アントニオ猪木“アカデミー賞ビンタ事件”に「ビンタのことは俺に聞け!」「ウィル・スミスの張り手は間違ってない!」の画像
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「元気ですか!」

 パソコン画面越しに響く、張りのある声。本誌連載も絶好調の“燃える闘魂”から、今回、「『週刊大衆』の読者に、ひと言お伝えしたい」というオファーが来た。

 どうやら、3月末のアカデミー賞授賞式で起きた“ある騒動”が気になっている様子。さっそく、猪木氏に話を聞いた。

■ハリウッド俳優との出会い

――ハリウッド俳優のウィル・スミスが、脱毛症に悩む妻を揶揄した司会者に、舞台上で強烈なビンタを放ちました。

「ビンタといえば、アントニオ猪木。なのに、なぜ誰も、俺に話を聞きに来ないのかと、ちょうど怒っていたんですよ(笑)」

――それは失礼しました!

「ムフフ。ビンタはね、これは、やっぱり二通りあります。憎しみが込もったビンタと、愛情が込もったビンタです。今回、ウィル・スミスは奥さんを守るために相手の頬を叩いたそうですね。そこには妻への愛情があるわけで、俺は、いいビンタだと思いますよ」

――ウィル・スミスは、モハメド・アリの人生を描いた映画『ALI アリ』(2001年)に、アリ役として主演するなど、猪木さんとも縁がありますね。

「20年くらい前になるのかな。アリの映画のプロモーションで来日した彼と(日本)武道館で会いました。そのときは名前もよく知らなかったけれど、第一印象で“この男はハリウッドで大成功するだろう”と。俺は、ハリウッド俳優だからといって特別視することはないから、男として何か感じたんでしょうね」

――そもそも、猪木さんの“闘魂ビンタ”は、どうやって誕生したんですか。

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