明石家さんま(66)とマツコ・デラックス(49)という、芸能界を代表するMC2人を迎え、2021年4月にスタートしたTBS系のバラエティ番組『週刊さんまとマツコ』(毎週日曜18時30分)が、この4月から同じ日曜の13時30分からの放送になると発表された。
同番組の枠移動をいち早く報じた2021年12月の『東スポWeb』では、裏番組の『サザエさん』(フジテレビ系)に“さんま対サザエのシーフード対決”を挑んだものの、国民的アニメには歯が立たず、返り討ちに遭ってしまった、と伝えていた。
初回の2021年4月18日、2回目の5月2日では、さんまが波平、マツコがサザエという、『サザエさん』のキャラクターのコスプレ姿で登場したことも当時話題を呼んだが、番組サイドが裏の国民的アニメを強く意識していたことがうかがえる船出でもあった。
当代一のMC2人の番組だったが、初回の視聴率は4.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と振るわず、その後も4%台を推移している。
「同時間帯では、『サザエさん』が約9%、嵐の相葉雅紀さん(39)MCの『相葉マナブ』(テレビ朝日系)が約10%、『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)が約12~15%ですから、『さんまとマツコ』は裏番組に惨敗して引っ越すことになった、と言えるでしょうね。今、テレビ各局が重視している13歳から49歳までのコア視聴率でも、6%超という極めて高い数字を取る『サザエさん』に対して、『週刊さんまとマツコ』は圧倒的な惨敗を喫しています。
ただ、枠を移動したからといって、視聴率が改善するとは思えません。というのも、『さんまとマツコ』の移動先には超売れっ子のかまいたちの番組が移動して来ることになりましたからね……」(制作会社関係者)