キンプリ・永瀬廉主演『新・信長公記』ドラマ初出演作『信長のシェフ』から10年…永瀬と織田信長をつなぐ奇妙な因縁と必然の画像
※画像は日本テレビ『新・信長公記』公式ホームページより

 King&Prince永瀬廉(23)主演の『新・信長公記~クラスメートは戦国武将~』(日本テレビ系/読売テレビ『新・信長公記』公式サイト)が7月24日スタートする。名だたる戦国武将のクローンが15歳の高校生になって名門不良高校に集結し、学園の天下統一を目指して争い合うドラマだ。

 原作は甲斐谷忍氏の漫画『新・信長公記~ノブナガくんと私~』で、原作に違和感のない豪華キャスト陣をそろえた。キャストの衣装やヘアメイクなども話題となっており、期待が高まる。また、主題歌はキンプリの新曲『TraceTrace』が決定しており、初回放送で初解禁になるということで、ファン待望の瞬間になりそうだ。

■10年を経て強い縁を感じる織田信長役

 永瀬廉のテレビドラマ初出演は、意外にも時代ドラマで『信長のシェフ』(2013年/テレビ朝日系)になる。そのときは、史実上の人物である森蘭丸を演じた。幼さを残したかわいらしい容姿だが、父や主君と共に生きて死ぬという覚悟と熱い気持を持った少年だった。

 真っすぐな芝居と、強い眼差しに甘さのある声が印象深く残っている。10年の年月を経て、織田信長(のクローン)を演じるのは、本人にとって感慨深いことだろう。また、高校生役は『俺のスカート、どこ行った?』(19年/日本テレビ系)以来2度目になる。クラスのリーダー的な存在なのだが、人に興味がなく冷めた態度を取る生徒・明智秀一を演じた。

 この明智という役名、織田信長を彷彿とさせる役名ではないか。そして『わげもん~長崎通訳異聞~』(22年/NHK)では江戸時代の長崎で通詞をしていた父が疾走した謎を解くために、江戸から来た青年・伊嶋壮多を演じた。オランダ語に理解のある伊嶋は、まげを結い、人情に厚い男だった。信念を持った強い眼差しは、森蘭丸を演じていた少年時代と変わらない光を放っていた。

 この10年を振り返れば、織田信長役を永瀬が演じる縁は必然であるように感じてならない。

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