■ヘイセイ中島の主演ドラマは「驚異的低視聴率」&まさかの“No.1酷評”『ちむどんどん』のスタッフが制作

 前出の制作会社関係者は話す。

「9月22日に最終回を迎えた『純愛ディソナンス』ですが、厳しい評価の声が多く上がっていましたね。視聴者からは“このドラマは何を伝えたいんだ”などと、内容が渋滞している、といった指摘があります。制作サイドが伝えたいことを十分には伝えられなかったんでしょうね。

『純愛ディソナンス』は7月14日のスタートから、世帯視聴率は1度も5%を超えることはない超低空飛行がずっと続き、9月15日放送の第10話は、世帯視聴率が3.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ/以下同)、コア層と呼ばれる13歳から49歳までの視聴者のコア視聴率は1.5%。これは、同週、深夜帯以外で放送されている全局のドラマで最低の数字でしたね……」

 9月15日に発表されたクランクアップ時のコメントでは、中島は「ごめんなさい、こんな主役で!(笑)。頼りなかったと思うのですが、共演者の方々をはじめ現場の皆さんのおかげで完走できました」と語っていた。

「撮影現場での振る舞いのことかもしれませんが、座長として視聴率が全く取れなかったことへの謝罪とも取れる発言ですよね。もちろん、中島さんだけが原因ではありませんが、主演作品がここまで爆死した彼が、『大奥』でも重要な役を演じることに“不安はない”と言えば、それは嘘でしょう」(前同)

 さらに、もっとヤバい“ビンボー神”の影も……。黒島結菜(25)がヒロインを務め、9月30日にようやく最終回を迎える、NHK朝ドラ史上ワーストレベルで炎上、酷評されている『ちむどんどん』も『大奥』に絡んできそうだというのだ。

「今回、『大奥』で制作統括を務める藤並英樹氏は『ちむどんどん』で、小林大児氏と共に制作統括の1人として名を連ねている人物です。小林氏が表に出て取材対応をすることが多かったのですが、藤並氏も制作統括という『ちむどんどん』制作の責任者。さらに『大奥』には、『ちむどんどん』と共通するプロデューサー、松田恭典氏がスタッフとして加わることも発表されています。

『ちむどんどん』は、荒唐無稽なストーリー展開、共感できない主要キャラクター、ずさんな時代考証などなどで制作陣の怠慢も猛批判されていただけに、彼らが重要な制作スタッフとして名を連ねる『大奥』にも、一抹の不安が残りますよね……」(前同)

 今回、『大奥』の脚本を担当するのは綾瀬はるか(37)主演の『義母と娘のブルース』(TBS系)や、(36)主演のNHK連続テレビ小説ごちそうさん』といった名作を担当した大物脚本家の森下佳子氏。森下氏の脚本の力、そして山本耕史ほか一流役者陣の圧倒的演技力で、不安要素をはねのけられるか――。

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