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ウッチャンナンチャンvsダウンタウン、人気コンビ同士の「ライバル30年史」

[週刊大衆2018年01月08・15日号]

ウッチャンナンチャンvsダウンタウン、人気コンビ同士の「ライバル30年史」

 互いをライバルと認める“お笑い第三世代”のツートップが年末の風物詩で激突。勝者はどっちだ!?

■内村光良の紅白歌合戦総合司会に松本人志は…

「ほぼ同期のウッチャンが総合司会なのに……。ハッキリと明暗が分かれてますね」と漏らしたのは、ダウンタウンの松本人志(54)。大みそか放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』(日本テレビ系)の制作発表の場でのことだ。現場にいたスポーツ紙記者が、こう話す。「やっぱり、気にしてたんだなって、その場にいた一同が思いましたよ(笑)」

 というのも『ガキ使』の裏番組となる『第68回NHK紅白歌合戦』の総合司会に、ウッチャンナンチャンの内村光良(53)が選ばれていたからだ。ウッチャンナンチャンとダウンタウン――両者の関係は深く、さかのぼること約30年、それぞれが“明暗”に揺れた歴史があった。

■出会いは『お笑いスター誕生!!』

 出会いは1985年の『お笑いスター誕生!!』(日テレ系)の予選だった。「すでに関西でレギュラー番組を持つなど人気だったダウンタウンに、コンビ結成半年のウンナンが話しかけたのが初対面。テレビで彼らを見ていた内村光良は“うわ、ダウンタウンだ”と芸能人視し、南原清隆は“うまいな~面白いな~”と感心していたといいます。ところが、ダウンタウンは2回戦落ちで、優勝したのはウンナンでした」(テレビ誌記者)

 ほどなく番組は終了。ウンナンは細々とした営業やライブ出演の日々が続く一方、ダウンタウンは翌年『4時ですよーだ』(毎日放送)放送開始を機に関西で爆発的人気を得ることとなる。両者の再会は、88年放送開始の『夢で逢えたら』(フジテレビ系)。コントで頭角を現しつつあったウンナンと、東京進出を控えたダウンタウンのキャスティングに関わった、同番組プロデューサーの佐藤義和氏が振り返る。

「東西で可能性のある若手を探した結果、この2組しかいませんでした。同じく“お笑い第三世代”といわれるとんねるずは、他番組の色がついていましたしね。両コンビの笑いはまったく異質でしたが、それが功を奏し、番組は世の中に出るためのオープニングアクトの場として、成功したように思います。彼らはライバルというか同期というか、認め合っていました」

■『ガキの使いやあらへんで!』がスタートし、デッドヒート!

 そこから先に歩み出たのは、ダウンタウンだった。本格的な東京進出を機に、89年10月から今も続く『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日テレ系)がスタート。ウンナンもすぐに後を追う。90年4月放送開始の『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』(フジ系)が好評を博し、番組は『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(同)として国民的番組に急成長した。

 そしてデッドヒートのごとく、ダウンタウンは91年12月に『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジ系)を開始。しかし、ウンナンの失速は突然やってくる。「93年6月24日、『やるやら』収録中、香港のバンドメンバーがセットから転落して数日後に死亡。そのまま番組は打ち切りになりました」(テレビ局関係者)

 一方のダウンタウンは、93年に『ダウンタウンDX』ほか、レギュラー番組が急増加。浜田雅功は95年に歌手として紅白出場を果たし、松本のエッセイ本は200万部を売り上げ、あまりの人気ぶりに首相官邸にも呼ばれたほどだ。お笑い評論家のラリー遠田氏も、こう話す。「先に全国区で有名になったのはウンナンでしたが、ダウンタウンはテレビの他、歌や本などで一世を風靡し、時代の波に乗った。ですが、97年に『ごっつ』が突如終了、転換期が訪れ、伸び悩む時期が来ます」

『ごっつ』終了はさまざまな憶測を呼び、松本への批判も少なくなかった。一方、ウンナンは前年から『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日テレ系)で、ドキュメントバラエティ路線を極めていく。

■『世界の果てまでイッテQ!』などにも踏襲され…

 さらにウンナンは、98年に念願のコント番組『笑う犬の生活-YARANEVA』(フジ系)を開始、大当たりした。「制作側としては、ウンナンはどんな番組にもハマりやすいマイルドな安定感があるため、番組に起用しやすいし視聴者も安心できる。それが今の『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)や、『ヒルナンデス!』(同)にも踏襲されています。対照的にダウンタウンは個性が強く、“彼らにどんな番組がハマるのか”模索して定着せず、短期打ち切りとなる時期が続きました」(前出のラリー氏)

 だが、松本は『人志松本のすべらない話』(フジ系)や『IPPONグランプリ』(同)で新たなお笑いシステムを開発するなど、「お笑い好きにウケる番組を作り、お笑いをディープに突き詰めている」(前同)と言われ、決して“明暗”の暗に陥ったわけではなかった。要は、両コンビの住み分けがより明確になったのだ。

「今回の『紅白』VS『ガキ使』だって、本人たちはまったく意識しておらず、松本の発言はリップサービスでしょうね。ステージが違うんですから。ただもし、内村が紅白に自身のコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)をそのまま取り入れるなら、火花が散るかもしれません。当時、『ごっつ』と『やるやら』で、しのぎを削る戦いをしたように、ね」(前出の佐藤氏)

 2017年の大みそか対決が楽しみだ!

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