■なぜここまで魅力的なのか？
ＢＴＳは出す曲が毎回大ヒットを記録している。とりわけ『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』は、１９６３年の坂本九による『上を向いて歩こう』以来、５７年ぶりのビルボードでアジア系アーティストによる１位を獲得という快挙を成し遂げたことで知られている。
「まず、歌唱力については、特にメインボーカルのＪＵＮＧＫＯＯＫ（ジョングク・２４）のセクシーなハイトーンボイスは世界レベルの高評価。同じアーティストとして衝撃を受けた人が多いでしょうね。ちなみに、２０年にはアメリカの番組『ザ・レイト・レイト・ショーｗｉｔｈジェームズ・コーデン』や『タイニーデスク・コンサート』で、椅子に座ったまま『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』や『ＯＮ』の高音パートを鮮やかに歌い上げたこともあります」
また、メンバー７人のうち３人が全くのダンス初心者だったにもかかわらず、一糸乱れぬシンクロダンスのクオリティは他の追随を許さない。１７年放送の『ＰＯＮ！』（日本テレビ系）でリーダーのＲＭ（アールエム・２７）は、
「僕とＪＩＮ（ジン・２９）さん、ＳＵＧＡさん（シュガ・２９）とか、ダンスを全然してこなかった人は大変でした。でも、練習は完璧をつくります」
と、説得力が段違いのコメントをしている。こうしたストイックな姿勢がファンを引き付けているのは、疑う余地がないだろう。
