北海道スープカレーや東京の激辛タンメンも!47都道府県「汗だくで食べる」ご当地ピリ辛グルメNo.1決定戦【画像】絶品!日本全国「ご当地ピリ辛グルメ」リストの画像
モデル:篠見星奈

 中国・韓国・インドなどのスパイス大国との交流から、日本各地で生まれた「ピリ辛グルメ」。今回は、本誌編集部が有識者を集めて結成した「日本大衆メシ審議委員会(JTMC)」が、食べると汗が噴き出る“ホットな”逸品をピックアップ(最終ページの表を参照)。本文では、トップ10を紹介しよう。

 第10位はスープカレー(北海道)。この記事のモデルを務めるグラビアアイドルの篠見星奈さん(22)も、北海道出身だけに、「大好物」と語る道産子のソウルフードだ。彼女いわく、「スパイスや野菜、鶏肉のうま味が凝縮されたスープ状のルーが絶品です。辛さを細かく注文できるお店が多いので、自分だけのお好みの一皿を探すことができるのも魅力です」

 また、スープカレーを楽しむなら、ライスと合わせるのがオススメと語るのは、年間300種以上の激辛料理を食す“激辛マニア”で、1級フードアナリストの金成姫氏だ。

「サラサラのスープがライスとよく絡み、スパイスの香りや、お米の甘みがより際立ちます。また、辛み成分のカプサイシンは脂溶性なので、味をまろやかにしたい人は、乳製品のチーズなどをトッピングすると、より食べやすくなりますよ」

 第9位に入ったのは、高遠ネギそば(福島)だ。

「そば切り発祥の地・高遠藩(長野県伊那市)から会津へ伝承された、冷たいそばにキリッと辛い大根おろしをプラスした名物。福島の大内宿では、1本の長ネギを箸代わりに用い、ネギをかじりながら、そばを食べます」(タウン誌記者)

 ネギなどの薬味は、そばのうま味を引き立てるだけでなく、うれしい健康効果もあるという。管理栄養士の松田真紀氏が解説する。

「長ネギの辛み成分であるアリシンには風邪予防や、悪寒の緩和など、コロナ禍の今にはうってつけの健康効果があります。また、大根おろしは消化酵素が豊富なので、食後の胃もたれを防いでくれるんです」

 そんな“和の辛み”に対し、体が火照る“唐の辛み”といえば、激辛タンメン(東京)。麺類が9位に続いて第8位に入った。

「タンメンをベースに、たっぷりの野菜と、うま辛の麻婆豆腐がのった、今では全国区の知名度を誇るピリ辛グルメです。板橋区で創業した『蒙古タンメン中本』は、その代表格ですね」(グルメライター)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4