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元なでしこジャパン・丸山桂里奈が語る「W杯ゴールと恋愛、そして引退後」

[週刊大衆2017年12月18日号]

元なでしこジャパン・丸山桂里奈が語る「W杯ゴールと恋愛、そして引退後」

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 2011年、日本中が歓喜に沸いたFIFA女子W杯。準々決勝後半に出場した丸山桂里奈が、開催国ドイツを延長後半3分のゴールで沈め、なでしこジャパンの初優勝を引き寄せたことを記憶されている人も多いだろう。彼女は翌年のロンドン五輪にも出場し、銀メダルを獲得している。

 2016年の引退後、後進の育成に努めながら、バラエティ番組でも活躍。最近は、セクハラ被害や男性遍歴を告白して、話題になったことは記憶に新しい。元なでしこに、競技人生から私生活まで直撃!

■ワールドカップのドイツ戦で劇的ゴール!

――丸山さんといえば、W杯ドイツ戦でのゴール。

丸山 サッカー人生で一番、記憶に残るゴールですね。あの試合、後半すぐの投入で、それまで20分とか、多くても30分しか代表の試合に出たことがなかったので、“こんなに長くプレーして私、大丈夫かな?”って感じでした。

――ところが、後半45分が終了しても試合が決着せず、延長戦に突入しました。

丸山 延長戦に入ったとき、佐々木監督が“決めるんだったら、お前しかいない”って言ったんです。“相手も疲れているからゴール前は足元より、背後を狙う意識を持て”と指示されて。

 強豪ドイツを破るゴールが生まれたのは、延長後半3分。DF石清水梓からの縦パスがFW岩渕真奈に渡ったとみるや、相手DFの背後へ走り出した丸山。自らの頭上を越え、目の前に落ちたパスに、相手DFよりも一瞬早く追いつくと、角度のないところから右脚を一閃。ボールはサイドネットに吸い込まれた。

――劇的なゴールでした。

丸山 目に見えないものが後押ししてくれたのかなっていう思いはあります。いつもの私だったら、あそこに蹴ってないと思うので。

――枠に飛ばない?

丸山 いえ。キーパーに当ててたと思います(笑)。シュートを打つときに光が見えて、そこに蹴ったら入ったんです。自分の力って言うより、人々の思いが導いてくれたんだと思います。

■澤穂希に怒られて…

――W杯の直前、東日本大震災がありました。この災害で、日本中が元気を失っていた。女子W杯の優勝で、勇気をもらった日本人は多かったと思います。ただ、このゴールで澤穂希さんといろいろあったとか?

丸山 岩渕にボールが渡る瞬間、私は背を向けて走り出したので、岩渕からのパスかと思ったんですね。だから、ゴールを決めた後、駆け寄ってくる澤さんをかわして、岩渕と抱き合ってしまったんです。試合後のインタビューでも、「岩渕から来たパスに」と話してしまって。後で、澤さんのパスだと分かって青くなりました。澤さんにも、「あれは私のパスだよ」って叱られて。確かに、あんな“神パス”は、澤さんだからこそですよね(笑)!

●『しくじり先生』で「準備運動は疲れるだけで意味がない」と…

――そんな澤さんとは、他にもいろいろあったとか?

丸山 W杯の3年前、08年の北京五輪のことですね。

 0対0で迎えたドイツ戦後半23分。試合の流れを変えるべく投入された丸山だったが、アップ不足で、動きにキレがなく、キャプテンの澤に、「お前さ、スーパーサブなら、もっと走れよ!」と激怒されてしまう。

――9月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)では、「準備運動は疲れるだけで意味がない」と思っていたと発言していました。

丸山 練習大好きではありませんでした。サッカーは足が速ければできる、と思ってましたから。でも、澤さんに喝を入れられて走り込みをするようになって。毎日20キロは走りましたね。

●オフサイドのルールをよく知らなかった!?

