木村拓哉主演のテレ朝『未来への10カウント』キンプリ・高橋海人が見せたいきなりの神シーン『ドラゴン桜』を超える“がむしゃらさと涙”「強くなりたいんです!」の画像
木村拓哉・高橋海人

 木村拓哉(49)主演のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)が、4月14日にスタートした。生きることに希望を失ったひとりの男が、母校のボクシング部コーチになることで情熱を蘇らせ、人生を再生させていく青春スポーツドラマだ。第一話の視聴率も11.8%(世帯)、6.6%(個人)と好調。ツイッターのトレンド1位、題字を出演者であるKing & Prince高橋海人(23)が手掛けるなど注目の作品である。

 高橋海人が高校生を演じるのは『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(2018年/日本テレビ系)、『ブラック校則』(19年/日本テレビ系)、『ドラゴン桜』(21年/TBS系)に続き4作目になる。今回はボクシング部長の3年生で東大合格も狙える優等生。役名も「伊庭海斗」と漢字違いで同じ名前であるなど、役者としての縁を感じさせる役だ。

 伊庭のボクシングへの情熱は、とても強く真っすぐだ。この思いの強さは、コーチの桐沢(木村拓哉)が高校時代にボクシングの大会で4冠を達成していることを利用して、部の存続に公開スパーリングを申し込むという大胆さに繋がっている。そしてこれは1話の名シーンであり、ドラマ全体で最初のポイントになる重要なシーンとなった。

 リングに立った伊庭はやる気に満ちているが、桐沢は極めて冷ややかである。全力を出している自分に対して、ガードもせず流している桐沢の態度が悔しくて、がむしゃらに攻めながら感情をぶつけている、その一生懸命さと言葉に胸を打たれた。

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