■2度のパワハラ騒動、高嶋政宏のセクハラVTR問題も!

 驚異的な低視聴率に加え、『ポップUP!』は複数の問題が山積みになっていた。

「パワハラ騒動が2度も報じられて、2度チーフプロデューサーが代わっています。木曜パーソナリティの高嶋政宏さん(56)が、他の仕事を優先してスタジオに全然来ない、収録VTRではセクハラ三昧、ということもありましたよね。

 加えて、同番組はスタッフの労働環境が劣悪だった。前番組の『バイキングMORE』は、制作スタッフは曜日制だったんです。だから担当の曜日が終われば、ゆっくり休んでから、また翌週の放送に備えることができた。

 しかし、『ポップUP!』ではコーナー制になったんです。だから、放送が終わっても、また翌日の準備にかからないといけない。それでもスタッフの数が多ければ分担して休めたのでしょうが、『バイキング』のときからスタッフの総数がかなり減っていたため、結局は休みナシ。

 放送の準備は毎日深夜までとなり、タクシー代も出ないから帰れない。毎日ほぼ徹夜で仕事をしている――という人もいたそうです。ドクターストップになったディレクターもいたといい、毎週のように制作会社のスタッフが番組を離れて行っていたそうですよ」(前出の制作会社関係者)

 終わるべくして終わる『ポップUP!』なのだが、番組が開始して5か月も経たないうちの打ち切り決定はあまりにも早い。8月26日の『スポニチアネックス』では、出演者も番組終了を把握していなかったことが報じられているが、

「フジ局内では、“MCの山崎夕貴アナ(35)の価値を殺した!”という声が上がっていますね。山崎アナは長く『とくダネ!』でキャリアを積み、アナウンサーとしての実力は折り紙つき。バラエティ特性も高く、『ワイドナショー』ではダウンタウン松本人志さん(58)からの評価も高いですよね。

 昨春で『とくダネ!』が終了し、ちょうど空いていた山崎アナがMCを務めることになったのですが、このあまりに早い終了は、彼女のキャリアにも傷をつけるものになるのかもしれません。もちろん、もう一人のMC、番組を通して会社や後輩に恩返しがしたい、と語っていた佐野瑞樹アナ(50)も不憫ですね。恩返しなどする間もなく終わってしまうわけですから」(前同)

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