俳優の西島秀俊(50)が主演を務め、濱口竜介監督(43)が村上春樹(73)の短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』。同作の「第94回アカデミー賞」での受賞への期待が高まっている。
『ドライブ・マイ・カー』は世界最高峰の栄誉であるアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門でノミネートされており、3月27日(日本時間28日)に行わわれる授賞式に、大きな注目が集まっている。
『ドライブ・マイ・カー』はアカデミー賞の前哨戦とも言われる「第79回ゴールデングローブ賞」でも非英語映画賞を日本映画として62年ぶりに受賞。オスカーとの親和性も高いとされる「第56回全米批評家協会賞」で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門を受賞している。
すでに世界的評価を確立している『ドライブ・マイ・カー』だが、さらに米・アカデミー賞のいずれかの部門でオスカーを獲得した場合には、主演の西島が、渡辺謙(62)や役所広司(66)のように映画やCMへの出演をメインにするようになり、地上波ドラマで見られなくなる、という可能性も指摘されている。
ドラマ制作会社関係者は話す。
「そうした懸念の声が上がっていますが、現状ではそうはならなそうです。主演ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)が最終回を迎えたばかりですが、西島さんは今後もドラマに引っ張りだこ。7月クールには、TBS火曜22時枠のドラマに出演することが決まっているそうです」
TBS火曜22時の「火曜ドラマ」枠は、清原果耶(20)主演の『ファイトソング』が3月15日に最終回を迎えたばかり。4月からは上野樹里(35)主演の『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』のスタートが控えているが、同枠ではこれまで、『恋はつづくよどこまでも』や『私の家政夫ナギサさん』など、社会現象となるようなドラマが放送されてきた。
「7月クールのドラマは、永野芽郁さん(22)が主演で、西島さんは永野さんを支える重要な役での出演となるようです。また、同ドラマには広末涼子さん(41)の出演も決まっているといいますから、話題になるのは間違いないでしょう。
西島さんはこの7月クールにとどまらず、2023年1月クールのテレビ朝日、火曜21時枠のドラマでは主演を務めることになるそうです」(前同)