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【週刊大衆連動】4コマ漫画『ボートレース訓練生・美波』第2話こぼれ話

[週刊大衆2017年12月11日号]

【週刊大衆連動】4コマ漫画『ボートレース訓練生・美波』第2話こぼれ話

 ボートレーサー養成所の一日は朝6時から始まります。起床のブザーとともに脱兎のごとく飛び起き、布団をたたみ、身だしなみを整えて朝の点呼に向かいます。その間わずか15分。寝坊、遅刻は許されません。15分後には全訓練生が養成所の庭に整列していなければなりません。

 ちなみに、支度が早くできるというだけでは合格点はもらえません。準備には、几帳面さと正確さも求められます。布団がきちんとたためていなければ、教官に「やり直し」を命じられ、服装の乱れは点呼時に厳しく注意されます。これが毎朝、続くのです。

■早めの起床も禁止!

「だったら、時間より少し早く起きて準備しておけばいいじゃないか」 読者の方の中にはこのように思う方も少なくないかもしれませんが、驚くことにボートレーサー養成所では、訓練生が起床時間よりも早く起きることも禁じられています。ボートレースはコンマ1秒を争うレース。しかも、フライングは出場停止処分を受けるほどの重罪です。ゆえに、時間に対する正確さは訓練時代から徹底的に叩き込まれるわけです。裏を返せば、ボートレーサーは体が資本。眠れる時には1秒でも多く眠っておけという意味合いも含まれているようです。

■鳥のさえずりや川のせせらぎがトラウマに…

 この起床に関してはちょっと面白い話があります。起床ブザーが鳴る5分前から、館内に鳥のさえずりや川のせせらぎが流れるのです。ほとんどの訓練生が、このすがすがしい大自然のメロディの中で目をさまし、横たわった状態でブザーを待ちます。いわゆる起床ダッシュの前のウォーミングアップ的なメロディといえますね。

 しかし、このメロディが今回の漫画のような笑い話を生むケースが少なからず、あるようです。本来、人の気持ちを晴れやかにするはずの鳥のさえずりと川のせせらぎが、多くの訓練生にとっては、将来、つらい訓練時代を思い出すトラウマになってしまうのです。養成所が良かれと思って流した安らぎの音が、意外な展開を迎えているというのは、ちょっと笑えます。

 最近、都心の駅ホームでは、ラッシュ時にイラつく乗客の心を落ち着かせるため、鳥のさえずりや川のせせらぎが流れていることがあります。普通の人は意識しないかもしれませんが、ボートレーサーにとっては、不快な音かもしれませんね。

【週刊大衆連動】4コマ漫画『ボートレース訓練生・美波』第2話こぼれ話

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