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双子の子育ては、妊娠中から出産後の生活まで全然違う!

双子の子育ては、妊娠中から出産後の生活まで全然違う!

 双子座は、スパルタ国の王妃レダが産んだ二つの卵からそれぞれ生まれた、カストルとポルックスという異父兄弟の姿が星になったといわれる。星占い的には双子座生まれの人たちは、好奇心旺盛で頭の回転がとても早く、困難を要領よく切り抜けることができるという。

 さて今回はその双子について。双子を妊娠しても、育児書には、双子育てや双子妊娠時の生活についてあまり解説が見当たらないので不安になったという双子ママも多いことだろう。双子とそうでない場合の妊娠時の生活や、出産後の生活はどう違うのだろうか。また、よく男女の産み分けが話題になるが、双子の産み分けなどもできるのだろうか? また、産後は一気に2人の名前を決めなければならないが、それぞれにまったく関係のない名前をつけるか、少し似せるか、そこも悩ましいところだ。

■双子の「名前」の実例

 双子の名前はやはり、双子同士がそれぞれリンクし合っているものが人気が高い。実際に存在する芸能人、スポーツ選手など有名人の双子から、名前の組み合わせを見てみよう。

● 男 × 男

  • 工藤順一郎、工藤光一郎
  • 江端郁己、江端郁世
  • 大木温之、大木知之
  • 上条欽也、上条盛也
  • 斉藤祥太、斉藤慶太
  • 斎藤洋一郎、斎藤准一郎
  • 土屋大輔、土屋圭輔
  • 蜂須賀祐一、蜂須賀昭二
  • 広海、深海
  • 佐藤勇人、佐藤寿人
  • 手倉森誠、手倉森浩
  • 荻原健司、荻原次晴
  • 宗茂、宗猛
  • 大竹まこと、大竹オサム

● 女 × 女

  • 伊藤なつ、伊藤かな
  • 蛯原友里、蛯原英里
  • 伊藤エミ、伊藤ユミ
  • 三倉茉奈 、三倉佳奈
  • 鈴木亜耶、鈴木亜美
  • 松岡恵望子、松岡璃奈子
  • 木村真野、木村紗野

● 男 × 女

安田美沙子、安田徹

■「一卵性双生児」と「二卵性双生児」

 そんな双子には、まるで瓜二つな双子とそうでない双子がいることはご存知だろう。双子には二種類ある。一つ目は「一卵性双生児」。そっくりな双子は、一卵性双生児であることが多い。こちらは一つの受精卵からできる双子であるため、胎盤も一つ。栄養が均等に届きにくくなるという妊娠時のリスクがある。

 もう一つは「二卵性双生児」。二つの受精卵を同時に着床することでできる双子であり、一卵性双生児ほど、そっくりにはならない。また、胎盤も二つに分かれるため、栄養が不均等になるという心配はない。

■妊娠時、「おなか」はどう違う?

 双子の妊娠は、一人だけの子の妊娠(単胎妊娠)とは、いろいろと違うことが多い。まず挙げられる「違い」は、なんといっても妊娠時の体重増加だ。単胎妊娠の場合、体重の増加は7キロから10キロが一般的であるのに対し、双子妊娠の場合は、9キロから13キロほど、体重が増加する。妊娠8か月ほどで、単胎妊娠の臨月並みのおなかになるという。これはつまり、おなかが大きくなるスピードが単胎妊娠よりも早いということ。なので、妊娠線もできやすい傾向にある。お風呂上がりにはこまめに妊娠線予防のクリームをおなかやお尻、太ももに塗り込み、乾燥を予防しよう。

 ちなみに、双子を妊娠しているので、つわりも2人分になり、倍苦しいのかという心配をするママもいるが、こちらは心配ご無用。つわりに関しては、単胎妊娠と同じである。つわりのひどさには個人差があるため、まったくつわりを感じない人もいれば、寝込むほどのひどい場合もあるが、たとえつわりがひどくとも、それは双子を妊娠していることとは関係ない。

●双子かどうかいつ分かる?

