■「根性と執念がすごいと思いますよ」

 また、本作で吉岡のライバル役だった中村倫也(35)は、5月23日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)にて吉岡を、

「根性と執念がすごいと思いますよ」

「これだけ可愛らしくて恋人にしたいNo.1なわけですよ。だだけど中身は皆さんが思っている以上に怨念にも似た執念を持ってる女優さんだと思います」

 と、絶賛していた。

「くわえて、今年3月13~5月1日にかけてNHKのBSプレミアムで放送していた笑福亭鶴瓶さんとのW主演ドラマ『しずかちゃんとパパ』が、全日本テレビ番組製作社連盟によるATP賞テレビグランプリ2022のドラマ部門で優秀賞を受賞しただけでなく、放送文化基金賞のテレビドラマ部門も受賞しました。CM業はともかくドラマ方面で苦戦しがちな吉岡さんでしたが、流れが変わるのではないでしょうか」(専門誌記者)

 5月13日放送の『A-Studio+』(TBS系)で、吉岡は大学時代に上京して夢を切り開くべく4つのバイトを掛け持ちしたこと、そして、16年の映画『つむぐもの』で共演して飲み友達になった俳優の石倉三郎(75)は吉岡について、鶴瓶にこう話していた。

「こんな出ると思ってなかった」

「 芝居の情熱はあるけども、そういう子よう見てきてるからあの情熱に潰されんと、この世界おったらええのにな。

 でも別に色んな苦労をして、それでも出てくるかやめてしまうかやなと思ってたら、急にガーンと出てきよった」

 ということだった。

 そんな吉岡だったが、自分にとって転機となったのは17年のドラマ『カルテット』(TBS系)で演じた“悪女”。「たくさんの人に嫌われる覚悟がある役」とプロデューサーに言われるもやり切った結果、嫌われるだけでなく面白がってくれたファンもいたことから、「どんな役もやろう」「選ばずに、全部ひっくるめてやろう!」と強く感じたという。

 思わぬヒット作に恵まれた吉岡。映画だけでなく、ドラマで覇権をとる日も遠くなさそうだ。

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