『ボクらの時代』小日向文世と角野卓造が「木村拓哉を絶賛した理由」と松重豊が悼んだ“急逝の俳優”「マネできない愛され方」の画像
木村拓哉

 2月6日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)は小日向文世(68)、松重豊(59)、角野卓造(73)ら、劇団出身で1月14日公開映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』でも共演している俳優3人によるトークが行われた。

「多くを語っていましたが、3人が初めて共演した14年放送の『HERO』(フジテレビ系)の思い出を語る場面があり、そこで主演の木村拓哉(49)についてのすごさを絶賛する場面がありました。

 ちなみに『HERO』で角野と小日向は01年版から、松重は14年版から出演していましたが、01年当時の小日向はまだ、借金まみれだったそうです」(女性誌記者)

 トークの流れで「カンペをどうしてるか?」という議論が展開された際に、角野は『HERO』を振り返り、

「あるときまで現場へ台本持ってったときもありましたよ。でも、それはやっぱり恥ずかしいなと思ってね。いやそれこそ『HERO』のときの木村君。何も一切現場に持ってこなかったもんね」

 と、木村について絶賛したのである。

「木村といえば多くの共演者が“台本持っているところを見たことない”とバラエティ番組などで話しているように、台本を完全に丸暗記していることで知られています。キッカケとなったのはドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)で共演した田村正和さん(享年77)が台本10ページ以上にわたるシーンを完璧に演じ切ったのに触発されたからだとか」(前同)

 木村の場合、自分のセリフだけでなく相手のセリフも完ぺきに頭の中に入っている。『ボクらの時代』ではそのことに触れて、

角野「あれだけクイックな会話絶対できっこないから、相手のも入ってんだろうね」

小日向「だからこっちがぼーっとしてるときに、“何とかだよ”って言ったりするもんね」角野「だからねやっぱりそれはそうだなと思って、それからとにかく台本だけは持っていくのやめようと。だからでもちょっと心配だから(カンペ)書いて……」

 と、格上の俳優である角野も木村に触発されて「台本の持ち込み」はやめたことを話したのだ。

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