パチンコ・パチスロ「あぶない店」「あぶない台」の見分け方!気をつけたい旧基準機“設置期限切れ”!【ギャンブルライター・浜田正則コラム】の画像
(イラスト/玉三郎)

 1月31日をもちまして、旧基準機の設置期限が来たので、CRパチンコとパチスロ5号機が完全撤収されたわけですが、その穴を埋めるための新台が、1月から2月で、いま予定されているものだけで約40機種。これに加えて、中古台の呼び戻しも多数出るので、まあどれが新台なのか良く分からない、シッチャカメッチャカとなるでしょうね。

 また、こうした場合、リアルに台そのものを入手できないホールなども出てしまい、法に則って設置期限切れの台を取り外した上で、ベニヤ板でふさぐという対処が、おおむね施されたりします。もしかしたら今現在、行きつけのホールがこの光景になっている方も、いるかも知れませんね。

 そして、同じくこの台不足は、もう一つの由々しき事態を呼びます。それは……どさくさにまぎれて買わせちゃおうというメーカーの思惑です。何しろ台そのものが設置できるか分からない危機的状況ですので、新台はぶん取り合戦状態です。目玉台をエサに、従来の悪しき習慣でもある、「抱き合わせ」させる絶好のシチュエーション。これらが相まって、ホールは存亡の危機ぐらいの出費となり、お客は慎重に店選びをしなければ、史上最大級のボッタクリに遭います。ご注意ください。

 それでは実際の注意点と対策を見てみましょう。

■注意点1 あぶない店の見分け方

 まずは店そのものの選択です。台が手に入らなかったのではなく、実は「計画閉店」のためにベニヤ板状態になっている店もあるわけです。他には、営業は続けていくにしても、予算はキツキツなため、かろうじて間に合わせの台を中古で購入した店もあるでしょう。中古と言っても入れ替えの数が馬鹿にならないんで、店はかなりの打撃なのです。なので、人気の『CR真・北斗無双』や、パチスロ5号機の『ジャグラー』などを設置可能なギリギリまで引っ張ったお店の場合、突如として、計100台とか入れ替えることになります。それら旧機は、もはや中古市場での下取りも期待できないとなると、出ていくだけの一方通行で1000万クラスです。こんなの、日々の経営で回収するのは容易じゃないんですよ。

 この大問題は、その店が大型チェーン店なのか中小規模のホールなのかで切実さが異なります。昨今、ホールの数がすんごい勢いで減っているのですが、これら潰れたホールは、実はほとんどが中小規模です。大手には現在、業績が上向いているホールもあります。中小のそれらは逆に、業績は悪化の一途。銀行の融資も受けられずに、資金繰りすらままなっていません。それらホールは、いつものと変わらぬポーカーフェイスで、ボッタクリ続けて、ある日突然完全閉店となるでしょうから、客足の悪い中小のホールには行くのを控えて、貯玉等を多く預けている場合には、精算を済ませておいてください。

■注意点2 あぶない台の見分け方

 パッと見で「これだけは打っちゃダメ!」てのが分かる機種があります。それはズバリ、「無名で型落ちで液晶なしの機種」です。買わされるなら安い機種、という理由で液晶のない台を店側が抱き合わせに購入したと見て間違い無いでしょう。こんな台にお金を注ぐのはヤメましょう。

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