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【武豊】キタサンブラックにGP有馬記念の栄冠を!

[週刊大衆2018年01月01日号]

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

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 もうあとわずかなのにどうしても手の届かないG1のタイトル。なんとしてもプレゼントしてあげたかった大きな勲章……。最後の最後、香港でつかみ取った、ステイゴールドのように。芦毛馬、スマートレイアーとともに、強い気持ちで挑んだ「香港カップ」ですが、夢は夢のまま終わってしまいました。体調はベスト。昨年も経験した競馬場で精神的にもリラックスしていて、レースも積極的に前に行ったのですが……完敗です。デビューから17回も騎乗させていただき、6度も美味しいお酒を飲ませてくれた彼女は、いつでも、どんなときでも、一生懸命に走る愛すべき牝馬でした。もちろん、悔しさはあります。でも、やれるだけのことをすべてやったと思える競馬は、どこか清々しさもあります。

■いよいよ、グランプリレースG1有馬記念!

 香港でのレースも含め、跳びはねたいようなうれしさも、歯噛みするような悔恨も、あれこれあった今年の競馬。今週は、いよいよ大詰め。日本中が沸き立つ、普段は馬券を買わないという人も競馬新聞を片手に、あれこれ推理するというグランプリレース、G1「有馬記念」(芝2500メートル)が華やかに開催されます。ファンの方の一票で出走馬が決定するドリームレースの主役は……このレースがラストランとなるキタサンブラックです。

――有終の美を飾ってほしい。そんな思いで、一票を投じてくださったファンの方のためにも、どの馬にも、その座を明け渡すことはできません。でも……キタサンブラックは、ドリームレースでは一度も勝っていないからなぁ。心配する声があるのは知っています。僕自身、ドリームレースに関して言えば、忸怩たる思いでいっぱいです。

――でも、強い馬が、強い競馬で勝つのが、競馬の一番の醍醐味ですから、やっぱり、ここは譲れません。泥んこ馬場を制した「天皇賞(秋)」の激闘。弾けきれなかった「ジャパンカップ」(3着)……。前走から6日後の今月2日から坂路入りし、最後のレースに向けて、入念に乗り込まれているキタサンブラックの体調は万全です。

■北島三郎オーナーが熱唱する『まつり』を堪能したい

――有馬記念に勝つまでは歌わない。今年1月に宣言された北島三郎オーナーに、いよいよ、その封印を解いていただくときがやって来ました。

――えっ!? 僕も……一緒に……ですか? いやいや。僕はレースに全精力を注ぎ、終わった後は、管理する清水久詞先生と仲良く並んで、オーナーが熱唱する『まつり』を堪能したいと思います。

 泣いても笑っても、これがキタサンブラックにとってのラストレース。競馬の神様に愛された馬にふさわしい、堂々と真正面からレースに臨み、その手で栄冠をつかみ取るような、そんなレースができるよう、僕もベストを尽くします。12月24日、クリスマスイブ……。中山競馬場でお逢いしましょう。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外G1制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

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