「余命半年」報道の坂本龍一の「終活」と「残された使命」とは?【2022年上半期「有名人の生き様」事件簿】の画像
芦田愛菜

 2022年の上半期に本サイトで配信されたニュースのなかから、アクセス数の多かった人気記事を振り返る「夏休み特別企画」。今回は「がんで余命半年」報道の坂本龍一に関するニュース。

坂本龍一「ステージ4がんと余命半年」報道の衝撃!娘・坂本美雨「涙のメッセージ」と「残された使命」

〈スクープ 坂本龍一「ステージ4がんと余命半年」涙で受け入れて「覚悟の入籍」〉

 6月16日発売の『女性セブン』(小学館)6月30日号が、このようなタイトルでがん治療を公表していた世界的音楽家の坂本龍一(70)の病状について報じ、波紋が広がっている。

 坂本は14年に中咽頭がん、21年1月に直腸がんの治療中であることを公表。直近では文芸誌『新潮』(新潮社)の7月号「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」という新連載で、自身がステージ4の段階であること、両肺に転移したがんを21年10,12月に摘出していたことを明かしている。

「20年12月に帰国した後、“何も治療しなければ余命半年”“治療しても5年後の生存率50%”と医師に診断されたといいます。その後、直腸を30cm切除する大手術を行ったものの完治には至らず、現在も投薬治療中ということです」(女性誌記者)

 そのため、当初は「治療すれば治るのだから公にする必要はない」と考えていたものの「がんそのものを受け入れるほかない」と今年2月ごろに心境に変化が訪れ、自分の言葉で詳しく病状を明かすことに決めた、と今回の『女性セブン』では報じている。

「21年2月15日の『国際小児がんデー』のために作った、つんく♂作詞のチャリティソングの『My Hero~奇跡の唄~』でのコメントも、また重みが増して聞こえてきます。この時点で、すでに過酷な闘病中だったわけですからね」(前同)

 当時の『ANNニュース』で坂本は、

「この曲を通して、少しでも多くの方に小児がんの事を知ってもらえたら嬉しいですね。そして、支援の輪が広がっていく事を願っています」

 とコメントしていた。

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