TBSラジオ降板騒動・伊集院光の後を継ぐ『パンサー向井の#ふらっと』手堅いスタートも“早期打ち切り”が心配される3つの業界事情の画像
※画像はTBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』番組公式ホームページより

 お笑いトリオ・パンサー向井慧(36)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)が3月28日からスタート。開始80分ほどでツイッターの国内のトレンド1位になるなど、リスナーの関心は高かったが、番組が短命に終わる不安を抱えているようだ。

 同番組は、1986年から放送された長寿人気番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』の後番組として、2016年4月に『伊集院光とらじおと』がスタートするも約6年で終了。伊集院光(54)のパワハラ疑惑、TBSラジオ上層部との確執など、きな臭いウワサがささやかれるなか、向井が『#ふらっと』で引き継ぐことに。

 向井は月曜から木曜を滝沢カレン(29)、お笑いコンビ・ココリコ田中直樹(50)、三田寛子(56)、高橋ひかる(20)と、多彩で幅広い年齢層のパートナーを相手に軽妙なトークを展開。企画を詰め込んで圧が強めだった前番組に対し、朝の番組らしいさわやかな雰囲気だったが、不安な影も漂っていた。

 まずはTBSの番組に対するスタンスだ。同局は18年に三村社長体制になってから、“スペシャルウィーク“を廃止するなど、リスナーがとまどうほどの独自路線を展開。リスナーを若返りを狙って『ACTION』やお笑いコンビ・フォーリンラブバービー(38)の『週末ノオト』をスタートさせたが、それぞれ1年半、1年9か月で終わってしまい、残念ながら定着しなかった。

「以前のTBSラジオには“番組がカタチになるまでは3年かかる”など、新番組を長い目で見守るポリシーがあったといいます。しかし、そんな思いを持ったプロデューサーらが造反者扱いになり、現場から離れていったというウワサもあり、常連リスナーの同局への信用と愛着心が揺らいでいるようです」(ラジオ放送作家)

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