――その成果がW杯で出たんですね。ちなみに、オフサイドを19歳まで知らなかったという話も。

丸山 オフサイドのルールって変わるじゃないですか。プレーに関与しなければ、OKとか。だから、オフサイドの細かいルールを人に説明できないレベルということです。私は、理論派というより感覚派ですから。

■なでしこは恋愛OK

 大会後、時の人となった丸山。最寄りの駅や実家の前で見ず知らずの人に待ち伏せされたり、家に帰る途中、「まるやま~」と叫ばれながら自転車で追いかけられたこともあったという。

――なでしこは恋愛OK?

丸山 佐々木監督は“彼氏ができたほうがいい”って言ってたくらいですよ。

――恋愛とサッカーの両立は可能でしたか?

丸山 大学の頃から彼氏はいましたし、基本、いつでも彼氏はいました。プロになってからも、午前中は仕事して、午後は毎日2時間練習。それ以外は自由なんで、すべての時間を彼氏に費やしていました。

■『ダウンタウンなう』で爆弾発言も

 最近は、バラエティ番組での活躍も目立つ丸山。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、「彼氏に自動車の中に監禁された」「有名人とつきあったことがないとはいえない」など爆弾発言も。

――ダメ男が好きですか?

丸山 私、人を信じちゃうんです。“人間、みな兄弟”って言うじゃないですか。いい人だなと思って、おつきあいしてみたら突然、豹変するというだけの話で。

――それでも別れない?

丸山 変な人でも、好きになった人なので、自分がどうにか変えてあげたいとか思っていたら、何年もたっちゃったみたいな(笑)。

■『サンデー・ジャポン』で“セクハラ被害”を告白

『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、若い頃の“セクハラ被害”を告白。当時の男性指導者にロッカールームで“だ~れだ?”と後ろから目隠しされ、その手が胸元までスライドしてきたことがあったという。

丸山 あの頃はサッカーがやれたらよかったんで、セクハラなんて気にしたことなかったんです。胸を触られたくらいで、そんなにシビアにならなかったし……。

■子どもにサッカーを教えたい

――では、引退を決意された理由は、なんでしょう?

丸山 ロンドン五輪のアジア予選で負った膝のケガの影響を引きずってしまって、イメージしたプレーができなくなっていたんです。その前の年に、澤さんが引退したことも大きかったですね。

――引退後、どのように生きようと思っていました?

丸山 バラエティが好きなんで、芸能界のお仕事はやりたいと思っていて。あと、子どもにサッカーを教えるというのは、使命でもあると思っています。

●平昌オリンピックにも挑戦

 一方で新たな挑戦も。日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟が、平昌五輪に向けてボブスレー選手の発掘を目的とした体力テストを9月に行ったが、丸山もそれに挑んでいる。

――冬の五輪に出場を?

丸山 もう一度、オリンピックに出たかったんです。でも、ボブスレーは膝の負担が大きくて。再び膝が痛くなって、お医者さんに“辞めたほうがいい”と言われて、泣く泣く諦めました。

――今後は指導者に?

丸山 物事を伝えるのが苦手なので、今は考えていません。リフティングはできますが、なんで他の人ができないのかが分からないんです。だから、指導者になるにしても、サッカー教室とか、日本のサッカー人口を増やしていけるような活動をしたいですね。

丸山桂里奈(まるやま・かりな)
プロフィール1983年3月26日、東京都生まれ。T163センチ。日本体育大学在学中の02年、代表デビュー。03年に女子W杯アメリカ大会、04年アテネ五輪に出場。05年に東京電力女子サッカー部マリーゼに加入し、08年の北京五輪で4位入賞。10年、米女子サッカーリーグのフィラデルフィア・インデペンデンスに移籍するも、同年、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに移籍。11年女子W杯ドイツ大会の準々決勝で決勝点を挙げ、W杯優勝に貢献した。翌年、スぺランツァFC大阪高槻に移籍し、ロンドン五輪で銀メダルを獲得。16年、現役を引退した。日本代表として国際Aマッチ79試合に出場(14得点)。

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