を果たしたのは10組で、中でも大物と言えそうなのはエレファント・カシマシくらい。「NHKの上田良一会長は就任1年目であり、紅白の視聴率を下げたくないところ。“シブチン”の上田会長が、“札束攻勢をかけてでも大物招聘しろ”と大号令をかけているそうです」(前出の夕刊紙デスク) 巻き返しなるか!?

■週刊大衆読者が選んだ「紅白に出てほしい歌手」ベスト30

1位 安室奈美恵 521票
2位 和田アキ子 107票
3位 小林幸子 103票
4位 桑田佳祐 97票
5位 北島三郎 91票
6位 中島みゆき 90票
7位 山口百恵 84票
8位 坂本冬美(出場) 80票
9位 中森明菜 76票
10位 丘みどり(出場) 64票
11位 舟木一夫 61票
12位 松山千春 57票
13位 綾瀬はるか 47票
14位 矢沢永吉 43票
15位 乃木坂46(出場) 38票
16位 藤あや子 33票
17位 ASKA 28票
18位 ちあきなおみ 24票
19位 SMAP 23票
19位 小田和正 23票
19位 B’z 23票
22位 星野源(出場) 21票
23位 石川さゆり(出場) 20票
24位 細川たかし 19票
24位 欅坂46(出場) 19票
26位 竹内まりや 18票
27位 武田鉄矢 17票
28位 加山雄三 16票
29位 田原俊彦 15票
30位 ゴールデンボンバー 13票
※『週刊大衆』11月6日号の読者アンケート「NHK紅白歌合戦に出場してほしい歌手は?」の集計結果

『NHK紅白歌合戦』、出場者決定までの舞台裏

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