NHK渾身の実験作『17歳の帝国』いま最も忙しい若手・神尾楓珠と山田杏奈が見せた存在感と見せつけた「民放ドラマとの圧倒的な差」の画像
※画像はNHK『17歳の帝国』公式ホームページより

 近未来日本の地方都市を舞台にした青春SFドラマ『17才の帝国』(NHK総合)の第3話「夢見る街」が5月21日に放送され、主演の神尾楓珠(23)とヒロイン役の山田杏奈(21)という、今期放送中のドラマで大活躍の若手俳優に注目が集まっている。

 同ドラマは、『けいおん!』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など、数々のヒットアニメを手掛けてきた吉田玲子氏によるオリジナル脚本。202X年、世界から斜陽国の烙印を押された日本を改革する人材育成を目的に、AIによって20歳前後の若者が閣僚として選抜される。

 17歳の高校生総理になった真木亜蘭(神尾楓珠)は、総理大臣・鷲田(柄本明/73)が内閣官房副長官・平(星野源/41)に命じて立ち上げられた、実験都市「ウーア」に移住。真木に憧れる茶川サチ(山田杏奈)も、彼から総理補佐官のオファーを受け、家族と一緒に引っ越してくる。

 初回放送後、ツイッター上では「なんかすごいドラマを見てる気がする」「このドラマ自体が実験的ですごい」「見終わったあとの充実感がすごい」「ドラマの世界に没頭させられる。NHKの本気のクオリティすごい」などと、“すごいドラマ”だと話題になっていた。

 第3話では、真木の改革でAI化による職業の合理化が進み、サチの母で中学教師のタエ(西田尚美/52)もその対象になってしまう。不要なものは切り捨てるという政策に、住民の不満が噴出。真木の支持率は低下し、総理罷免ラインとされている、30%に近づいていた。

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