 妊娠時、おなかの子どもが双子なのか、そうでないかが分かるのは、結構早い。だが一卵性双生児か、二卵性双生児かで、その時期が若干異なる。二卵性双生児の場合は5週目頃。赤ちゃんを覆っている「胎嚢(たいのう)」が二つ確認できるのがこの時期だ。だが、一卵性双生児の場合はそれよりも若干遅い。一つの受精卵からできる双子であるため、胎嚢も一つである。一卵性双生児はだいたい妊娠6~7週目頃、二つの心拍が確認できることから、判明する。

■双子妊娠時のマイナートラブル

 そもそも単胎妊娠の場合でも、つわりやむくみ、食欲過多や逆に食欲不振、そして毛深くなるなど、さまざまな体の変化やマイナートラブルが妊婦となった女性に降りかかるが、双子妊娠時は、単胎妊娠よりも少し気を配らなければならないマイナートラブルが増えてくる。その一つが、動悸や息切れだ。

 大きくなった子宮が横隔膜を押し上げ、肺を圧迫したりするために息切れしやすくなり、また、血液が増して心臓の負担が大きくなることで、動悸が起こりやすくなる。このようなときは、横になって休んだほうがいい。体の左側を下にして横になることで、心臓への負担が軽減され、楽になる。枕などを使い、上半身を少し上にあげた状態で横になるのもおススメだ。

 もう一つの代表的なマイナートラブルが「貧血」。双子を妊娠した場合、赤ちゃんへの栄養を2倍作らなければならなくなるため、単胎妊娠と比べて貧血を起こしやすいといわれる。また、先ほど述べた動悸・息切れは、貧血になることで生じることもある。貧血になると疲労感が増し、疲れやすくなってしまうため、普段よりも積極的に鉄分を含んだ食品を摂取するとよいだろう。ひじきやレバーのほか、小松菜も貧血予防になる。また、そうした食生活を送っても、貧血が改善されない場合は、検診の際に医師に相談し、鉄剤を処方してもらうこともできる。

 また、双子妊娠の場合は、単胎妊娠よりもおなかが張りやすい。おなかの張りに加えて出血がある場合、切迫早産などの可能性も考えられるので、病院に早めに連絡したほうがよい。連絡時、医療機関が正確に判断できるよう、妊娠週数と出血の時期、その色や量、回数など、またそれに伴う他の症状についても、伝えられるように記憶しておこう。

 さらに、双子妊娠は、単胎妊娠よりもおなかが大きくなり、妊婦の体重が増加するため、腰痛も起こりやすい。腰痛のほか、妊娠初期には、子宮が急速に大きくなることで腹痛も感じやすくなるといわれる。多くがさほど大きな痛みではないが、痛みが強いときなどは、切迫流産の危険もあるため、すぐに医師に連絡の上受診をしたほうがよい。

■双子妊娠時のリスク

 マイナートラブルと同様に、単胎妊娠のときよりも、双子妊娠時はリスクが若干高い。あまり暗い話をして心配が増えるのはよくないが、代表的なものをいくつか紹介しておきたい。兆候を感じたときはすぐに病院に受診できるようにしておこう。

 双子妊娠時は、早くから子宮が大きくなるため、おなかが張りやすい、というのは先に書いた通りだが、このため早産になりやすいと言われている。実際に双子のおよそ半数は早産で産まれてくる。出産の兆候が現れやすくなる妊娠30週目からは、入院となったり、また、張り止めの薬を処方されることもある。いつもよりもおなかが急に張る、破水したなどというときはすぐに病院へ連絡のうえ、受診しよう。

 また、単胎妊娠よりも切迫早産のリスクが高いともいわれる双子妊娠。妊娠初期は極力体を休め、ゆっくりとすごし、もし激しいおなかの痛みや出血がある場合も、すぐに病院へ。

 もともと妊娠時は高血圧になりやすいが、双子を妊娠すると腎機能への負担が大きくなるため、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)のリスクも高くなるといわれている。体重増加に気をつけながら、塩分の多い食事は控え、普段よりも食生活に気を配ることが重要だ。

