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築地の初セリで3645万円!大間のマグロ漁師が明かす「海の男激闘秘話」

[週刊大衆2018年01月29日号]

築地の初セリで3645万円!大間のマグロ漁師が明かす「海の男激闘秘話」

 1月5日に行われた築地市場の初セリ。80年以上続いたの“年始の風物詩”は、10月に市場が豊洲に移転するため、今年で最後になるが、有終の美を飾るに相応しい、華やかなセリとなったようだ。「初セリで最高値をつけたのは7年連続となる青森県・大間産のマグロ。今年は405キロの巨大マグロが3645万円(1キロあたり9万円)で落札。価格こそ昨年の7420万円、212キロのマグロ(1キロあたり35万円)には及ばなかったものの、1994年に大間町で水揚げされた過去最大の440キロに次ぐ史上2番目となる巨大マグロでした」(全国紙社会部記者)

■女優の橋本マナミも絶賛!

 競り落としたのは、築地のマグロ専門仲卸大手『やま幸』。9日には、女優の橋本マナミ(33)らが、銀座のすし店「鮨 銀座おのでら」で食する模様が報じられ、橋本は「霜降りなのに甘くて、さっぱりしています」と絶賛した。

 さて、この超巨大マグロを釣り上げたのは、大間漁港に所属するマグロはえ縄漁船『第56新栄丸』の竹内正弘船長(66)。年明けから漁で忙しい日々が続いていたが、時化で船を出せなかったという日の夕方を狙い、本誌は船長を直撃した。「ええっ、女優さんが食べてくれたの? そりゃ、うれしいなあ、ハハハ」と気さくに応じてくれた竹内船長。漁の手応えは?「はえ縄の浮き子がさ、2個水中に引っ張られて、こりゃ、いつも(200キロほど)より、でかいなあと思ったよ。クジラやシャチとは言わないが、牛みたいなマグロだった」と、大物との格闘を振り返る。

 続けて、「釣ったのは暮れの28日のことで、それから大晦日まで3日もある。実は、もっと大物を釣ろうと思ったんだよ。マグロは新しいほど新鮮で値がいいからねえ。でもまあ、結局、28日のマグロ以上のものは釣れなかったけどね」(前同)

 大物を釣り上げても、ギリギリまで、さらなる大物を追求するのがプロなのだ。とはいえ、今年で3年連続、6回目となる初セリ最高値だが、確信めいたものはなかったそうだ。「今年はでかすぎてダメだと思った。マグロは230キロくらいが一番いいんだ。大き過ぎるのは大味になりがちだから、値が上がらないと思った。なぜ自分が大物を釣れるのかは分からないけど、神様のお恵みだといつも感謝してます」(同)

 竹内さんは09年、漁の最中に船が火災を起こして沈没。海に投げ出されたが、漁師仲間に救助された経験もあって、漁師仲間を想う気持ちは強い。「長男も次男も陸に上がったけど、20代の若い衆が、いつも一緒に乗り込んでくれているから、彼らを育てたいね」(同)と、後継者の育成に意欲を見せる竹内さんだが、昨年、漁の恩返しにと児童施設に300万円を寄付したという。“真の海の男”は、これからも大物を釣り続けるだろう。

築地の初セリで3645万円!大間のマグロ漁師が明かす「海の男激闘秘話」

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