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【武豊】G3金杯連覇で幕を開けた2018年の競馬

[週刊大衆2017年01月29日号]

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 キタサンブラックで沸きに沸いた有馬記念から13日……2018年の競馬がスタートしました。乗り始めは、6日の京都5R3歳未勝利戦。このレースで、ユーキャンスマイルをパートナーに、JRA通算3940勝目となる白星を挙げることができ、なんだか今年は、昨年以上にいい一年になりそうな予感がします。

――えっ!? マジで? はい! 冗談は嫌いではありませんが、こと競馬に関しては、いつでも、どんなときでも本気です。論より証拠――開幕初日のメインである東西の金杯で、早くも、その予感は的中しました。

■エアスピネルに続いて4度目のV!

 騎乗依頼をいただいたのは、アドマイヤムーンの血を受け継いだ6歳馬のブラックムーン。冠名は違いますが、キタサンと同じ“ブラック”です。彼とコンビを組むのは初めて。でも、これまで何度も同じレースで顔を合わせているので、彼のいいところはつかんでいました。末脚を最大限生かせれば勝ち負けになる――迷いは微塵もありませんでした。反応の良さも、いい脚を長く使えるところも、切れ味も、申し分ありません。キタサンブラックが去ったターフを、今年はブラックムーンが盛り上げてくれそうな気がします。

 この勝利で、僕自身は、昨年のエアスピネルに続いて金杯4度目のV! デビューした年から続いているJRA重賞勝利を32年に伸ばすことができました。変わらず応援し続けてくれるファンの方、毎年、いい馬に乗せてくれる馬主さん、調教師の先生、関係者の皆さんに、改めて感謝です。

■京都競馬場でキタサンブラックの引退式

 気持ちよく初日を終え、翌7日には、京都競馬場でキタサンブラックの引退式が行われました。ゼッケンは、G1・7勝を示す7番。駆けつけてくれた1万8000人のファンの方の前を力強く走るキタサンブラックは、有馬記念のときと少しも変わりませんでした。

――一番の思い出は? 答えは、彼と走ったレースすべて、です。どんなときでも、どんな状況に追い込まれても、決して諦めなかった彼から教わったことは、僕にとっても宝物です。

――自分も、もっと、もっと成長できる。それを教えてもらった2年でした。

――いつか、彼の子どもでG1を勝ちたい。それは夢であり、希望であり、ジョッキーを続けていくうえでの大きな糧になります。

■G2「AJCC」はゴールドアクターで!

 そして――いい予感は、まだまだ続きます。今週、G2「AJCC」で騎乗依頼をいただいたのは、キタサンブラックのライバルとして戦ってきたゴールドアクター。正直、彼とコンビを組む日が来るとは思っていませんでした。でも、だからこそ――気持ちは痛いほど伝わってきます。

「頼むぞ!」 その思いに応えるのが、ジョッキーの、プロフェッショナルの役割です。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外G1制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】G3金杯連覇で幕を開けた2018年の競馬

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