 もう一つ、双子妊娠時のリスクとしては、片方の赤ちゃんだけの流産、通称「バニシングツイン」がある。そのほとんどが妊娠9週から11週の間に起こる。原因は胎児の染色体異常であることがほとんどであり、お母さんのせいではない。残念な結果になろうとも、自分を責めないように! また、そうした知識を夫婦間で共有しておこう。残った赤ちゃんへの影響もないといわれる。

■双子を授かりたい!というあなたへ

 自然妊娠で一卵性双生児を授かる確率は、約0.4パーセントといわれる。これは人種にかかわらずほぼ一定だ。一方、二卵性双生児を授かる確率は人種により若干異なり、日本人は一卵性双生児を授かる確率よりも低く、約0.2~0.3パーセントと言われている。

 双子を産みたい!と思っても、子どもは“授かりもの”と言われる通り、妊娠時にそれを狙って授かることは基本的には難しい。これは男女を産み分けたいという場合も同様だ。だが、二卵性双生児を授かる確率が比較的上がる条件が存在する。それは不妊治療時だ。

 排卵障害による月経異常がある女性、または排卵はしているが排卵日が定まっておらず、「タイミング法」での妊娠がうまくいかない人などを対象に行われる「排卵誘発法」がある。この排卵誘発法を行うことで一度に複数の卵胞が発育して排卵されることがあるため、その結果、同時に2人以上の子どもを妊娠する確率が高くなる。

「高齢出産の人に双子が生まれやすい」などの噂を耳にしたことがあるかもしれないが、これはおそらく、上記のように不妊治療において「排卵誘発法」が行われ、その結果、多胎妊娠が起こるためであろう。これはあくまでも不妊治療の結果でしかなく、産み分けとはまったく異なるものだ。

■双子出産後は、ここが大変!

 さて、無事に双子を出産したのち、待っているのは“双子の育児”である。SNSでは、ママたちが“子育てあるある”を発信し共感を呼んでいるが、中には“双子育児あるある”も目にすることができる。双子ならではの苦労はどのようなものだろうか。

●移動が大変

 なんと言っても、双子育児の苦労として筆頭に挙げられるのは「移動が大変」なこと。まず歩けるようになるまでは一苦労だ。抱っこ紐は一人しか抱っこできないため、パパも一緒でなければ外出が厳しくなる。ベビーカーも双子用になれば大型になり、公共交通機関での移動を考えたとき、混み合う電車を使うことは気が引ける、というママさんも多い。

●すべてに2倍のコストがかかる

 また、当然ながら双子は2人の子どもが同じように成長していくので、イベントごとも重なり、出費がかさむ。最初の出産で双子を産んだ場合は、ベビー服やベビーベッドなどさまざまなものを2人ぶん準備しなければならない。

 そして双子ママが最も苦しむのは“授乳”。ミルクではなく母乳育児の場合、常に双子におっぱいをあげることになるため、双子ママの間では“エンドレス授乳”などと言われている。そのため寝る時間もなくなってしまうのだ……。片方ずつのおっぱいで一度に2人を授乳することなどもはや当たり前。休む暇がないのだ。しかも左右のおっぱいから出る母乳の量が異なるので、適度に入れ替えないと発育に差が出ることも。

「双子は一度に子育てが終わるからいいわねぇ」など、道ゆく人から声をかけられることもある双子ママだが「双子を育てるのがどれだけ大変か分かってない」と怒りの声も上がっている。

■双子でよかった!と思ったこと

 こうした苦労もあれど、やはり「双子でよかった!」と思う瞬間も、当然ある。「おなかの中にいるときから仲良し」というママもいる通り、妊娠中の検診時にチェックするエコー写真には、ママのおなかの中で「手をつないでいた」なんて声も。また産まれた後も、刺激しあって成長していけるほか、“双子コーデ”を楽しめるのも、双子を持つママやパパの楽しみの一つ。「双子コーデを考えるのが楽しい」なんていうママもいる。

■まとめ

 大変なことはもちろん多い。しかし一方で、楽しいこともある双子の育児。街中で双子ママを見かけたら「一度に育てられてラクできるんだな~」ではなく、妊娠時から子育てに至るまでの大変さに思いを馳せてもらえると、双子ママたちも救われるのではないだろうか。

双子の子育ては、妊娠中から出産後の生活まで全然違う!

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