セ・リーグV2!ヤクルト村上宗隆が十冠王へ!王貞治、長嶋茂雄、イチロー…「不滅の大記録」誕生!当事者が明かす驚愕舞台裏20の画像
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 9月25日の対DeNA戦、劇的な9回ウラのルーキー丸山和郁のサヨナラで1−0で勝利。本拠地で2年連続となる9回目のセ・リーグ優勝を果たしたヤクルトスワローズ。その優勝の原動力となり、18年ぶりの三冠王”に王手をかけた燕の若武者。ファンのド肝を抜いた前人未到の偉業の数々を振り返る!!

 史上最年少の三冠王どころか、“十冠王”まで射程に捉えていたヤクルト・村上宗隆(22)。

「首位打者、本塁打王、打点王の“三冠”に加え、塁打、得点、被四球、出塁率、長打率、得点圏打率でも他を圧倒していた。安打数もトップタイになるなど、盗塁を除くタイトル独占も濃厚でした。“十冠”となれば、1973年の王貞治以来、2人目の快挙です」(スポーツ紙デスク)

 くだんの王貞治氏も「自分の間合いで打てている」として、こう太鼓判を押している。

「最近は150キロが当たり前になり、小さな変化球も多投される。懐に入られたくない打者は、前でさばこうと手首を返してしまうから、必然的にボールの見極めも早くなる傾向にある。その点、構えのどっしりしている村上は、球との距離も十分に取れていて、理想形に近い。結果は自ずとついてくるはずだよ」

 その言葉通り、史上6人目、最年少での50号到達を達成。9月25日現在、本塁打数は王氏の持つ55本塁打に並んでいる。

■ホームラン60本超えなるか

「現状の量産ペースなら、2013年のバレンティンの日本記録、60本も超えそうです。7月31日の敵地・阪神戦から、8月2日の中日戦にかけての5打席連続弾は史上初の快挙でしたし、同26日のDeNA戦で到達した通算150号は、かの清原和博を超えて最年少。その他、今季すでに4本の彼には、1950年の西沢道夫のシーズン満塁本塁打5本超えも期待できます」(前出のデスク)

 そんな村上の神がかり的快進撃にあやかって、今回は球史を彩る偉大な記録の数々をプレイバック。彼も、いずれ名を刻む“不滅の大記録”の知られざる裏側に迫ってみたい(文中=一部敬称略)。

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