NHK大河『鎌倉殿の13人』菅田将暉「歴史的大チョンボ写真」騒動無縁の「完璧な義経」評価!「問題なのは大泉洋」明言の脚本・三谷幸喜が失望した理由の画像
菅田将暉、大泉洋

 9月11日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)に、俳優の菅田将暉(29)が出演。役者としてのこれまでを語ったほか、今年のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』で大いに注目を集めた源義経役についても、映像入りでフィーチャーされた。

『初耳学』では、『鎌倉殿』第9話での源頼朝大泉洋)と、一度も会ったことのない弟の義経(菅田将暉)との初対面シーンが紹介。

 菅田が「兄上ー!」と呼びかけ、感動的な出会いをアピールするが、大泉側は怪訝な表情。失礼だが証拠は……と問われた菅田が「顔! 顔! 顔そっくりぃ!」と自身の顔を指すと、大泉と小栗が「……似てるか?」と顔を見合わせるという場面だった。

 この義経の無邪気な演技について「ギャグじゃなく本気で言えるパーソナリティというか。そこ勝負ではありましたね」と、菅田は振り返っていた。脚本の三谷幸喜(61)から、どう演じてほしい、という指示はなかったのか、というMC林修(57)の質問に対して、菅田は「三谷さんからの指示はなかったです。脚本以外に」としただけでなく、

「決まってからお会いしたこともなくて。お話もしてないので、演じてるときも、どう思ってるか分かってない」

 と驚きの告白をしたのだ。

■菅田の義経を「120%」と絶賛

「菅田さんの『鎌倉殿』での義経といえば、従来の義経像とは大きく異なる、無邪気ながらも超エキセントリックなキャラクターでした。木曽義仲(青木崇高)を討ち、最後には壇ノ浦で平家を滅ぼすという快挙を成し遂げたものの、源氏の頭領となった頼朝と意に反して関係がこじれ、最終的には討たれるという悲劇的な最期となりましたが、死の間際まで楽しそうに戦を眺めるなど、圧巻の演技でした。

 菅田さんの義経といえば、NHKの公式HPの『壇ノ浦の戦い』についての小栗さんのインタビュー特集の写真に、義経と小栗さん演じる義時が海岸で言葉を交わすバックの海に、あろうことか自衛隊の艦船が映り込み、しばらく公式サイトに掲載されているという大チョンボも話題になりました。

※現在は艦船は消去修正済み

 ただ、そんな騒ぎも汚点になるようなことはなく、圧巻の名演技となりましたね」(専門誌記者)

『初耳学』では、三谷がVTRで登場。菅田について、実は過去に1度だけ「日本アカデミー賞の時にトイレで偶然会った」と明かし、それを菅田が忘れていたため、評価について「点数はマイナス」とジョークで前置きしつつも、義経役について、こう絶賛した。

「完璧ですね。素晴らしかったです。僕が『こうあって欲しな、こういうふうに演じて欲しいな』っていう思いで書いた台本を、100%、もしくは120%で演じてくださった」

「(義経と頼朝との再会のシーンは)あそここそ、僕がこうしてほしかった“さじ加減”というか、シリアスというかコメディーの両立。どっちかに針が振ってしまうと違うんだけど、微妙なところを彼はちゃんと嗅ぎ取って演じてくださった」

 とベタ褒めだった。

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