グラドル・プロ雀士、篠原冴美「恋愛の方は…男の子にビンタを!」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕の画像
麻美ゆまと篠原冴美(右)

 前回に続いて、グラビアアイドルで、プロ雀士としても活躍する“さみぃー”こと篠原冴美ちゃんです。前回は美人プロ雀士ならではの悩みや、最近の雀荘事情を教えてもらいました。彼女がプロ雀士になった頃は、まだ麻雀=男の遊び的なイメージが強く、非難されることもあったそうですが、そんな逆風の中でも、強く奮闘してきた姿に、私は感動! というのも、10年以上前、私がさみぃーと出会った頃は、本当にビックリするほど超マイペースな天然さんだったんです。今回は、その象徴とも言える、“渋谷パジャマ事件”の話から。

ゆま「さみぃーは19歳で、一人暮らしを始めたばかり。グラドルはやっていたけど、まだ売れていなくて、服も買えなかったんだよね」

篠原「はい……本当に、あの頃はゆまさんに助けてもらいました。家賃の払い方も知らなかった私に、一般常識を教えてくれて(笑)」

ゆま「アパートを借りたら家賃を払う、ということも知らなかったんだもんね。そうだ、思い出した! すぐに家の鍵をなくしちゃうからといって、合鍵をたくさん作って、会う人、会う人に渡していたよね?」

篠原「はい。田舎から出てきたばかりで、知り合いもあまりいなかったので。とりあえず、誰かに鍵を渡しておけば、なくしたときも大丈夫だと……」

ゆま「それ、ほんと、危険だからね。たまたま、さみぃーの周りにいたのが、いい人だっただけで。東京は怖いんだから」

篠原「すみません(笑)」

ゆま「それで、そんな危なっかしい、さみぃーが起こしたのが“渋谷パジャマ事件”。私の家でごはんを食べることになって、さみぃーはバスに乗ったんだよね。パジャマのまま(笑)」

篠原「当時はほんと服がなくて。かわいいパジャマだったから、セーフかなって」

ゆま「全然セーフじゃない。しかも、さみぃーはバスの中でウトウト寝てしまって……気づいたら、終点の渋谷に着いていたんだよね」

篠原「あれはヤバかったです。渋谷のバスターミナルって、めちゃくちゃ人が多くて……でも、終点だから降りなきゃいけない。生きた心地がしなかったです」

ゆま「端から見たら、めちゃくちゃヤバい女だよ。危ないクスリでもやっているんじゃないかと疑われても、不思議じゃないぐらい。私も、さみぃーから“パジャマで渋谷にいます。どうしよう”って電話を受けたときは、真っ青になったよ」

篠原「すみません。ゆまさんに“私がお金を払うから、すぐにタクシーに乗って”と言ってもらえたときは、本当に一生、この人についていこうと決めました」

ゆま「アハハ。まあ、あの頃のさみぃーを知っている私からすれば、プロ雀士として、ちゃんとやっていることが信じられないよ。まともに成長してくれて、本当によかった」

篠原「ありがとうございます!」

ゆま「じゃあ、アッチのほうは、どうなの?」

篠原「アッチ?」

ゆま「オトコ。さみぃーといえば、当時から男の人がすごく苦手だったじゃん」

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