北京五輪フィギュアスケート女子シングルのショートプログラムが2月15日に行われ、ドーピング問題で注目を集めるカミラ・ワリエワ(15)が82・16点をマーク。1位で17日のフリーに挑むこととなった。
「ワリエワは、昨年12月に行なわれたロシア選手権後に採取された検体から禁止薬物が検出され、2月8日に暫定資格停止処分を受けたのですが、9日に解除されていたことが判明。国際オリンピック委員会はこの決定を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えたのですが、CASはワリエワの五輪個人戦への出場を認めたのです」(スポーツ紙記者)
ドーピング疑惑が晴れないまま、ショートプログラムに出場したワリエワに対し、バンクーバー五輪金メダリスト・韓国のキム・ヨナ(31)や、長野五輪の女子シングル金メダリスト・米国のタラ・リピンスキー(39)ら多くのアスリートが異を唱え、依然物議を醸している。
一方で、わずか15歳にして追い詰められる彼女の精神状態を心配する声も多数上がっている。