高級クラブのホステス女性への性加害を報じられた俳優・香川照之（５６）の騒動は、香川がＣＭに出演した多くの企業にも影響を及ぼしている。
「香川さんは２０１９年７月、銀座のクラブでホステスの胸部を触る、キスをするなどの性加害を行なったことで被害女性はＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）を患ってしまった、と８月２４日配信の『デイリー新潮』が報道。その後、続報も相次いだあげく、９月１日発売の『週刊新潮』に、香川が猟奇的なまでの笑みを浮かべて、事件のあったクラブのママの髪をわしづかみにしている写真が掲載されました。
これが決定的だったのか、その直後から続々と香川をＣＭで起用していた企業が打ち切りを発表。有名企業７社とＣＭ契約していた香川さんは、“多く見積もれば違約金は数億円に上る可能性がある”と９月２日に『スポニチアネックス』で報じられていました」（夕刊紙デスク）
■ビールＣＭは案の定起用中止に
２日時点でトヨタ、アリナミン製薬、東洋水産、セゾン自動車火災保険の４社が放送の見合わせや契約満了を発表しており、「一番最悪の取り合わせ」となるＣＭからの降板も発表された。
「サントリーの『パーフェクトビール』です。“お酒のＣＭ”にこんな報道があった人を出せるわけないですよね……。先述の『スポニチ』によれば“お酒が関わる騒動だけに、サントリー社内でも起用すべきではないという厳しい声があがっていた”とのことで、１０月以降にオンエア予定だったＣＭに香川さんを起用するのをやめた、と発表しました」（前同）
サントリーにとって、自社のイメージダウンにもつながる最悪な事態となったが、別な方向で取り返しが効きそうだという。
