88年にデビューし、93年に活動休止していた元ジャニーズ事務所の4人組バンド「男闘呼組」が、7月16日放送のTBS大型音楽特番『音楽の日』に29年ぶりのサプライズ再始動を果たし、大いに注目を集めている。
男闘呼組は全員がヴォーカルを担当し、楽器についてはリードギターを成田昭次(53)、ベースが高橋和也(53)、岡本健一(53)がリズムギター、前田耕陽(53)がキーボードをそれぞれ担当している。デビュー35周年である23年8月末までの期間限定で、再結成を果たすとのことだ。
「デビュー曲『DAYBREAK』を筆頭に、NHK紅白歌合戦など多くの音楽番組に出たり役者業をやったり、ジャニーズの歴史を変えたようなグループでした。“かわいいアイドル”ではなく、メンバー全員が作詞、作曲を手掛ける本格ロックバンドだったこともあり、5人組時代のTOKIOに近い、男性人気の高いグループでしたね。
しかし、93年に突如高橋さんがジャニーズ事務所を解雇されてしまい、そのまま活動休止。高橋さん解雇の理由は“突然マネージャーに呼び出され、契約更新を行なわないと通告された”とのことですが詳細はいまだに不明で、あまりに唐突なグループ活動の終了でした」(音楽ライター)
その後、前田と成田もジャニーズを辞め、唯一残っていた岡本も、21年11月から契約形態「専属」から「エージェント契約」に切り替えていた。思えば、これも活動再開の布石だったのかもしれない。
岡本の公式サイトによれば《いずれ活動を再開しないといけないと思っていました》ということだが、19年秋ごろ、20年以上ぶりに成田と再会し、翌20年の夏に27年ぶりに名古屋の音楽スタジオでセッションしたところ《曲を合わせた瞬間に…再活動をしたいという思いに駆られて…今に至ります》とのことだった。